リフティング王 土屋 健二 (サッカー リフティングとドリブル&フリースタイル)


リフティングってなんでするの? (その他、サッカーの上手
いって?)

リフティングってなんでするのか?  ・・・出来ても意味がない!?

柔らかいリフティングを身につけると・・・

息子が6年生だったころ・・・あるゲームに出た時に
サイドから来たサッカーボールを足元で受けた止めた。
までは、良かったのですが・・・。

相手ディフェンダーに周りを囲まれてしまいました。
身動きがとれないまま数秒・・・。

そのまま、ボールを取らるかと思った瞬間。


息子は足の裏をボールにのせて、
スーと手前に引いて
足の甲にボールをのせて
すくあげるようにボールを蹴っちいました。

ボールの行き先は緩やかな弧を描きながら
10メートル先の仲間の足元へ。
目の前の相手のディフェンダーもあっけにとられて
ポカンとしてました。

そのわずかな時間をカウントすれば
一秒足らず・・・。



試合で使えるリフティングはほとんど場合
このように、ワンタッチでボールを処理するという場合のみに使われます。

この現実を見てほとんどの人は
「リフティング? そんなのは必要ない」
言い切ってしまいます。

本当にそうでしょうか?

クロスのボールを足元で受け止める。
ボールを味方に蹴る。場合などでは・・・

より正確に・・・そして、冷静にワンタッチプレーをするには
雑な蹴り方ではうまくいくわけはありません。

正しいフォームとそれを身につける日ごろの練習が
欠かすことが出来ないのは、ご理解頂けると思います。

ボールを自在に操るためには、やはり
私たちは、リフティングは必要だと考えています。

それに、試合前に「トントン、トン」リフティングでウォーミングアップ
をしている姿は「カッコイイ」ですよね。

結論は・・・。

柔らかいリフティングを身につけると・・・
ワンタッチプレーが上手になる。と言うことです。 

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理由 その1
〜狭いスペースでの正確な
ボールタッチを身につける〜


これからのサッカーますます
リフティングでの技術向上が必要になるでしょう。

 その一つの理由は・・・

 これからのサッカーでは相手ディフェンダーは
ボール保持者にますます近づいてきます。


人が近づいてくるということは、
普段の生活でもそうですが・・・
威圧を感じてちょっとドキドキして正常心を失います。

 そして、その狭いエリア、スペースまたは状況のなかで
時には密着した状態で
正確なボールタッチをしなけれぱならないのです。

その上。ボールは丸いのでとても
繊細なコントロールを必要とします。



 それはカテゴリーが上がれば上がるほど、
ディフェンダーも上手な人が上がってくるので
マークがきつくなる一方です。

ですから・・・
正確なボールタッチでボールをコントロールすることが
要求されてきます。


 日ごろから何らかの方法で、この状況の中で
正確なボールコントロールが
出来るように備えなければなりません。


 このことを一つ考えてみただけでも、
リフティングで身につけるボールコントロールの大切さを
理解して頂けると思います。

 





  理由 その2
  〜リフティングでの効果として・・・〜


@トラップ技術が良くなり、ワンタッチでボールを
コントロール出来るようになります。


A味方から来るバスも常に足元にくるとは限りません。
 右や左にずれたり、高かったり低かったり、
早かったり遅かったりとばらつきがあります。
 それに対応した技術を身に付けることが出来ます。


 Bチームによっては、ワンタッチのプレーで細かいパスを
つなぐことを基本としているところもあります。
そのような場合でも、一瞬の判断で
または感覚的にもらったボールを
コントロールする技術も身に付きます。


                   

 理由 その3
  〜具体的には?〜
 実はリフティングを練習する目的は・・・
 
ゲームの中では飛んできたボールを受け止めること
  やボールを蹴りあげるためだけに使うのがほとんどです。

    一回のタッチのためにだけに
日々のリフティング練習が重要になります。。


 そうです、リフティングは・・・
  ワンタッチで好きなところにボールコントロールを
    出来るようになるためにしているのです。

それをワンタッチプレーと言います。

       飛んできたボールを・・・
          転がってきたボールを・・・
            ワンタッチで自在に操るのは・・・

    サッカー選手の究極の夢ですよね。

 

      ↓をクリック
リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

  サッカーレッスンビデオに返る リフティング




リフティングってなんでするのか? ドリブルのため!?

  理由 その4

 そして、もう一つ・・・
   リフティングが上手になると「ドリブル」も
     上手になることをご存じでしたでしようか?
                
                   
   
     「嘘だ〜」って顔が見えますよ。

 もちろん、ロボットリフティング(棒リフティング)では
   何千回出来てもドリブルにはいつまでたっても
     良い影響は与えませんので・・・ご注意くださいね。


  では・・・ドリブルに効果をおよぼすには
    どうすればいいのか・・・。
 あるりフティングを身に付けなければなりません。


    最初はリフティングは回数は大切ですが・・・
     次に「質」が要求されてくるのですが・・・
      
        残念ながらリフティングの「質」が
          よく理解されていないように思います。
 
      ズバリ一言で言うならば
         ・・・質とは・・・
            「足と体の柔らかさです」
 
   柔らかさ? と思った人のためにちょっとご説明
         させて頂きます
 
   まず、この動画を見てください。


             

   「上手な・・・」と思われた方もいるでしょうけど…
  足と体の柔らかさという視点からみると、「とても硬そう」と
  いうイメージをもちませんか?

   次に、この映像はどうでしょうか?


