リフティング王 土屋 健二 (サッカー リフティングとドリブル&フリースタイル)


NABO 「サッカーのトレセンコーチ」はそこを見ている!

はじめまして・・・NABOです。
はじめまして・・・NABOです。

  少年サッカーチームの現役コーチです。 
   地区のトレセン(トレーニングセンターの略です。)
      のコーチも担当しています。 
    
   サッカーが大好きです。サッカーを愛する少年が大好きです。 
      サッカー少年・少女と、サポートするお父さん、
        お母さんとコーチを尊敬します。

       なお、このページはNABOさんのメルマガからの
         抜粋記事を掲載しています。     
 
      サッカー歴
        ジュニア〜ジュニアユースサッカーコーチ
         JFA公認C級ライセンス、スポーツ少年団公認指導員
 
        親子のためのサッカー教室 (NABOさんのプログです)
                  http://ameblo.jp/juniorsoccer/
          
                   


   最近、ジンガは使い物にならん。とか・・・
   試合で使っているとこ見たことない。 という書き込みを
     個人ブログ等でよく見かけます。

  あなたも、本当に必要がないと思いますか?

   私は・・・開発した土屋健二が長い間身近にいて
    色々とデモを見たり話を聞いていて確信しています。

  ジンガを身につけることはプラスなるということを。

  1 試合で使っているところを見たことがないと書かれる事があります。
      
     開発者の土屋自身が、そうゆう使い方は(試合でボールをグルグル回して
       ボールキープをすること)あまり好ましくないと言っています。 

       ジンガの使い方はジンガステップ1 2 3のいづれかを
         相手と対峙した時に必要なステップで抜き去るのが
          正しい使い方だと言われています。
    
      あくまでも、動画サイト等でよく見る、ボールが足元でクルクル
       というのはジンガ練習のための動作です。

  2  ジンガが使えるようになったら、イマジネーションを膨らまして
      どこでどのように使うのかを自分でイメージしていかないと
        「ジンガは使い物にならない」という発展性のない言葉が
          出てきます。
  
  3  ジンガはサッカーにおいての道具 (どんなテクニカルも同じですが)
       
       もし、あなたに鉛筆と紙を渡されたらどんな絵をかきますか?
         私は・・・不細工なドラえもんくらいしかかけませんが・・・。
           私の知人にとても有名な画家がいて・・・ある時彼の
             アトリエに行った時にデッサンが描かれていました。
       
       私が冗談で10万円くらいですか? 聞いてみたら・・・。
         ちょっと・・・むっとした感じで首を横に振ってました。

      その時、ただの市販の鉛筆と紙でプレミアムを付けられるのは
        イマジネーションとテクニックと道具がそろってこそだと
           痛感させられました。

    ジンガを身につける事は道具を持つということ、この道具を持つと
      持たないとでは・・・一年後二年後に大きな違いが出てくると
        思うのですが・・・・そして、イマジネーションを豊かに膨らませて
          いくと発想豊かなプレーが生まれるのです。

     あなたはどうのように思いますか?
                         (ホームページ管理人 やじま)

             

    1 スーパージンガ
        体の回りをボールを回すテクニック        
          このテクニックをマスターするとサッカー感が変る!?
          
 
              

                            
  
     スーパージンガに興味が出た方へのお奨めビデオ 
     〜 Kビデオ 〜
     「ジンガ ステップ」  〜スーパージンガを身に付けるために〜
            (このビデオの内容は部屋の中で練習できます。最低二畳くらいから)

                
        これは幾つかの緻密に計算された足の動き
          ジンガ1・2・3のステップを細部に渡って解説。
       
             ですから、ビデオで1つ1つマスターしていけば、
                ジンガの基本はだれでも身につきます。
                             
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このページの提供は・・・
 ウェーブリフティング スーパージンガを開発した土屋 健二
                      
          


              
 
ボールコントロールとスペース!
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/6/13

ボールコントロールとスペース!

 少年サッカーを指導していて、いち早く身につけて欲しいなあという
 テクニックと考え方があります。

テクニックでは、やはり「トラップ」別名「ボールコントロール」です。
 止める蹴るという言葉どおり、止められないことにはどうにもなりません。

 小学1,2年生から始めた子供たちのテクニックの差がつくものはやはり
 ボールコントロールです。

 止められる子はドリブルもパスも出来るし、止められない子は次に進めないもの。

ボールを止めるというテクニックは、動作自体はそんな難しくないもの
 ですが、ボールが強かったり、走りながら行おうとすると難しくなるものです。

これも、正しいやり方と繰り返し練習で上達します。いそがば回れなので
 ボールコントロールの練習より先に
 ステップワークの練習やバランスの練習をやった方が上達する場合も。

つまり、直接練習より間接練習です。
サッカーにはこのような間接的な練習が回り回って効果があるものです。

ラダートレーニングなどもそうです。
 頭と足の神経系統をつなぐ練習なので、足が速くなるだけでなく
 フェイントやボールコントロールに間接的に効いてきます。

トラップの瞬間は、片足立ちになるものです。そして、次のプレーを
意識して止める位置を考えることが大切です。

となると、もうひとつの「感覚」というものとセットで指導、または
練習した方がいいことになります。

もうひとつの「感覚」とは?

これも難しいものではありません。
サッカーは相手ゴールに向かてボールを運びますが、敵が多いところと
少ないところがあります。

つまりゴールに向かって手薄なところから攻めればいいのです。
これをスペースを使うといいます。

ここまでのところを整理すると

 ボールコントロールは、敵のいないスペースを使える方向に置いて
 ドリブルやパスを使って相手ゴールに迫っていく。

ということです。

 言葉にするととてもシンプルです。

しかし

 いざ、ミニゲームや紅白戦、練習試合や公式戦など「ゲーム」になると
頭からポーンと飛んでしまう選手が少なくありません。

ボールをもらったその方向にボールを止めるから、止めた瞬間に
奪われてしまう。

ボールが来た方向におへそを向けているから、ボールをスペースに
置くことができず、敵の多い、狭い方向に蹴ってしまう。

 狭いところでボールを受けた味方は、相手に狙われているので
 トラップした瞬間にボールを奪われてしまう。

なぜうちのチームはボールがつながらないのか、トラップが下手なのか
 パスをうける位置がよくないのか。

そう嘆くコーチ、保護者も少なくないかも知れません。

でも試合をよく見ると、スペースを意識してボールを受けることが
出来る選手にボールが渡ると、あっという間にチャンスが生まれたり
 しませんか。

スペースを意識することが出来る選手とその選手を見つけることが
出来る選手の2人がいるだけで、少年サッカーという8人制では
 ゴール前に迫ることが出来ます。

このような選手を3人、4人と増やすことで、相手ゴールに迫る
場面が多くなるはず。

そう思いませんか。

 狭いエリアでも通じるテクニックを目指すとか、ドリブルでキープ
 できればいいのだ。

そういう考え方もあるでしょう。

 間違いではないと思います。

ワタシは小学1年生から6年生まで指導しています。
 小学5年生でスペースを意識出来ない選手は小学2年生の時も
 スペースが意識出来なかったです。

 同じ指導をしていて、意識出来る子はスペースを使って動きまわります。
しかし、意識出来ない子もいるということです。

 個人指導をすればいいのかもしれませんが、スペースという意識は
 スペースを使うと得だ、スペースってこういうことか!とい気づきが
必要なので、ゲーム形式で行うことがベターです。

そのうち気づくだろうと思っていると、3年たっても気づかないことも
 あるものです。

 割り算は出来るけど苦手という子は割り算が出来るものです。
しかし、スペースを使うというサッカーでの鉄則が意識出来ない子は
割り算の存在すら知らないのと同じことになります。

スペースは足し算引き算ぐらい基礎の基礎ということを言いたいだけですが
 なぜか、スペースを使うということがおろそかにされているように思って
 このようなことを書きました。

トラップがいくら上達しても、3人に囲まれて成功する確率は少ないものです。

それよりも、広いスペースでボールを受けることで、少々タッチミスをしてもリカバリ
 ーが効くということもあります。

ボールコントロールとスペース。
 敵のいないところへトラップ。

そんなシンプルな考え方を見なおしてみたというものです。

レッツトライ!

自分のためのスペースを作ろう!
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/5/17


 ■自分のためのスペースを作ろう!

 今回は、ボールコントロールです。

 試合中、トラップしたけれど意外に相手が近くて、奪われそう。
ええい、そのままパワーで押し切っちゃえ、蹴っちゃえ、強引に行っちゃえ

 そんなプレーってたくさん見かけますよね。

 選手どうしがインサイドでボールを挟んで押し合うような場面もそうです。

 (1)押してもダメだから引いてみな

押し切ることが相手に勝つことに繋がることはわかりますが
 それだけでは、テク不足です。

 引いてみることを覚えましょう。

トラップして、相手が意外に近い。これでは、良いパスも出せない
 スペースがなさすぎ、相手にブロックされてしまう。

ドリブルしたくても、すぐに足が出てきてひっかかる。

こんな時、足うらでも、インサイドでもよいので引く、相手から離れる
 トラップをしてみましょう。

トラップしてから引くのでも良し、トラップする位置が近いと思ったら
手前に離れるようなトラップをする。アウトサイドでもよいでしょう。

 相手と自分の間に「スペース」を作ること。
これにトライです。

 (2)スペースとは「時間」なのだ

 パスを出そうとすれば、味方を確認しつつ、ボールを蹴りたい方向に
移動し、軸足を踏んでボールをインパクト!

 1m半径のスペースは欲しいですね。そのスペースは動作のための
 スペースだけでなく、判断からキックまでの時間を作ることでも
 あるんです。

 判断がよくて動作も完璧。しかし、蹴った瞬間に相手デフェンスが
立ちはだかってボールが当たってしまった・・・

 もう少し早く蹴れればいいわけで、そのためには時間が必要です。
 時間をつくためには、相手から離れ、自分のためのスペースが
必要になります。

 味方のためのスペース、自分のためのスペース。いろんなスペースが
 あること、そして、自分のためのスペースは自分で作れること。

これにトライしましょう。

 敵を外すというテクに分類されるかもしれませんが、完全に逆を
 とることではなく、相手から離れるだけでいいので、外す(はずす)
ことより簡単です。

 引いて離れれば、相手は前に出てくるので、そのタイミングで
 ボールを動かせば、外すことも出来るでしょう。

 香川選手が試合中に相手のマークを外すため、回転するような
 ドリブルを見せることがありますが、あのレベルまで行きたい
 ですね。

まずは、引いて相手の動きを見る。
 主導権はこっちにあります。

 (3)ボールの引き方のアドバイス

 ボールを引くことが得意な選手は多いでしょう。
でも、大きく引いた方が効果的な場合も。

 軸足もステップ(ジャンプ)しながら、ボールを引く。
 軸足ごと、後ろに下がる。

この動きだと、軸足を動かさない時よりも大きくボールを
引くことが出来ます。

 引いて、すぐに前に出るというタイミングなら軸足を
動かさない方がよい場合もあります。

 使い分けましょう。

いろいろな動きが出来るようになること、試してみること
繰り返して見ることが上達のコツです。

レッツトライ!

よい選手に共通する練習方法とは
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/5/2


(1)よい選手に共通する練習方法とは

 これまで数年にわたり、基礎や基本の大切さや、効率的な練習方法や
自主練習で仲間に追いつく、追い越す方法などなど、サッカー初心者の方や
 サッカー歴5年のベテラン?を対象に書いて来ました。

 指導してきた子供たち、メルマガで出会った子供たち
多くのいろいろな個性の子供たちを見てきて、「よい選手に共通するもの」があるこ
 とに気づきました。

 私などよりベテランのコーチの方々は、それは当たり前だろうという印象があるか
 も知れませんが
「よい選手に共通するもの」に気づかない方も少なくないように思います。

 (2)サッカーでは、ボールを持ったら何が起きるのか

 とくに焦らすようなことでもないので、本題に入りますね。

サッカーは練習なしで上手く、強くなることは出来ないのですが
 その練習で大切なこと、試合で大切なことは

 ズバリ!「相手(敵)がいることを意識しているか?」

ということなんです。

 基本練習で定番のリフティングですが、リフティングをすればサッカーが上達する
 かというと
上達する子と上達しない子がいると思います。

リフティングが50回しか出来ないけど、相手にどんどん向かって自信を持ってプレ
 ーすることが出来る子。

リフティングが1000回出来るけど、試合中に相手がいるとボールコントロールが乱
れてしまい
思い通りのプレーが出来ない子。

こういうこと、これに近いことってありますよね。
 練習ではすごく上手なのに、試合になると目立たなくなってしまう子。

サッカーでは、ボールを持っていたら相手(敵)が奪いに来る仕組みになっているん
 です。

 (3)サッカーの練習の仕組みと相手(敵)の存在

ボール扱いが上達したら、相手に奪われずに思ったところにボールを運ぶ方法を
練習しないと
 リフティングを何百回出来るようになっても、試合で通用しない。そういうことです。

リフティングを例にしましたが、フェイントやドリブル練習も同じことです。
 個人スキルとして相手を抜くこと、相手をかわすことは子供たちがサッカーを楽しむ
 うえで、
モチベーションにつながります。

コーンを使ったジグザクドリブルで正確無比に出来るようになっても
試合で通用するとは限りません。

 通用しないことの方が多いでしょう。

でも、コーンを使ったジグザクドリブル練習が無駄とは言いません。
ボールタッチ(ボール感覚)ステップワークを身につけるためのドリルとしては必要
な練習です。

しかし、そこから実戦の試合に結びつけることは「早い」「違う」という事なんです。

 試合でうまく相手をかわして突破できたとして、抜かれた相手は必死に取り返しに
来るんです。
 取り返される前に、ぶっちぎってしまうか、パスしてしまうか、シュートを打つか。

 (4)サッカーの練習用語「クローズ」「オープン」とは

 ちょっとむずかしい言葉を使うと、いつものチーム練習では
「クローズドスキル」と「オープンスキル」の2種類の練習を行っていると思います。

クローズドスキルとは、相手(敵)がいない状況での反復練習を指します。

オープンスキルとは、1対1や2対2など、相手(敵)をつけての練習を指します。

シュート練習でも、GKとデフェンスをつけて行う練習はオープンスキルの
 トレーニングになりますが、
 止まっているボールやドリブルの状態から誰もいないゴールの枠を
狙ってシュートを打つ練習はクローズドスキルになります。

クローズドスキルの練習がレベルが低くて、オープンスキルの練習がレベルが高い
 という訳ではなく
両方の練習が必要です。

 問題は、クローズドスキルの練習が上手くできているのに
 なぜ試合で通用しないんだろうという悩みを持つということです。

 子供たちが生まれてはじめて出会うサッカーについて考えると
 はじめて出会うもののひとつは「ボール」です。ボールを思いどおりに扱いたい

蹴っては追いかけ、蹴っては追いかけるという微笑ましい姿が目に浮かびますね。

もうひとつの出会いは、そのボールを「奪うヤツ」の出現です。

 (5)ひるまない選手になるために

 もし、今年度からはじめてサッカーを始めるというお子さんがいたら
 ボールよりも手強いものは「仲間」かも知れません。

 私が小さな子どもたちにとても有効だとオススメする練習方法である

「オニごっこ」

オニごっこをすると、お子さんの正確、運動能力がわかりますし
 オニごっこを続けていくことで、サッカーの動きやサッカーに必要な
「負けず嫌い」の気持ち、「積極性」が身につきます。