             

   上の映像から見比べると・・・「グネグネ」して柔らかいと
  いう印象をもたれでしょう。
   この映像の印象の違いが先ほど「質」と表現した
  「足と体の柔らかさ」の違いです。

   ちなみに、この二つの映像は同一人物で
  「世界のリフティング王土屋健二」です。 
   
    上記の映像は、まだウェーブリフティング(柔らかい
  リフティング)を開発する前の映像でとても貴重な映像です。

   下記の映像は、ウェーブリフティングを自らが完成と感じた時に
  撮影した時に撮影した映像です。
    
 今では、もっと柔らかいウエーブリフティングを身につけています。

   

    足と体か柔らかくなると・・・
      ボールは足に吸い付くようになり弾まないのです。。 
        ですから、飛んできたボールのトラップなどにも
           効果テキメンですね。。
    
    良いリフティングと悪いリフティングの違いを
      理解して頂けたでしょうか?
 
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  さて、
    リフティングとドリブルというのは違うようですが・・・
     このような表現をすると 「ピン」ときた方は素質があります。
 
      「ドリブルは水平方向のリフティング」

         この続きは「次」で・・・
↓をクリック
リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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「ドリブルは水平方向のリフティング」 土屋健二の明言
  理由 その5       

「ドリブルは水平方向のリフティング」

この言葉にピン来ますか?
ボールを上下に蹴るのがリフティング・・・
それを、90度前に曲げて、
ボールを地面に転がすように蹴るとドリブルになります。


リフティング はドリブルになるのです。

それが以下の証明映像です。




まるで、リフティングをしているかのように
   ドリブルをしているようにみえませんか?


と言う事は・・・上手にリフティングが出来ると
自然とドリブルも上手になっているということになります。

じゃ・・・上手なリフティングって・・・どんなのでしょうか?

足が棒みたいなリフティング・・・別名ロボットリフティングで
リフティングをしたらどうでしょうか?



体全体がカクカクした動きになるので
蹴るたびにボールは足から離れて
しまいますよね。

しかし、しなやかに動く(曲がる)
足でリフティングをしたら・・・
体全体がロープを手にもって揺らしたように
しなやかに揺れますよね。



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そのような状態の足で、リフティングをしたら
ボールは足に吸い付くように見えます。
その状態で、地面にボールを転がして
リフティングをするかのようにドリブルをすると

あら不思議・・・ボールが思いまま蹴る蹴る事が
出来るようなります。

だから、リフティングは大切なのです。
だから・・・

「ドリブルは水平方向のリフティング」なのです。




さてさて、問題は・・・
そもそも、リフティングが出来ない。
 と、お持っている人も多いはず・・・。

 そこで、次は「リフティングのレッスンDVDの紹介です」



 リフティングビデオのご紹介 

スーパージンガ リフティングの正しい蹴り方知っていますか?

                   

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リフティングが上手になるビデオ 〔超初級〜〕
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内容・・・ 
リフティング超初心者から何千回も出来る
上級者まで20人以上の映像をレベル別に
並べております。

これで、上手なリフティングがどうゆうもか
理解することが出来、見比べることでご自身
のリフティングが今どのレベルなのか一目で
わかるように編集されています。
              
そして、その後はのリフティングのポイント
や注意点を10コ以上紹介しています。
               

 
        

2003年に行われたナイキ・フリースタイル・
クラッシュにてwebチャンピオンに輝いた矢島
基春(moちゃん14才)が指導しています。
            
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時間は約36分です。  価格に送料み。
                     
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リフティングも正しい知識を持つことが大切。
 先日、あるお母さんから電話を頂きました。

「三年生のうちのリフティング100回出来ないと
4年生になったら・・・試合に出させません」
 
 と、サッカーチームの監督に言われたそうです。

  私はそれを聞いて・・・全身から力が抜けて
もの凄く愕然としてしまいました。

 そして、そのお母さんに・・・
「監督さんやコーチから何か指導して頂いてるの
ですか?」 と尋ねましたが・・・

指導しているようすは無いようです。
 「自分で出来るようになれ」というのが基本の
スタイルのようです。

 あなたの子供さんがこのチームにいたら
どのような思いを持つでしょうか?
           
 電話を切り10分ほどして、気を取り戻して
考えたことは・・・。
 
この監督さんはリフティングが大切なのは
理解しているようですが・・・
 もしかしたら、「リフティングを教えられない。」
もっと言わせてもらえば、「出来ないのでは?」
と勘ぐってしまった。

 実際、このようなホームページを立ち上げて
いると、色々と見聞きすることもあり。
 監督さんコーチであっても、リフティングに
関しては正しい知識を持ち合わせていいない方が
多いいようです。
 


 リフティングを自己流で習得しょうとすると、
ほとんどの人がロボット(別名 棒)リフティング
になってしまいます。


 基本を知らない人に、ロボットリフティングで
100回蹴って見せると「上手だね」ということになり
それが正しいリフティングだと思い込んでしまいます。
 (サッカーを何十年もしている監督コーチでも同じ
認識の方は沢山います)


 「正しいリフティング」を身に付けるとドリブルや
トラップ、フェイントにも大きな良い影響を与えます。
 リフティングはそれくらい大切なツールなのです。


  このリフティングは・・・どうでしょうか?
誰が見ても「柔らかそうだ」と思うと思います。

 柔らかいというのがリフティングとって「キーワード
であり、私たちが伝えたいリフティングであります。」

 正しいリフティングを身に付けると。。。
ドリブルやトラップなどなどにも上手になるので
がんばりましょう。


 そのために・・・
下記に紹介している「リフティングビデオ」は
私たちおおすめです。
 
 (自主制作ビデオですが、すでに3800人
以上の方にご購入頂いています。)
                   