 「ひるまない気持ち」も身につきます。
いつも成功するとは限りません。オニに捕まってもひるまず
追い続ける気持ちは、よいサッカー選手の原点です。

オニごっこは、ボールコントロールの技術は関係ナシ。
タッチされるか、タッチするか。

 相手を意識することがあたりまえの子供たちは、ボールを持たせても相手を意識
するようになります。

 (6)サッカー上達のコツとは試合をイメージ出来るかどうかで決まる

 このメルマガは「親子で上達すること」「気づかない練習方法のコツ」を
紹介したいと思っていますが、大げさですが究極のコツは
「相手がいることを知る」ことです。

サッカーは敵味方が入り乱れて、めまぐるしくボールを奪いあうゲームです。
コートの半分は味方、半分は敵です。

 少年サッカーでは8人制なので、8人の敵がいます。

ひとりにひとりずつ敵がいるのではなく、お子さんがボールを持った瞬間に
8人の敵に奪われる可能性があるということです。

ちょっと極端な話をしてしまいましたが、少なくとも
前後左右から2、3人が奪いに来る、または、狙っていると思っていいでしょう。

いわゆる「寄せの速いチーム」と対戦すると
 ボールを味方から受けてトラップして、パッと顔を上げると
 いつの間にか2人が奪いに来ていて、ひとりにコースをカットされ
 もうひとりにサッと奪われてしまうということがあります。

 (7)そして究極のコツとは?

 究極のコツとは、相手を意識して練習することか・・・・おっとっと。
まだまだ結論を書いていません。

サッカーの練習とは、相手(敵)にボールを奪われずに相手ゴールに
 ボールを入れる(シュート)することを目的にするわけですが
相手がいなくてもボールコントロールでミスをしたり、相手に囲まれてミスしたり

 ミスがつきものです。

 相手(敵)がいるのだから、ミスしたり、奪われたり、思い通りにいかないもの。
だからこそ、ミスを恐れないことが一番大切なことで、私が究極のコツにあげたい
 ことです。

 「ミスを恐れずにプレーすること」

ミスを恐れずにプレーすることは、試合を「試す場」と考えることも大切です。
ふだん練習していることを試合でやらない、ミスが怖いからやらないということでは
 ミスを経験することも「成功を経験」することも出来ません。

サッカーの上達はミスを積み重ねること。という考え方がありますが
逆を言えば、ミスをするチャレンジを重ねれば、「成功」も積み重なっていくもので
 す。

ビッグな成功ではなく、小さな成功を積み重ねること。
 小さな成功とは、トラップをする前にまわりを見たおかげで
敵がいない方向にトラップして、相手をかわすことが出来た。
とか、小さな成功をコーチや保護者が認めてあげることです。

サッカーでは、ボールから一瞬でも目を離すということは意外に難しく
勇気がいる動作です。

でも、絶対に必要な動作です。成功することもあれば、失敗することもあります。

 小さな成功を積み重ねることで、成功体験という土台が出来上がります。
すると、「自信」が生まれ、試合にのぞむ時に「自信」を持って入ることが出来ます。

 私たち指導者は、選手たち全員に自信を持ってピッチに立たせることを目標に練
 習で指導しています。

 数えきれないミスとちいさな成功の積み重ねで、よい選手が育つ。
 失敗してもひるまない、負けず嫌いの気持ちがチームを強くする。

 (8)まとめ

再開ということもあって、ちょっと肩に力が入ってしまいましたね。
 次回からは、もっと「かみ砕いて」わかりやすく、小学1年生から
6年生までそれぞれに合ったテーマで書いて行きたいと思います。



レッツトライ!

自由なプレーと自分の型
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/12/21

 ■自由なプレーと自分の型

 今回は3つのBすべてですね。プレー全体の話です。

サッカーは自由な判断、自由なプレーが出来るスポーツなので
型にはめないようにしよう!という言葉はよく聞きますね。

メッシ、ネイマール、スアレスなどを見ていると
何をするか予想もつかないということがあります。

 自分の判断で好きなようにプレーすること。

これって、子どもたちにはラクに思えても、実際にやってみると
意外と難しいもの。

 白い画用紙に自由に好きな絵を描いていいよ!と言われて
 すらすら描ける子と、腕組みしてしまう子がいるでしょう。

サッカーでも、「自由に」と言われても困る子がいることも。

サッカーにはサッカーらしい、サッカーならでは「パターン化」された
動きがあります。

ボールを持ったらドリブルしてもいいし、パスしてもいい。
でも、ドリブルしない方がいい場面もあるし、パス出来ない場面もある。

 (1)頭の中をパターンで整理する

試合に出るようになったら、試合中に起こるいろいろなことについて
 パターンで整理してみることもメリットがあります。

ボールを持っても、パスコースがなかったら、とにかくボールをキープする
 キープのドリブルをする。
それは、相手ゴール方向でなくともよいので、味方のサポートを待つか
相手に奪われても、味方がすぐに奪ってくれるような密集状態になるまで待つ。

また

 ボールを持って、目の前に大きなスペースがあったら・・・
余裕があるので、回りをじっくり見てからパスを出す。のではなく、
スペースをどんどんドリブルで進み、相手を引き寄せてから、味方にパスを
出す。

このような判断のパターン化が整理されていれば、プレーでの
迷いもすくなくなるかも知れません。

 成功パターンをどんどん増やすことで、外から見れば

「自由自在なプレー」

に見えるかも知れません。


そして、このパターン化のプレーがある程度出来てきた段階で

「パターンを途中で変える」

という判断が出来るようにします。

 得意なドリブルからのシュートのパターンを持っていたとしても
相手バックが強力でシュートの体勢に持っていけそうもない。

そんな時は、シュートの蹴り足を振り上げた瞬間に、相手バックの足が見えて

「打つのやめた、切り替えそう」

という瞬時の判断の切り替えが出来るようになること。

 選手としてグーンとレベルアップする瞬間です。


 (2)シンプルなプレーでもパターン化

 低学年向け、もっと具体的なプレーでもパターン化はあります。

 「味方からのパスが来たら、ボールから遠い方の足でボールを受ける(トラップ)」

 「ボールを持って、相手が寄ってきたら、相手から遠い方の足に持ち替えて
 相手の足が届かないようにする」

シンプルですが、とても高度なことで、習慣化が必要なプレーです。

 特に低学年のサッカーでは、ボールを受ける動きがまだまだ未熟なので
 ボールに集まったり、パスコースが生まれなかったりします。

そんな時は

「ボールを持ったら空いているスペースにドリブルする」

これだけでも、意識して出来るようになれば、上達することでしょう。

ボールを持った時の体の方向にドリブルをすることしか出来ないと
相手も味方もいる場所に向かってドリブルすることになります。

コート全体を使うという習慣を身につけるためには、これにはダメ出しを
 しましょう。

たとえ自分たちのゴール方向であっても、スペースにボールを運ぶこと。
 相手チームが散り散りになる様子を見て、さらにスペースにボールを運ぶ。

ゴールを目指すことがサッカーの本質ですが、ジャマものがいるので
 スペースを上手くつかって、相手ゴールに近づいて行く!

 (3)相手ゴールに向かって蹴り合っていませんか

 サッカーを始めたばかりの頃、低学年では、ボールを蹴ることがサッカーの
楽しさでもあるので、相手ゴール方向にボールをポーンと蹴ってしまいがち。

でも、それって、相手に「ボールを渡しているんじゃないの」と聞きたい
 プレーです。

この「蹴り合い」から抜け出すことが、「サッカー」への第一歩。

 蹴り合いでは、ボールは空中を浮いているので、なかなかボールが地面に
落ち着きません。

ボールを落ち着ける方法はずばり「ドリブル」です。

 蹴り合いでなく、飛んできたボールを地面に落ち着けて、まずドリブル
 してみる。

 味方が見えたらパスを出してみるという次のステップがありますが
蹴り合いに付き合うことなく、ボールを落ち着けて自分のボールにすることで
 サッカーの世界が変わる、プレーが変わることに気づいて欲しいと
思います。

ドリブルで何人も抜けとか、シュートで終われということはまだ早いかな。

ドリブルしてみることで、トラップ、回りを見る、相手のいない方向に
 ボールを運ぶという複雑な練習にもなります。


 (4)サッカーは爆弾ゲームではない!

ボールは欲しいけど、自分のところにボールが来て、相手に奪われたら
 どうしよう・・・

相手が来ないうちに、さっさと前の方に蹴っちゃおう。
 味方に向けて蹴っちゃえば、どうにかなるかもしれない。

このような選手ばかりだったらどうでしょうか。
まるで爆弾ゲームですよね。

 爆弾ゲームにならない方法は・・・・ずばり

「トラップ」

 出来るようになることです。

ええ、パスやドリブルじゃないの?

そういう声が聞こえますが、まず、自分のボールにすることが大切です。

うまくトラップすれば、相手が奪いに来たら逆をとってドリブルすることも
出来るでしょう。

 逆が取れなくても奪われないように逃げる?ことは出来るはずです。

トラップが大切なことはわかったけど、どういう練習をすればいいの?


 (5)ボールと足をなじませること

 ボールと足がケンカしていませんか?

トラップしたらボールが相手の方に飛びすぎてミスした・・・
 よく見かける大きすぎトラップですね。

トラップは大きすぎても、小さすぎてもダメです。
 常に足が届くところにボールを置くこと!

サッカーが始めてですという子どもたちには
 クーバー・コーチングのボールマスタリーをやらせています。

リフティングもいいのですが、バウンドリフティングでさえ
 なかなか回数が増えません。

ボールマスタリーと平行してバウンドリフティングをする。
これが「トラップ上達」の最初の取り組みにピッタリかも知れません。

クーバー・コーチングのボールマスタリーの動き。
 動画で見るように正確に出来る子は、未経験の子だと10人に1人ぐらいです。

 自宅でも出来る練習なので、冬休みの練習にピッタリですね。

 詳しくはこちら>>http://link.naotech.info/improveyourgame.html  

この動画の子のように出来る?

まずはマネから始めてみましょう。

クーバー・コーチングは究極の「パターン化練習」です。

レッツトライ!

【コーンを使ったドリブルは上手いのに、試合になると発揮できない】
 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/22

【コーンを使ったドリブルは上手いのに、試合になると発揮できない】

 (1)コーンを使ったドリブル練習

 基本は、止まっているコーンを何本か並べて、スラロームでくぐり抜けること。
これは、ボールタッチの練習、ステップワークの練習にもなるので有効です。

 「止まっているコーンを相手に練習しても試合じゃ通用しない」

よく言われる言葉ですが、全くそのとおりです。
コーンドリブルだけを練習しても試合では通用しません。

 「動く相手に奪われないようにボールを運ぶこと」

これが必要です。


 (2)それでもコーンドリブルは必要

 動く選手を相手にボールを奪われないようにドリブルするためには
 ボールを相手から遠い足でタッチし、相手が取れないところへ移動させる
必要があります。

 相手をだますためには、ボールを思ったところに移動させる、運ぶこと。

 相手がいるとついついボールタッチ、ドリブルが荒くなったり、強くなったり
 することもあるでしょう。

コーンドリブルで「ソフトな、やわらかなタッチ」を身につけることを
平行して行うこと。

よい方法としては、コーンを5本並べて往復するタイムを競うというものが
 あります。

 少ないタッチで素早くドリブルするとタッチミスがおきますが、その時に
 リカバリーする足さばきが身につきます。

また、急いていても自分の足が届く範囲にボールを置く、ボールと一緒に
移動することが結局は一番速いことに気づくでしょう。

 (3)相手に向かうドリブルと相手に奪われない運ぶドリブル

 ドリブル練習というと、向かってくる相手を左右にかわしてドリブルする
 イメージがあるかも知れませんね。

このドリブルを身につける前に、まず、「ボールを運ぶこと」の練習を
 してみましょう。

 (4)クーバー・コーチングの「ボールと一緒に移動するメニュー」

ドリブルというとボールを小さく蹴って追いかけるっていう勘違い?が
 あるようです。

ボールと一緒に移動することがドリブルなので、いつもボールに触れる
状態にないといけません。

なので、前にイケイケというドリブル練習でなく、「方向を変える」練習が
必要です。

 方向を変えるためにはスピードダウンが必要です。
 角度が変わったらすぐスピードアップ!

レッツトライ!
【ドリブルの駆引きを楽しもう】
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/4


【ドリブルの駆引きを楽しもう】

 失敗してもいいから、ドリブルで仕掛けろ!駆引きしてみよう!

こういう言葉が全国のチームで叫ばれていると思います。
ボクのチームでも一緒です。

だけど、駆引きしない子どもたち。
そりゃそうかも知れません、本番の試合でミスしたらカッコ悪いし
 コーチに叱られるかもしれないし、仲間からいろいろ言われちゃう・・・

 じゃあ、練習で駆引きの基本を練習しよう!

ということで、「駆引きは楽しいもの」という考え方を子どもたちに
植え付けたいと思います。

 植え付けるという表現でなく、感じ取ってもらうという表現が正しいですね。

 (1)向き合って、静止して

2人で向き合って、ボールを置いて、静止した状態から。
オフェンス、デフェンスは決めておきます。

 (2)ボールに触る前に

 いきなりボールを触るのではなく、ボディフェイントを入れます。
サッカーでは、このボディフェイントがとても有効なのですが、
 意外に教えるコーチがすくないかも知れません。

ラグビーではステップワークとこのボディフェイントだけでトライに持ち込む
 ことが出来るほどの効果があるということです。

 (3)肩とか膝を動かすことがポイント

 ボールを触る前に、膝、股関節、肩など大きな関節を動かすことが相手を
騙すポイントです。

 (4)実際にどうすればいいの

言葉では難しいので、JSC CHIBAの子どもたちの動画をご覧下さい。

 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/3/post_235.html

(5)シンプルだけど楽しい練習

ドリブルは横への変化で技術がアップします。
ゲーム感覚で、楽しそうに行っている子どもたちは、きっと実際の試合でも
試していることでしょう。

 試合中でも「上手く行ったぜ!」と喜んだり、「失敗だあああ」と嘆いたり。
そんな感情を表しながら「次は成功させてやる!」という子どもたちが
増えてくると、チームが活性化します。

 成功と失敗を繰り返すことが出来る環境作り。
ボクも皆さんも頑張りたいですね。

レッツトライ!
【パスの意味がわからない子どもたちへ】
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/16


【パスの意味がわからない子どもたちへ】

 (1)ヒロシ君とタカシ君

サッカーの試合でときおり「パスを出せ」「パスをもらえ」というコーチの声が
聞こえます。

 子どもたちに、パスって何?と聞くと

味方に渡して攻める!

パスは相手ゴール方向にいる味方にめがけてボールを蹴る!

なんて言葉が返ってきます。
 外れではないけれど、100点でもない答えです。

チャンスの位置にいるヒロシ君にパスを出したいけれど、ボクから出そうとすると
相手がパスコースにいてジャマで出せない。

なので、サイドの方にいるタカシ君(味方でミッドの子)にパスして
 タカシ君からヒロシ君にパスしてもらう。

こういう言葉で説明出来るようになると、子どもたちの視野が広がり
 パスを受けるタイミングやパスの強さが調節できるようになるようです。

ヒロシ君に出したいけど、出せないから、タカシ君にパスしてヒロシ君にパス
 してもらう。

ムリして自分からヒロシ君にパスを出そうとすると、相手の足にボールが
引っかかってしまう、インターセプトされてしまうという事になります。

どうでしょうか。

お父さん、お母さんもこの「タカシ君!このボールはヒロシ君にパスして」と
 いうりくつは「なるほど〜」ではないでしょうか。

 急がば回れみたいですけど、サッカーの場合はボールを遠回りさせても
 ボールは人間よりも速いので、回っても大丈夫なんです。

 (2)マサオ君の登場

ボールを持っているタカシ君とボールを受けようとするヒロシ君。
お互いにマークがついています。

タカシ君もヒロシ君もマークを外そうとしています。

トップのヒロシ君は走ったり止まったりしてマークを外す。
ミッドのタカシ君はドリブルで運びながらチャンスを狙う。

 2対2の場面ではこれも練習になりますが、実際の試合ではマサオ君のように
 サポートに顔を出してくれると、とても楽に攻撃が出来ます。

さあ、キミもマサオ君になろう!