 最初のお母さんも息子さんのために・・・
Gビデオ(リフティング)のレッスンビデオを買って
正しいリフティングの知識知っ奮闘中です。


   
  ↓まずは、正しい知識を見てみましょう。 
リフティングのポイントを教えます。 
       (サッカーリフティングの図鑑) 



土屋 健二のポイント  リフティングのフォームは多くを表す
リフティングのフォームは多くを表す ― 2013/11/19



  リフティングのフォームを見れば、試合中のプレーの多くが予測出来てしまう。 

●リフティング中、猫背になっていれば、ドリブルやパスの時も
猫背になり、周りがあまり見えない。 


●リフティング中、蹴り足の膝が伸びていれば、
試合中ボールを蹴る時、そのテイクバックでボールの軌道が
読まれてしまうため、パス、ドリブルが簡単に奪われてしまう。 


●リフティング中、立ち足の膝が伸びていれば、
試合中重心が高く当たりに弱い。
さらに、ドリブルやトラップの時、ボールを大きく弾き易い。 


●リフティング中、ガニ股なら、1対1の時、
インサイドでボールを斜め内側に押し出してしまい、
簡単に相手に奪われてしまう。 


●リフティング中、蹴り足の足首を固めていれば、
試合中のシュートには良いかも知れないが、
ドリブルする際、ボールが大きくなってしまう。 

●リフティング中、ボールに集中していれば、
試合中周りが見えず、すぐに囲まれてしまう。 

…等々 

このように、リフティングのフォームが正しくないと、
試合中様々な弊害が無意識に起こってしまう。 

 逆に言えば… 

正しいリフティングに変えれば、上記の弊害が自然に直るかと思う。 


…リフティングは、回数出来れば良いというものではない!
  

リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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土屋健二のポイント  プレーを見たらリフティングのフォームは予測出来る

プレーを見たらリフティングのフォームは予測出来る ― 2013/11/22



前回の文章で、リフティングを見たら、試合中のプレーが予想出来ると言った。 
 今回は、逆に試合中のプレーを見れば、リフティングのフォームが予想出来る。 

 今まで数多くの子供たちを見て来て、そう思う。 



また、この三十年余り、ヨーロッパ諸国のサッカーを見て来て、
技術的な進歩があまり感じられない。(体力や戦術の進歩は認めるが…) 

相変わらず、トラップは跳ねるしドリブルも大きい。…特に、ディフェンスの選手に! 
 私の見る限り、ヨーロッパの代表や強豪クラブチームの中にも
、リフティングが十回も出来ない程の選手もいるかと思う。 


 明らかにこれは、リフティングが、ヨーロッパ諸国において重要視されておらず
、ウォーミングアップの一つとしか思われていないのだろう。 

もっともっとリフティングを練習すれば、もっともっと上手くなれると思うのに、残念だ。 


そこで、日本には、リフティングをしないで技術的進歩が
今後も見込めないヨーロッパ諸国の真似をしてほしくない。 


 日本には、この隙に、正しいリフティングを皆で実施し、
少しでも世界の頂点に近づいてもらいたい!

  リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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 ワンタッチプレーは、リフティングの究極のプレー。
 ワンタッチプレーは、リフティングの究極の
プレー。
 試合中、ワンタッチで、ボールを、パスしたり、
シュートするためには、実に、複雑で、高度の
リフティングの技術が、必要である。

 私が思うに、ワンタッチプレーは、一回、
一回を、高く蹴り上げるリフティングそのものである。
 
 しかも、試合でのワンタッチプレーは、受けて
の気持ちを考慮し、様々な種類、質のパスや
シュートを、勢いよく向かってくるボールとの一
瞬の接触によって、蹴り分けなければならない。

 しかも、敵の激しいプレッシャーの中では、
その難度は、相当なものである。

 このように、簡単そうに見えるプレー程、実は
難しいのである。

  リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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私は彼らを早く大人のプレーヤーにし過ぎてしまったのです。
 
 競技種目違いますが、日本頂点に子供た
ちを立たせたある指導者が・・・その後のご
自身の経験から感じ取ったスピードとパワ
ーへの疑問を投げかけています。
  

 ケンさんのウェーブリフティングとスーパー
ジンガではるか地球の向こう側サッカーの
本場で勝負しているお子さんがいると言うこ
とはとても素晴らしく、また多くの子どもたち
にとって励みになることだと思います。

 実は私自身は今からだいぶん昔の若いこ
ろに恩師に命じられ、中堅チームであった
母校のラグビー部のコーチとなり4年間ほど
で強豪チームを育てる目標を立てました。

 当時自分は若くコーチングの経験がない
ために、協会の主催する勉強会や認定試
験それにイギリスやフランスの指導書を入
手したりして必死に勉強したものでした。
 そして自分が採った方法はまず徹底的に
走る練習をさせ、その上に技術と戦術を積
み上げることでした。
 限られた時間の中で結果を出すために、
いわゆるスピードとパワーを前面に押し出
して相手の弱点を徹底的に突く狡猾で早熟
な、いわゆる勝つラグビーです。

 結果、ラグビーブームで競技人口が多く
競争の激しかった時代に4年間でコンスタ
ントに国内大会において好成績を収め、最
後の年には国内で首位を争うまでになりま
した。
 それはそれは過酷な練習を課したのです
が、子どもやご父兄・恩師にはとても感謝さ
れたものです。