レッツトライ!
なんのための練習?
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/10/8

   
なんのための練習?

 日本サッカー協会は「クリエイティブでたくましい選手を育てよう」という
 スローガンで育成しています。

 私たち指導者は「パーフェクトスキル」を身につけさせることを主眼として
指導するように位置づけられています。

パス、ドリブル、シュートの練習で技術は身につきますが、その技術は
何のため?

 武術の型、フィギュアスケートのように「見せるもの」ではないはずです。

 全ての技術は「戦うため」のもの。

 自主練で行うリフティングも「戦うため」です。
チームで行うパス練習も「戦うため」です。

 相手がいるスポーツだから戦う必要があって、そのために技術を磨く。

ここで大きな勘違いが生まれないようにしないといけないと思います。

 技術が身についてきてから戦うのではないということです。

 戦う気持ちがなければ技術は身につかないし、技術があっても
戦う気持ちがなければ技術は通用しない。

これです。

 小学1年生も指導していますが、サッカーに初めて触れた子供たちは
我さきにボールに触れようとします。

ボールを相手ゴールに入れるというシンプルなサッカーの仕組みの
中では、味方であっても敵になってしまいます。

 自分のボールにしたい。自分でゴールを決めたい。
この気持ちはとても大切です。

しかし、その戦いの中に入らない子がいます。

その理由は2種類。

■サッカーは仲間との「競争」だ

周りが見えていて、団子に中に入ってもボールに触ることは無理。
ラグビーのスクラムやモール状態の中に外から入ってもボールには
触れない。

ボールが出てくるのを待とうというセンスをすでに身に着けている子。
こういう子は別の角度での戦う気持ちを持っていると思います。

 問題はもうひとつのケースです。

 気持ちがやさしい子に多いのですが、自分でなんとかしようという
発想と行動が無い子がいます。

たくましい選手に育てるためには、戦える選手にしなければなりません。

ボールに触りたいけれど、なかなか触れないから諦めてしまう。

この繰り返しでは技術も身につかないかも知れません。

 私はこのような子を多く見てきました。

 練習では、相手をつけないパス練習やコーンドリブル練習ではとても
 キレイにボールを扱える。

しかし、相手をつけた4対4のミニゲームやボールを奪い合う1対1の
練習になるととたんに技術が発揮出来なくなる。

つまり戦う技術の問題です。

サッカー用語ではこれを「オープンスキル」と言います。
 相手をつけない場合は「クローズドスキル」と言います。

まず、仲間との戦いにいどみ、負ければ悔しい、勝つために練習する。
このような繰り返しが絶対に必要ということです。

レッツトライ!
  一つの目標が・・・意識を変える。
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/8/25

  一つの目標が・・・意識を変える。

 夏休みも終わりですねー。
どうでしたか、今年の夏休みは。

ひとつでもいいから目標をたてて継続した人は、手応えがあったと思います。
とにかく頑張ろうという漠然とした目標をたてた人・・・どうでしたか。

 目標は具体的な方がいいです。

 私のチームの子に、ゴール右斜め45度からのシュートをサイドネットに
決めるという目標を持つ子がいました。

 他の子は、リフティングやドリブル上達が目標なのですが、その子に言わせると
 シュートが決まらないのにパスやドリブルの練習してもしょうがないという
考え方のようです。

トレセンの練習会に行って、シュートを何本か外したので精度を上げることを
自分の課題にしたようです。

 刺激を受けることはよいことですが、実行に移すことが出来る子はなかなか
 いません。

ペナルティエリアの角からバッチリ決めることが出来るようになったので
 チームの紅白戦では、ボールを受ける意欲、ボールを運ぶ意欲が満々です。

 自分の得意なシュートレンジを持つってことが、味方からボールを引き出す
動きや声を出すという間接的効果がありました。

 1個の具体的な目標は、連鎖反応でサッカーのいろいろな要素を引き出すことに
 なるんだとあらためて思いました。

なによりも、自分で目標を立てて行動すること。
これが貴重な経験になったと思います。

コーチの話を聞く目つきもしっかりして来ました。
 伸びシロを感じます。


レッツトライ!
 定位能力という言葉があります。
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/8/19

【C級以上のコーチや中学高校部活の先生向き】

 定位能力という言葉があります。

 自分の位置とボールの向かってくるスピードを判断して
自分の走る速さとボールをトラップする位置を判断する能力です。

 言葉にすると難しいですが、パスを上手に受けるタイミングの
能力のことです。

これまで、サッカーはサッカー練習だけで上達すると思われて
 いましたが、コーディネーショントレーニングの導入で大きな効果が
出ています。

サッカーは「タイミング」のスポーツです。
コーディネーショントレーニングは、スピードの調節能力を高める効果も
 あります。

レッツトライ!
夏休みがもうすぐ終わります。
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/7/27

ナボコーチです。

 夏休みがもうすぐ終わります。
この夏休みにあなたは何を身につけましたか?

 8月末に私はこのようなメルマガを書くことでしょう。
でも、このようなメルマガを書いても、読んでも貴重な時間は戻って来ません。

なので、今、書きます。
 夏休みはもうすぐ終わります。

あなたは何を身につけましたか?

 試合をたくさんやって、遠征にも行って、合宿にも行って、とにかく
練習をたくさんやりました。充実していました。

それはとてもよい「経験」をしました。
 経験は何物にも代えがたいものです。

で、「何を身につけましたか?」

ここでいう「何」とは、「スキル」だったり「判断力だったり」
オフザピッチを含めた「物事の考え方、とらえ方」だったりするのですが
 もっと細かいことを指します。

 「ファーストタッチを徹底的に練習したので、ワンタッチで相手を置き去りに
 できるようになった」

 「鋭いアプローチと、相手の動きを見てボールを奪う練習をしたので
 面白いようにボールが取れるようになった」

 「トラップの前にチェックの動きを入れられるようになったので、相手に
 体をガツン!と当てられなくなって、プレーに余裕が出来た」

さらに

「リフティングが3回だったけど、30回出来るようになった」とか
「苦手な左足のトラップ、キックを徹底的にやったので、今までシュートチャンス
 を逃していたけど、両足でシュート出来るようになった」

 子供たちそれぞれの「細部」を伸ばすこと。1ヶ月で出来るようになることを
選んで、夏休みに徹底的に取り組むこと。

カンタンそうで、難しいです。
 何が出来て、何が出来ないのか。これを知ることがまず第一です。

ここで、大切なことは、あれこれ悩んで無駄に時間をかけないことです。
 出来ないことがたくさんあるのは、少年サッカーでは当たり前。

 「どれを練習すれば一番効果があるのか」

 効果とは、試合で通用するかどうか、活躍出来るかどうかというモノサシ
 ですよね。

 何をしていいか迷ったなら、「トラップ&キック」です。

ボールを受ける動きを身につけるには、実践形式の練習が必要なので
 ひとりや、友達だけでの練習では無理です。

 「止める・蹴る」

だけでなく、思ったところに止め、思ったところに蹴る。

 暑さ対策をしっかりしながら、「繰り返し、反復練習」を行うこと。

もし、チーム練習が普段より多くあるようなら「考えて動く」ことに取り組んで
 はどうでしょうか。

 考えないプレーは、プレーしているとは言えません。ちょっとショックな
言葉ですが、目の前にあるボールをテキトーに前に蹴るだけ、とか
味方へのパスでも、足もととかスペースという考え方はなく、だいたいの
方向へのパスになっていませんか。

コーチに言われるけど、どんだけ大切なのかイマイチわからない。
そういう子もいるでしょう。

どうでしょうか、自分のサッカーを見つめなおすいい機会が夏休みです。
そして、「ここをこうしたい」と思って、取り組めるのも夏休みです。

どうしていいかわからない時は、親子でこれを見てみて下さい。
なにかヒントがあるからも?

レッツトライ!
コラム「オフザピッチって何?」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/7/17

コラム「オフザピッチって何?」

 集合時間に遅れる子は、寝る時間、起きる時間もルーズだったりします。

サッカーをしている時間よりも、それ以外の時間が圧倒的にい多いのが
 サッカー少年、少女の普段の生活。

 逆にいうと、普段の生活がサッカー、つまり「オンザピッチ」に出る。
とも言えますね。

 部屋が乱雑だと、サッカー用具を入れるバックの中身も乱雑だったり
 しませんか。

 「男の子らしくていいのでは」
 「神経質になるとサッカーでも神経質になるのでは」

という意見もあるかも知れませんが、自分が何を持っていて
試合に必要な物は何で、試合の前の夜には自分でバックに入れることが
出来ること。

これって性格とか神経質とかいう問題でなく、サッカーをするための
 よい準備のひとつですね。

それと同時に、物にあふれる生活の中で、使うもの、使わないもの
目的別に整理出来ること、置く場所を分けることが出来ること。

これは、オフザピッチの基本だと思います。

 夏休みに取り組んで欲しいオフザピッチは

「物を分けること」

です。

 勉強用具、サッカー用具、遊びの用具、生活用具

それぞれ、役割は別ですよね。
 置く場所も分けてみると意外と使いやすいことに気づくことも。

 自分で考えさせて見ましょう。

 親は「アドバイザー」に徹する。

レッツトライ!
パスをもらう相手の立場になってみよう」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/6/27


コラム「パスをもらう相手の立場になってみよう」

 今日の練習で気づいたことですが、ボールの強さについて気になりました。

ボール回しやキックの練習では、ボールスピードをあげようということで
強めのキックをするように指導しています。

 子供たちも高学年になると強く、速いボールが蹴れるようになります。
そうなると、味方が近くても遠くてもMAXのキックをする子がチラホラ。

トラップが成功してはじめてパス成功なので、遅くてもダメだし
速すぎてもダメなのがパスです。

 距離と強さをコントロールすることは、もらう相手の立場になって
 パスを出せるということです。

 一方、パスが優しい、いいパス出してくれてありがとうと感謝される子も
 います。

そんな子は、パスに逆回転をかけたり、ふわっと浮かしたりという工夫を
 しながら受けやすいパスを出しています。

これは、センスの問題とも言えますが、相手を思いやるという気持ちの余裕を
持つこととも言えます。

ひとりよがりのプレーにならないこと。
 大切なことなので、ミーティングで子供たちに伝えました。

サッカーは「気持ち」「気配り」も大切です。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
フルコースのメニューか一品メニューか
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/6/20

コラム「フルコースのメニューか一品メニューか」

 皆さんのチームでは1回の練習時間は何時間でしょうか。
 2時間から3時間の間が多いのではないでしょうか。

その時間の中で、ドリブル、パス、シュート、ミニゲームまで全ての
練習を盛り込もうとしている方もいると思います。

 今、チームに足りないものは何か。

フォーカスすることで、2時間の練習をそのテーマだけに絞ることも
出来ます。

 練習が終わったあとにミーティングをして、コーチが子供たちに

「今日の練習はどんなことをやった?」

と問いかけた時に

「リフティングとドリブルとパスとシュートとミニマッチと紅白戦」

と答えたとします。

これは正解でもあり、不正解でもあるのではないでしょうか。

 「リフティングからパスとからドリブルとかゲームとかやったけど
 体の向きの大切さとかボールをトラップする場所を考えることを
 やりました」

 子供のその日のサッカーノートでは、パス練習やミニゲームで再三言われた
「体の向き」について書かれていることでしょう。

 多くのメニューを与えて多くの指摘をして、子供たちが自然に吸収してくれる
 だろう。

 私もコーチを始めたころはそう考えた時期もありました。
しかし、子供たちは何が大事で何を吸収すればよいのかわからないという
 ことに気づきました。

 素早く寄せること、カバーリング、サポート、ボールを受けるタイミング。
それぞれ、サッカーの基本の動きとはどんなものがあって、自分たちに
 それらが出来ているのか、まだ出来ていないのか。

それは指導者が見てあげる必要があります。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「びびってたらサッカーにならない」
 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/6/14

コラム「びびってたらサッカーにならない」

サッカーの試合で、足が止まる要素を考えてみて下さい。

ひとつは、疲労困憊で足が止まること。
 走り過ぎることや体力不足が原因ですね。

つぎに、次々と失点して戦意喪失になるケース。
 早く試合が終わって欲しいという気持ちになっちゃいます。

 試合の前半、まだ5分もたたない時に失点したとします。
 皆さんはどうですか。

まだ時間はあるから、まずは1点返して逆転しよう!
そう思うのがサッカー少年です。

ところが、キックオフして間もなく、体格のいい相手のエースに凄いシュートを
決められてしまい出鼻をくじかれた場合に足が止まることがあります。

このまま何点決められるのだろう。負けちゃう。
どうすればいいかわからない。

ちょっとしたパニックですね。

 強豪として有名なチームと対戦する場合は、試合前から緊張しちゃうことも
 あるでしょう。

でもね、試合を投げ出しちゃいけません。

 強い相手でも、自分たちの力がどれだか通用するか、相手の思い通りに行かせな
 い
失点を少なくする、1点でも返す!

 開きなおりともちょっと違う試合に対する感情コントロールを身につけることは
 サッカーを続けるうえで大切なこと。

びびってたらサッカーにならないんです。
サッカーは体と体がぶつかるスポーツなので、逃げていたらサッカーに
 ならない。競り合うことが当たり前です。

 戦え!少年たち!

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「サッカー上達の2つのステージ」
コラム「サッカー上達の2つのステージ」

 小学6年生でサッカー選手としてよい選手になるためには2つのステージが
 あると思います。

まず、ボールを思い通りに扱うこと、相手に奪われずに思ったところに運ぶ
 ことが出来て、シュートを打つことが出来る。

これは、個人技術をとことん高めることである程度のレベルに達します。
ボールを使った自主トレとかアジリティトレーニングをすることで対人プレー
 は上達します。

このステージに立って満足してしまう選手が多いかなと思います。

 相手を抜く、相手のボールを取る、正確なパスが出せる、トラップミスせず
 ボールを受けることが出来る。

しかし、サッカーはこれだけではないんですね。

 相手をだます、相手の裏を取るというサッカーの原点とも言える考え方を
身につけずに5年生、6年生と進級することはもったいないことです。

 逆に、ボール扱いがままならない1,2年生の頃から相手との駆け引きを
身につけている子もいます。

そんな子にとってボール扱いの技術を身につけることは、相手との駆け引きに
勝つための手法としての技術なんですね。

 目標とする選手像があって、そこに至るまでに2通りの道があるのかなと
思っています。

 技術先行の選手をサッカー選手というなら、駆け引き先行の選手は
 フットボーラーと呼びたいぐらいです。

 練習ではミスばかりしていても、いざ試合になるとボールを奪うことや
 ゴールを決めることは誰にも負けないという選手もいます。

この逆の選手ももちろんいます。練習で正確なプレーが出来るのに
試合ではミスが目立ってしまう選手です。

 練習にどれだけ「駆け引き」や「プレッシャー」の要素を入れられるか。
 子供たちもそれを意識して練習出来るか。

 私たち指導者も意識しないとイケませんし、保護者もおぼろげながらも
 そういうものがあるんだという理解が必要です。

ラグビーほどではないけれど、体をぶつけあいながらボールを奪い合う
 サッカーはキレイ事だけでは済まないものです。

 少々極端ですが、試合中、ぶつかって転んでも
「大丈夫かな?怪我しなかったかな?」と思うことと
「早く立て!サッカーなんだから」と思うことの違いは大きいです。

まずボールを扱えるようになること、そして相手が奪いに来ることを前提に
 した練習をすること。

 相手がいることを意識してボール扱いの練習をすることが手っ取り早いと
思いますが、それには試合経験が必要です。

 卵が先か鶏が先かという議論なら「トラップ出来なければサッカーにならない
 ボールが蹴れなければ相手の逆も取れない」つまり、ボールに触ることが
 スタートだと思います。


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
パスを出す、パスを受ける、パス成功のコツは?
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/5/25

パスを出す、パスを受ける、パス成功のコツは?