 その後たまたま仕事でヨーロッパに住む
機会に恵まれ、現地のクラブチームでのび
のびとした子どもたちの練習に触れ、1年
余りを経て日本に帰国し、ふたたび母校を
訪れました。
 自分が育てた子どもたちは大きくなり、さ
ぞや活躍していることと楽しみにしていた
のですが年を重ねるごとに私の指導が彼ら
の伸びしろを奪っていたことを思い知らされ
ました。
 私は彼らを早く大人のプレーヤーにし過
ぎてしまったのです。

 その後私は仕事に没頭し、ふたたび子ど
もたちを指導することはなくなりましたが、
今で心底心残りなのは子どもたちの目先の
勝利にこだわったあまりに、長期的な視野
をもたずに、成長の芽を摘んでしまったこと
です。
 おいしい果物を実らせてあげるのに、土
壌や根っこを十分に養生せずに、枝葉や実
ばかりに目が行ってしまったのです。

 ですから、私自身サッカーのことはわから
ないのですが、サッカーが大好きな息子や
次男、そしてそのお友達たちには小学生の
うちは極力サッカーそのものを楽しむ、サッ
カーを心から愛せるようになることが何より
と思い、そのことが第一になるような接し方
を心がけています。

 どの競技においてもある程度大人になる
時期には、骨身を削るようなハードワーク
は競争に勝つ上で必須となりますがそのと
きに心からサッカーを愛し続けられるような
感性と神経と基本技術を持ち合せているこ
とがあらゆる苦難を乗り越える上で大きな
糧となることと思います。
 そのような意味において、この時期にジン
ガ〜ウェーブリフティングに出会いそのビデ
オを子どもに与えてあげることができること
は、親として何よりだと思います。

 息子はこのビデオを見るようになってから
は、すぐには出来ないことでも実に楽しそう
にじっくりと気長に取り組んでいるように思
えます。

 親として、自らの力で課題を克服し始めて
いるわが子を気長に見守ってあげようと
思っています。
そ れが指導者であった私の教え子たち対
する一つのお詫びでもあるのです。

 どうかこの体験を多くの親御さんや指導
者の方に教えてあげてください。
             朝寝坊君の父親より

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サッカーテクニックについて
  東京のUさんから頂いたメールの一部

  こんばんわ。東京都の公式戦参加チーム
は620チーム(確かそのくらいだったと思いま
す)で、現在小6のプレーヤーは延べ3万人
程度だそうです。
 その中でも、個人の技術の育成に力を入れ
ているチームは、片手で数えられる程度だと
思います。
 都大会の上位に上がってくるチームでも、
勝つために、組織プレーに終始するチーム
が多いような感じです。
 又、どのチームも練習場所を確保すること
が大変で、練習試合やカップ戦を組んで、実
践練習を主体に活動しているようです。
 強豪でないチームはパパさんコーチが指導
にあたっていたり、資格のあるコーチがいて
も、数が少なかったりで、きめ細かな指導が
できているかどうかは疑問です。
 ただ、個人的には、雑誌や指導書等の情報
がたくさんあるので(ネット掲示板もかな・・・)、
それなりに関心は高いと思います。
 ですから、うちの息子のように、チームの練
習日程のない曜日に、F東、ヴェルディー、
クーバーコーチング等のスキルアップのため
のスクールに通って、個人的に技術の向上
を図る人がたくさんいます。
 ちなみに、息子はとある超有名なサッカー
スクール(サッカーをしている人ならば、知ら
ない人はいないと思います。)に通っています
が、そこのコーチもmoちゃんビデオを見てい
るそうです。


 息子のチームはNPO法人で、学校のグラン
ド等を優先的に確保できることと、十名程度
いるコーチのほとんどが資格をもっています。
 特に現在6年生担当のコーチの指導が素
晴らしく、現在所属している19名の親たち全
員が、その指導力の高さにほれ込んで、あ
ちこちから集まってきました。
 基本的に「ボールをもって前を向いたら勝
負」「積極的にプレーした結果の失敗は黙認」
 「試合のハーフタイム、終了後には自分が
あれこれ言う前に、子供たちだけで話をさせ、
それをじっと聞いてアドバイスをする」
 そして、何よりも「個々の選手のプレーを
実に細やかに観察している」のです。
 例えば「左足がだいぶ上手に使えるように
なってきたけど、ドリブルするときのタッチを
もう少しやわらかくするように」と言った感じ
の指導をするのです。
 このぐらいのレベルで個人の育成をしてい
るチームは、今度お世話になる練馬FCとう
ちの2チームしか知りません。
 

 ところで、スピードサッカーの限界につい
てですが・・・・。
 実は、僕は高校卒業まで静岡県の三島
市という所に住んでいましたので、一応は
「サッカー王国」の住人でした。
 一応と言うのは東京へ出てきて2〜3年後
までそのことを知らなかったので・・・。
 僕は、中学からサッカーをはじめ、初め
て「こいつは巧い」と感じた同級生のエース
ストライカーが、どちらかというと肥満に近
いポッチャリ体型で、スピードも無く、持久
力も無い選手だったのですが、まさに「ボール
と足がゴムひもで結ばれているのでは?」と
思えるようなコントロールで、取られないしス
イスイ敵をかわしていくし、凄かったのです。
 だから「足が速い」事も大切な要素のひと
つだとは思いますが、決してそれがすべて
を凌駕するとは思っていないのです。