パスがつながるようになるとチームレベルが上がったと
実感出来ますよね。

しかし、キック練習で正確に蹴れるようになっても
 トラップ練習で正確に止めれるようになってもパスの成功率が
上がるとは限りません。

それはなぜか?

パスは、ボールが動いている間に人が動くという事実に
気づいていないからです。

 止まっている人から止まっている人へパスしても試合では
100パーセントカットされます。

パスの出し手、パスの受け手の動きのタイミングがかみ合って
始めてパスが成功します。

 動きのタイミングはどうやって身につければよいのか。
 実は、パス成功のカギは、スピード調整能力なのです。

コーディネーショントレーニングをご存知ですか。
サッカーの動きで必要なことは、スピードの調節です。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「その涙は悔し涙か?」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/4/19

 ■コラム「その涙は悔し涙か?」

サッカーの上達には「負けず嫌い」という気持ちが絶対に必要だと
思います。

サッカーの試合が楽しい、できれば勝ちたいという子供たちと
試合終了のホイッスルと同時に涙があふれ、ベンチに戻ってなきじゃくる
選手。

 涙が出るほど悔しいといことは、その試合、その大会で勝つことを
目標にして、たくさんの練習を重ね、ちょっと辛いけど頑張って来たから。

そう思いますが、その試合に勝ちたいというモチベーションはどこから
来るのでしょうか。

 親やコーチから「勝て!期待しているよ!」と言われているから?

いえ、そうではないと思います。

サッカーが好きで始めて、仲間が出来てチームで試合が出来る様になった。
 勝つとものすごく嬉しいし、負けるとものすごく悔しい。

 勝つと、もっと練習したいと思うし、負けると出来なかったプレーを
出来るまで練習しようと思う。

これって、とても純粋な動機だと思います。

 毎試合なきじゃくるようでは、チームとしても問題かも知れませんが
 この試合を落としたら先が無いという試合での涙はココロを打たれるものが
 あります。

しかし、試合は負けてもサッカーは続く。
 気持ちを切り替えて、悔しさをバネにしていくことで、たくましい選手に
育っていく。

バーチャル、仮想という世界が子供たちの人格形成にどういう影響を与えて
 いるのか私は専門家でないのでよくわかりませんが、サッカーは間違いなく
 リアルの世界。

しかも、チームで戦うので、自分ひとりで完結出来ない難しさもあります。
 味方のミスを許し、成功をともに喜ぶということも必要です。

 感情を表に表すこと、こらえることも人間だからこその葛藤です。

サッカーの技術とともに心を育てることの難しさを感じます。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「誰かがやってくれるだろう」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/2/24

コラム「誰かがやってくれるだろう」

 少年サッカーの試合を見ていると、ピンチやチャンスの場面でこんな事を
感じるプレーがあります。

 「誰かがやってくれるだろう」

というプレーです。

 自分が守備に戻らなくても、誰かが守備をしてくれるだろう。
 誰かが、シュートコースに入ってくれるだろう。
 誰かがブロックしてくれるだろう。

サイドからクロスを入れる場面でも
誰かが走りこんでくれるだろう。
 誰かがこぼれ球を拾ってくれるだろう。
 誰かがシュートしてくれるだろう。

このような消極的で、他人任せのプレーを見つけたら、
シメシメ、現場を抑えたぞ!

とその選手を呼び出し・・・よく話し合うことにしています。

 「何やってるんだ!コラ〜」と怒鳴ることも出来ますが、それでは
 コーチに叱られるから守備をする、こぼれ球を拾うという選手に
 なってしまいます。

 誰のためにサッカーやってるの?
サッカーはひとりでは出来ないぞ。

ポジションって何のためにあるんだろう?
サポートとかカバーという動きは何のためにあるんだろう?

よく話あうと言ってもこのようにグダグダと話すのではなく、献身的に
動きまわるチームメイトの様子を一緒に見ます。

 「よく戻ったよな、足が止まらないなあ、いいプレーだ」

 無理無理「はい」とは言わせませんが、よいプレー、悪いプレーは本人も
 わかっているのです。

でも出来ないんですね。

 人は急には変われないし、変わろうと思ってもどういう動きをすれば
 いいのかとっさに浮かばないようです。

そんな時は、「オレがオレが(ボクがボクが)守る、攻める」という
気持ちでやってみなと言います。

 仲間のプレーと重なることもあるでしょう。

 他人(ひと)任せのプレーは、オフザピッチにも出るものです。

 誰かがゴミを拾うだろう・・・ゴミを見たら拾えばよいだけ。

そこで迷うか!という話です。

 大人も出来ない部分もあるかも知れない。
 子供に教わることもあるものです。

 自らの判断で動く様子を見たらしっかり褒めて上げて下さい。
そのためには、ちょっと辛抱も必要かも。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「蹴れないなら蹴らない」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/4/7

コラム「蹴れないなら蹴らない」

 新学年になってチーム作りを始めることは楽しいものです。

たとえば4年生チーム。U10ですね。

いざ練習試合をすると、ゴールキーパーが蹴ったゴールキックが
 なかなか飛ばない。

コーナーキックを得ても、ゴール前までボールが届かない。

こんな経験ないですか。
 私はあります、たくさんあります。

ゴールキックがペナルティエリアをやっと越える程度なので
相手チームのフォワードにまんまと狙われ、シュートを打たれてしまう。

 前半でこの手で2失点もすれば、子供たちのやる気もなくなるって
 ものです。

フォワードの頭を越えれば、なんとか相手ゴール方向にボールを
運ぶ事が出来て、サッカーぽく試合が始まるのですが、ゴールキックが
飛ばないと相手チームのシュート練習になってしまう・・・

練習試合の前の日には、ゴールキックもコーナーキックも
飛んでいたのに、練習試合の本番(練習なのに本番とは?)になると
力んでしまうのか、フォームか崩れるのか、飛ばなくなるんですね。

 芝でやろうがクレーでやろうが一緒のようです。

 蹴れない、飛ばない、力む、変な力が入る→飛ばない→悪循環

 遠くへ蹴ろうと思うとよけいにダメ。
なので、蹴らなくていいよ。遠くへ飛ばさなくても。
サイドの誰々君まで届けばいいよ。
などなど、と声がけします。

なんどかこんな事を経験していくうちに、自分のフォームや
 チカラじゃないことに気づいて、ボールが飛ぶようになるものです。

それまでは、開き直って練習あるのみ。

ゴールキックで楽しいサイトを見つけましたので
紹介しますね。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「先輩と後輩」
 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/3/23


コラム「先輩と後輩」

 新年度が始まります。

 5年生は最上級生の6年生になります。

 6年生に期待することがあります。
それは、下級生の面倒を見るということです。

 新しく入ってきた仲間には小学1年生もいることでしょう。
その1年生の面倒も見てあげて下さい。

シューズの紐を結ぶことが出来ないかも知れません。
すね当ての入れ方が出来ないかも知れません。

コーチや保護者が教えることも出来ますが、上級生が教えることで
 クラブや団としての一体感が生まれます。

 下級生は上級生のプレーを見ています。
 上級生のプレーを真似してスキルを覚えていくものです。

 現代は兄弟が少ないのでひとりっ子の家庭もあることでしょう。
 弟が出来たり、お兄ちゃんが出来たりする感覚も芽生えると思います。

 先日、3年生の子が嬉しそうに報告してくれました。

 「6年生に、なかなかドリブルが上手いなあ。って褒められた!」

コーチが褒めるよりも効果があるかも知れません。

 6年生は∪12、5年生は∪11、4年生は∪10というカテゴリー別の
 リーグ戦が、学年間の活動にすれ違いを生んでしまうことを心配しています。

チーム練習や、練習の前後の時間では、先輩、後輩の交流が出来るように
配慮しています。

 皆さんのチームではどうですか〜?