 現実に、最近ではワールドカップヨーロッ
パ予選で崖っぷち状態のフランスを、体力・
スピードの落ちたジダンが救ったり、トヨタカ
ップの時シドニーのヨーク、カズが見せてく
れた活躍が、そのことを証明しているよう
に感じます。
 息子も「マックス」状態のドリブルは、どこで
も凄いと言われますが、試合ではめったに
使いません。早くなくても「抜ける」事を知っ
ているので。

 なので、「たまには高速ドリブル見せてよ」と
時々せがむのですが、「今度ね」とあしらわれ
ています。
 ちなみに、今日も朝から4回ほどビデオを
見て、その都度「さっかーしてき〜す」と言っ
て出てゆきます。色々チェックしているようです。 
本当にありがとうございます。それではまた。


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私が思う、うまいサッカー少年のイメージ
私が思う、うまいサッカー少年のイメージ

  第34回全日本少年サッカー大会の都道
府県予選が行なわれている事でしょう。 
地区トレセンコーチは、予選の戦いを見なが
ら「選手の発掘」をしている地域もあることで
しょう。 
  
  (ケース1 )
 私が、「この子は伸びそうだなあ、この子
はウマいなあ」というイメージがあります。 

 例えば、左ハーフのポジションの子を見て
いるとします。 その子が、仲間が敵から奪っ
たボールを要求しました。
 パスが来ます。
  相手ゴールに向かって走りながらボール
を受けようとしています。
 パスは足もとに要求しました。
  このような時に、ボールから目を離して、
相手の位置や様子を見る事ができる子。 
 まず、このような子に目が行きます。
  ボールコントロールに自信がないとできな
い動きです。
 また、判断するためには前方の様子を見
る事が大切という意識が習慣として身につい
ています。 何気なく前方を見るしぐさひとつ
に、それが、習慣化しているものかどうかを
見分けることは、このメルマガの読者にもで
きると思います。 
 こんな子は、「伸びそうだなあ」と思いま
す。 



   (ケース2)
 そして、次の場面。 

 ボールのタッチの仕方を見ます。 
 相手の逆を取るように、フェイントを入れな
がら、ワンタッチで思った所へボールをコント
ロールする。 ファーストタッチですね。 
 このタッチで注目するのは、タッチの柔ら
かさとともに、自分とボールの関係だけでな
く、相手やスペースを意識して、ファーストタ
ッチで自分の有利なコントロールが出来ると
いう事です。   ウマいなあと思うのは、相
手の逆を取る場面ですが、さらにウマいと思
うシーンを見る事があります。 
 それは、ボールを受ける前から持っていた
イメージ通りに行かないと思った瞬間に、判
断を変える事です。 
 ああ、この子は縦にドリブルをしようとして
いるなあ。でも、相手のセンターバックがカ
バーに入ってきている様子が見えていれ
ば、中央のスペースに入っていくとシュートチ
ャンスが生まれそうだなあ。 
 こんな状況です。
  判断を変えられない選手は、縦に突破を
図って、囲まれてしまうかも知れません。 
 でも、縦もある、中もある、ドリブルもある、
パスもあるという選択肢を持ちながら細かく
判断を変える、それも瞬時に変える事ので
きる子を見かけると、「ウマい」と思ってしま
います。 

 何がウマいのかというと、サッカーがウマ
いのです。

  ドリブルやフリーキックだけが突出してい
る子もいる事でしょう。それは、長所として認
めます。 
 しかし、私が「ウマい」と感じるのは、サッカ
ーというゲームの流れでのプレーが身につ
いている子です。 小学5,6年生になるとこ
のようなプレーが習慣化して無意識に出来
る子が出てきます。3、4年生でも見られま
すよね。 ゲームという実戦の中で「ウマさ」を
発揮できる事。 単純で退屈なつまらない練
習でもコツコツと続けて来た子、そんな子の
中に「ウマさ」を見せる子が多いような気がし
ます。 

 あの子ウマいなあ! 意外にそんな子は、
人知れずコツコツと練習を積んでいたりしま
す。 明日から、レッツトライ!

      (2010/4/28 noboコーチより)

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ウェーブリフティングの考察 その1
 「リフティング&ジンガバイブル」の本と
「ジュニアサッカーを応援しょう」の雑誌
(どちらもカンゼン出版発行)を買って頂いた
ある武道を精通している方からケンの
ウェーブリフティングについて興味深い考察
をいただので掲載いたします。 
              管理人 かっちゃん
 
 
 この本と雑誌に着いているDVDで
土屋健二がしてるウェーブリフティングの動
きの違いのレポートと言う事ですが、あまり
文章でそういった事をした事が無いので、
うまく書けませんが・・・。
 
 私が学んで来た武道的な観点で申しますと、
まず体の各所の(力の)抜き所ですが、これ
は胸、股関節、膝、足首が同時に抜けてない
といけないのです。
 その時に生じた反作用と言いますか、
フォロースルーと言いますか、(鞭でしなっ
た時の最後の鞭の先のうねりみたいなも
の)を一点に一致させなければいけない訳
です。
 これにより各所の一つ一つの力を合わせ
大きな力を出す、と言う事なんです。
 しかも重力を利用して抜くので、筋肉に力
を込めずそれ程疲れないと言う事になります。

 偉そうに書いてしまいましたが、ケンさん
の「リフティング&ジンガ」の方は、下半身
の抜きは一致していますが、胸の抜きによ
って生じる波の足先までの伝わりが、やや
弱いという印象を受けました。
 それに比べ「ジュニアサッカーを応援しよう」
の方は、胸(みぞおちのやや上部分)が良く
波を打っており、つま先まで抜きの力が伝わ
っていて、全身の抜きの力がつま先で一致
しています。

 わかり易く言いますと、体全体でよりこん
にゃく状態になっていると言う事です。
 実は日本人にはこの胸の抜きが一番難し
い様なんです。
 日常生活において、胸抜きを意識する機
会が無い為です。
 (カポエラでは前と後ろで手を叩く動作が、
胸の抜きを無意識に会得させているのかも
しれませんね。)

 いずれのDVDにしてもケンさんのテクニッ
クはすばらしいものですし、この様なことが出
来る人が居たんだと本当に驚いております
 (この間のメールで二軸の事を書かれてま
したが、ジンガはまさに二軸ですね、あと足
裏の粘る感覚)。
 これから先の事を想像すると、一体どれ位
の高み(レベル)まで行っちゃうんだろうと本
当にわくわくします。

 その驚きによって私自身も新たな気付きが
あり成長出来ると思っております。
 親子共々これからも応援させて頂きます。
 今回、感覚的な事を文章にするのはとても
難しく、またそう言った立場でも無い為、慣れ
ておりません。
 その為、大変読み辛い事と思いますが何
卒ご寛容の程お願い申し上げます。

                    (匿名にて)

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ウェーブリフティングの考察 その2 
ビデオHの感想をお伝えします。 
 Moちゃんを見て思うことは、「みんなこんな
ボールの扱いをしたいと思うんだろうな…」、
です。 

 サッカーは足でやるスポーツだと一般的に
は認識されています。でも、足でだけを使う
スポーツというわけではなく、本当は手を使
っちゃいけないルールなわけです。 
 ウェーブリフティングは、足以外のどこの
力を利用すれば上達の近道になるのか。そ
ういうつもりでいると素直に見ていけると思
います。 
 
 いきなり余談ですが、ネコ科の動物という
のは背中をしならせて走ります。逆に馬など
は背中に人間が乗るくらいなので、ネコ科の
動物のような背中の使い方をしないことにな
ります。 
 もちろん地上で最も速く走る動物はネコ科
なので、四つ足ならネコ科の走り方が理想と
いうことです。 
 馬は大型動物で人間の言うことも聞くし、
ネコ科ほどのスピードはないものの、長距離
の移動に適しています。 
 
 でも、実は大レースに勝つほどのサラブレ
ッドだとネコのように背中をしならせて走る
のです。その振動は、騎手が怖がって落馬
の心配をするほどだそうです。 
 だから、競走馬の世界では背中が柔らか
い馬が才能のある馬だという見方もされて
います。 
 
 人間も元は四つ足。運動する時には背中
の使い方が鍵になるわけす。 
 四つ足の動物ならば前足を接地している
ので、前後左右の足が自然と背中起点にし
て動くわけですが、二本足の人間は背中の
動きが疎かになりがちです。 

 四つ足の動物も推進力は後ろ足の力で賄
っていますが、その後ろ足の力は、前足を
動かした時の背中のウェーブを後ろ足に伝
えることでより強化されているのです。だか
ら始めにネコの話を引用したわけです。 
 人間も同じこと。足だけの力に頼らずにサ
ッカーをするとどうなるのか。その姿がウェ
ーブリフティングとジンガです。 
 
 もう一つ別の話を引用すると、例えば人間
の反応速度は0.1秒を超えることがないとい
われていて、短距離走ではスタートの合図
から0.1秒以内に動くと全てフライングになり
ます。常人にできる反応速度の限界は、脳
が認識して身体の筋肉を動かすまでの時間
が0.3秒ほどで、通常はもっとかかるわけで
す。 

 つまり、足を動かそうと思っても、実際に足
が動くのは0.3秒以上後ということになりま
す。これがスポーツにリズム感が必要な理
由の一つというわけです。常に身体にウエー
ブを起こして足を自然に動かす準備をしてお
けば、実際にプレイに合わせて足を動かす
時には十分な力が生み出されているという
ことです。

 ケンの著書、「リフティング&ジンガ バイブ
ル」のコラムではサッカー 選手だけではな
く、マイケル・ジョーダン、タイガー・ウッズ、イ
チローまでもがウェーブの使い手と指摘され
ていますが、こう考えると納得のいくところで
す。 

 前置きが長くなりましたが、プロスポーツ選
手ではない、今のところ一介のサッカー少年
であるMoちゃんの背中は見事に波打ってい
ます。足はウェーブの力が伝わっているので
自然に動き、意識はボールタッチのみです。
だからこそ柔らかいタッチが生み出せていま
す。 
 つまり、ビデオで見せる数々の足技は、足
の動きをだけを真似して、仮にそっくりにで
きたとしても、実戦の場でもスムーズに足技
を繰り出すことは出来ないでしょう。逆に自
然なウェーブが出来てさえいれば、ボールと
戯れているだけでひょんなことから新しい技
が次々に生まれていきます。Moちゃんがあ
れだけ多彩な足技を持っているのは、単に
教わった動きを反復して身につけただけで
はなく、練習や試合の中で自然に身体が動
いてしまったものも多く含まれていることでし
ょう。 

 お伝えしたいことは、ビデオの中のMoちゃ
んの足技を闇雲に全部コピーしようとするの
は遠回りだということです。まず自然なウェ
ーブを身につけ、そのウェーブを利かせなが
らMoちゃんの足技を一つづつ試してみると、
意外にほとんどの足技を短時間でコピーで
きてしまうのです。 

 だから、私はあえてこのビデオで紹介され
ている足技を一つ一つ取り上げて御託を並
べることはしません。全てはウェーブの習得
によって成せる業で、一つ一つの動きはバ
リエーションに過ぎず、また、これらの足技
はその全てではないからです。 
 ビデオの終盤には矢島親子の一対一が収
められていますが、先に紹介された足技を
超えたテクニックが次々に繰り出されていま
す。ウェーブを身につけ、ボールのコントロ
ールから開放されると身体が勝手に動き、
自分でも思いもよらないプレーが飛び出して
くるそうです。 

 矢島親子の一対一は、そういったクリエイ
ティブな動きを生み出すベースなのかもしれ
ません。 

 ウェーブ習得への道は決して平坦な短い
道ではなく、Moちゃんの領域は遠いです。そ
れでも注目して欲しいのが、人を抜き去ると
いうことは、テクニックよりも勝負に勝つとい
うことです。 

 確かにMoちゃんの足技はスムーズでスピ
ードがあり、毎日のように手合わせしている
矢島さんには、それぞれの動きが読めてい
ても突破されてしまっています。ただし、Mo
ちゃんが突破できているのは、足を出されて
も両足で押し返したり、身体が並ぶ瞬間に
膝を畳んでねじ込んだり、肩や肘を強引に
分け入れたりしているからです。お行儀が良
くては必死に守るDFを出し抜けません。 

 このビデオに納められている華麗な足技
に目を奪われがちですが、テクニックだけで
は成立しない、勝負に勝つ身体の使い方に
も是非注目していただきたいと思います。 
                  (モーゼさん)

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ダッシュの連続とはストップの連続でもある
  (1)短い距離のダッシュを繰り返すこと 

 短い距離をすばやく移動する。3mとか5m
という距離のダッシュを何度も繰り返すこと。 
 少年サッカーでは、長い距離を走ってロン
グボールを受けるというプレーは少なく、ショ
ートパスをつないで、パスアンドゴーの走りを
繰り返すという場面が多くなるべきだと思い
ます。 
 パスミス、パスをカットされるなど、攻守の
切り替えではこの短距離のダッシュは、ボー
ルを奪いに行く走りやカバーリングの走りに
なります。 

(2)ダッシュの連続とはストップの連続でもあ
る 

 ダッシュの方向を変えるという事は、ストッ
プしなければなりません。
 ストップの瞬間、スピードは「ゼロ」です。 
 ゼロからトップスピードに持っていく走りが
ダッシュですが、繰り返すうちにスピードが鈍
って来ます。 

 まだ小学生のうちは、この能力を高める特
別な練習は負荷がかかり過ぎるので避ける
べきですが、「すばやく移動する」という意識
は持ち続けて欲しいと思います。 
 すばやく移動できなかったとき、相手のプレ
ーが成功し、自分のチームが不利になる。
 このような場面をハードワークによって少な
くしていくこと。 どこまでハードワークできる
か! レッツトライ!

  レッツトライ!


親子のためのジュニアサッカーコーチング 
vol.086(2010/7/16)

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動き回るボールが「マイボールになった瞬間」はいつ?
【3】ブレイン 

(1)セカンドボールを拾う 

 8人制サッカーでも、GKからデフェンダーにゴロでつなぐことができなければ浮き球でゴールキックを蹴って、中盤での競合いで勝つ方法をとることになります。

 ゴールキックがサイドハーフや広がったサイドバックにつながればよいのですが相手フォワードは狙っています。 
 キーパー、バックラインのパス交換が見事に決まって、中盤につなぐことができればよいのですが、浮き球のゴールキックやパントキックはなくならないでしょう。 
 ゴールキックは「マイボール」なのです。

 本来はつなぐべきなのですが、相手方向へ蹴れば、ボールに触りやすいのは相手選手です。 多くの場合、正面でヘディングではじき返すというパターンでしょう。 このボールが相手に渡らないように、拾うことをセカンドボールへの対応と言います。 

 では、どうすればセカンドボールを拾うことができるのでしょうか。


(2)動きながら落下地点にはいる 

 スローインもそうですが、サッカーでは止まった状態でボールをもらえるスポーツではありません。ゴールキックなどどちらのボールになるかわからないボールの場合こそボールに対して、動いて行かなければなりません。


(3)ボールに触れたときの判断 

 狙いをつけてボールに触ることができたとき、周りに相手がいたら、そのボールは自分が走ってきた勢いをいかして、進行方向にいる味方を見つけて空中パス(ボレー)でもよいので、渡すべきです。 
 せっかく触ったのだから自分でトラップしてパスやドリブルをしたい気持ちはわかりますが、相手に囲まれた状態では、得策ではありません。


(4)いち早く地面に落ち着けよう

  ボレーでパスして、またボレーでパスを続けることは大変難しいです。 一秒でも早くバウンドを抑えて、パスやドリブルができる状態にしましょう。 

 クッションコントロール、ウェッジコントロールを使って、ボールを地面に落ち着けましょう。 
 セカンドボールを拾って、マイボールになった瞬間とはこの状態を指します。 

 低学年でも「弾ませないようにしよう」「浮いているボールに先に触ろう」「相手の前に出てボールを触ろう」などという掛け声で、バウンドを抑える事やセカンドボールを拾う意識が出来ると思います。 
 セカンドボールを拾うことは「ブレイン」だと思います。判断能力です。 レッツトライ!

親子のためのジュニアサッカーコーチング vol.080(2010/6/11)より

  リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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正確なキックとは 正確なパスとは
 親子のためのジュニアサッカーコーチング 
 
 ■高い技術ってどんなこと 

  ワールドカップの出場国は技術が高いと言われます。
どんな技術がどういう風にできるのでしょうか。 
 止めること、つまりトラップの大切さについて前回のメルマガで紹介しました。
  難しいボールでもトラップして自分の思うところにおいて、次のプレーに移る事ができる。 
では、次のプレーがキックだったら、キックにも高い技術が必要です。 
 キックの技術を高めるとはどういう事でしょうか。 



(1)正確なキックとは

  正確なキックができること。これが高い技術と言えます。
  ブラジル対北朝鮮戦、ブラジルサイドバックのマイコンのトップスピードから放ったシュートはゴールポストとGKの間を通ってサイドネットを揺らしました。
  トップスピードから正確なキックが出来ること。
 クロスも同様です。 
 FKで得点した本田や遠藤も正確なキックの持ち主ですね。
  トップスピードで走りながら、正確にキックできること。これを目指しましょう。


 (2)正確なパスとは 

 たとえばクロスを上げるシーン。
 お子さんがサイドからクロスを上げようとしています。しかし、前に2人デフェンダーが寄せてきたので、キックをやめてボールを後ろから来た味方に下げてパスしました。
  これは、ある意味不正解、ある意味正解です。 

 不確実なプレーを避けたという意味では正解ですが、デフェンダーが寄せてきてもデフェンダーに当たらないようなクロスボールをキックする技術を身につければいいのです。
  難しい事を避けて、グラウンダー(地面を這うボール)のパスばかり回していれば奪われる危険は無いかも知れません。 
 しかし、チャンスを作ることも出来ない。
 チャンスを作る技術が高い技術です。 
 サッカー少年に身につけて欲しいのは、インフロントキックでの正確なパスです。
  

リフティングのポイントを教えます。 (サッカーリフティングの図鑑) 

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 moちゃんとフェイントバイブル
 


 昨日の土曜日の昼下がりの仕事中、
突然に滅多にかけてこない息子moちゃん
から電話・・・。
 「親父、フェイントバイブルのテク全てやっ
た。」
 少し、興奮気味にそう言い放つ息子に
「時間はどれくらいかかった?」
 と聞いてやった。
 「そうだな、二時間くらいかな・・・。」
 その言葉後は、怒涛のごとくテクの解説と
テクの弱点、(もちろん、彼なりの見解では
あるが・・・師匠のケンにケチをつけていの
だからこちらの方少しドギマギしてしまっ
た。)そしてその改善策を話し出すこと10数
分・・・。
 こちらも、誰も見られないように物陰で
隠れて聞いていたがやはり少し長すぎの
で・・・話したりなそうな息子に。
 「仕事中なんで、そろそろ」と言ってその
場は電話を切りました。
 
 自宅に帰り、放り投げだされたフェイント
バイブルを拾うと所々に、恐れ多くもアドバ
イスが汚い字で走り書きしてあった。
 自分なりにシュミレーションした後がくっき
りと残る走り書きだった。
 
 ペラペラとページをめくっていると息子が
来て・・・。
 「すげー、勉強になった。コレ知ってい
るのと知らないのじゃ。天地の違いがある
よ。」
 本で紹介しているテクを体現する能力
があるこからこそ、そのテクをした時に
こんなことしたら面白いぞ、こんな事も出
来るじゃん。まてよ、こんな手間のかかる
ことよりもこの方がいいじゃん。
 なんて自然と疑問やひらめきとして、次へ
の発想や創造が生まれてくる。

  小学生の子供を持つ親御さんに強く
お伝えしたい。 
 足を手のように自由に動かせるように
させてください。
 ボールを止める、蹴る、そして、スピード
の強弱が付けられるように・・・。
 おそらく、多くのチームでは練習しない
ようなことかもしれないし、多くの人が細か
なドリブルは素質を持った人だけの特別な
ものだと思っているかもいれません。

 コンピュータのウィンドーズを開発した
ビル・ベイツはこのようにインタビューに答
えていたことがあります。
 「キーボードをただ打つだけならば私より
も早く文字を打ち出す人はたくさんいます。」
 この言葉を個人的にこのように解釈してい
ます。
 キーボードを打つという基本動作を徹底
的に覚えれば多少早かろうと遅かろうと、問
題はない。
 そして問題は、キーボードを打つ、言い換
えればコンピュータという道具から何が創造
できるかということのほうが大切だと私は感
じ取りました。

  ボールを止める、蹴る、そして、スピード
の強弱が身に付けられるということは、見た
ものをそのまま体現できるということです。
 そこまで何の苦もなく出来てしまえば後は
そこから次つぎと生まれてくるアイデアなり
発想なりを楽しめるのです。

 息子は今朝、あった時もニタニタとながら
体がフェイントらしき動きをしていました。
 おそらく、たくさんのアイデアが頭の中に
駆け巡っているだと思います。
 
 まさに、サッカーを楽しむというのはこのよ
うなことなんだと感じさせてくれます。

 もちろん、最後に付け加えておきます。
息子がリフティング100回出来るまでは
四年生の春です。
 小一からの三年間はリフティングが出来な
くて本当に毎日泣きべそかいていました。
 本当は息子は運動音痴なんです。
 それでも、ボールと格闘していました。
 今となっては、笑い話ですが・・・。
そのくらい、辛い日々があって今の息子が
あると言う事を知ってほしいのです。
 一度、心ざしをもったならば頑張って
欲しいです。
 では・・・。 
 
 2006,9,17





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