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 
声を切らすな
コラム「声を切らすな」 2015/3/23

サッカーの練習、静かになっていませんか。
 声を出していますか?

 試合中、声が飛び交っていますか?
 失点した後でも声が出ていますか?

 声って、サッカーのコミュニケーションに欠かせないものです。
 内容はいろいろですが、とにかく声を出すこと。

そして、声を切らさないことが大切です。

 声を出すことで、意外な効果があります。
 声が出ている時は、集中が途切れないという効果もあります。

 積極性のバロメーターでもある「声」ですが、近くの仲間への
 メッセージなら普通の声でもいいですし、チーム全体を鼓舞する声なら
大きい声で。

 背後から来ている相手選手に気づかない味方に

「後ろ来てる!」とか「背負ってる」とか

 どフリーの味方に「どフリー!」と声をかけるだけで、落ち着くもの。

どんな声をかけていいか分からないという選手もいるでしょう。

 試合中で聞いた声を覚えておいて、自分のサッカーノートにメモして
 おくことをオススメします。

 普段から考えていることがとっさの声に出るものです。

 練習の時から、声を切らさない工夫をしましょう!


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「ボールの速さってどれくらい」
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/3/1
 
コラム「ボールの速さってどれくらい」

サッカーの試合では、ボールが移動する速さが、人間が走る速さよりも
絶対に速く、ドリブルよりも速い。

これは、サッカー少年には知って欲しいことです。

しかも、ドリブルは疲れるけれど、パスは疲れない。
ボールはどんなに動いても疲れないで、一番速い。

だから、人間が動くよりもボールをたくさん動かすことで
相手を撹乱できるし、相手ゴールに速くたどり着ける。

でも、ここで考えて欲しいことがあります。

ボールが今、左サイドにあって、一瞬で右サイドに飛ぶかってことです。
 少年サッカーだと50m。

タッチラインからタッチラインの標準的な幅です。

ワンステップで40mは飛ばない。

 蹴っても30m。それも、大きなモーション、踏み込みからのキックで
始めて逆サイドに飛びます。

これは、攻撃で、守備で知ってほしいことですが
一発のキックで逆サイドにボールが来ないのなら、逆サイドの離れた
 ところにいても、ボールに関われないということです。

ボールの飛距離を考えて、立ち位置、走る位置を考えましょう。
 飛距離だけでなく、ボールのスピードも考えましょう。

 一瞬でボールは移動しません。
ボールが空中を飛んでいる間に、人間は何メートルも移動出来ます。

これも大切です。

ボールが空中を飛んでいる時に、マーク相手よりも先にボールに
触ることが出来るか。

 相手デフェンスより先にボールに触ることが出来るか。

ピッチを広く使うことは大切です。

だからといって、ボールが来ない状況で開いて待っていることは
 どうでしょうか。

 大人のサッカーになると、話が違ってきます。
 中学生ぐらいになるとボールスピード、飛距離が格段にアップするので
一瞬にちかい感覚でボールが飛んできます。

グラウンダーのボール、ライナー性のボール、山なりのボール。
それぞれスピードも飛距離も違いますね。

ボールのスピードと飛距離を見極めること。

 今度の練習から心がけてみましょう!

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
小学校から中学校にあがる君たちにメッセージ
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/8
 
    小学校から中学校にあがる君たちにメッセージ

 ナボコーチです。

 今回もメルマガを開いていただきまして、ありがとうございます。

 小学6年生はもう少しで卒業ですね。
 中学校に進学してサッカーを続ける人が多いと思います。

 部活動の他にもセレクションで受かったクラブなど
新しい世界が待っていますね。

すでにクラブチームに合流して練習している子も少なくないと
思います。

 8人制サッカーで4号球を蹴っていた少年サッカーから
11人制サッカーで5号球を蹴るということは大きな変化です。

ピッチも広くなりますので、走る距離も長くなります。
ボールの飛距離も必要ですね。

 小学6年生の中には、発育発達が早い子だと160センチ以上の
子供もたくさんいます。

 8人制での試合だと、ピッチが小さく感じますね。
 体格のよい子は、ボールを遠くに蹴ることが出来るので
 ロングパスやクロスを蹴ることが快感という子もいます。

 中学生になったら、ボールを遠くへ蹴ることが楽しくなる反面
 上級生たちは、もっと遠くへ強く正確に蹴ることが出来るので
 びっくりすることでしょう。

また、小学生は20分ハーフですが、中学生は30分や35分と
試合時間も長くなります。

スタミナも必要ですね。
 広いピッチで、長い距離を走ることになります。

 大人のサッカーの入り口に立つ。
それがジュニアユースのサッカーだと思います。

でも、忘れてはいけないのは、まだまだ中学1年生ぐらいでは
 ボールコントロールの練習が必要ということ。

ロングキックだけでなく、トラップ、ドリブル、ターンなど
小さな技もしっかりと身につけましょう。

 中学3年生になった時に、中学1年生でどれだけボールを触った
 かということが大きな差になるものです。

 走りが速いという子も、中学2年生ぐらいになると追いつかれて
 しまうこともあります。

フィジカルは必要ですが、フィジカルに頼ってプレーしていると
肝心の技術が身につきません。

これでは残念です。

 小学生のうちに、もう一度「ボールコントロール」を見直し
 ましょう。

 丁寧に触ること、思ったところにトラップすること、正確に
 パスを出すこと。

また、フェイントも見直したいものです。
 小学生の時にフェイントが得意な子は中学生になっても
得意になります。

しかし、最初は大きな上級生が相手なので抜いたつもりでも
足がすっと出てきたり、抜いた相手に追いつかれて奪い返される
 こともあるでしょう。

ジュニアで通用したことがジュニアユースでは通用しない。
これも経験です。

 経験が選手を成長させます。

 成功体験、失敗体験。数多くの体験がサッカー選手の財産なので
 ミスを恐れずトライしましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
コラム「相手をフリーにしちゃいかん!」
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/8
 
コラム「相手をフリーにしちゃいかん!」

 練習試合や紅白戦が好きで、よくやリます。

 公式戦にはない指導が出来るのですが、それはピッチの中に入っていって
試合を止めて、デモンストレーションして、再開するという

          【 フリーズ 】

が出来るからなんですね。

もちろん、フリーズすることや、相手チームとの了解をとっておくことが
必要です。

サッカー初心者、始めたばかりの頃の子供たちの試合で特に気をつけて
見ている場面があります。

それは、攻守が切り替わって、相手ボールになった瞬間の動きです。

パスミス、ドリブルカットなど、攻撃していたつもりが相手にボールを
奪われるという場面はサッカーではよくあることです。

この時、相手をフリー、自由にしてしまう、プレッシャーをかけることが
遅れてしまうことがよくあるようです。

 初心者レベルの話ですけど、相手を自由にしたらどうなるかという
 とても大事なことを、試合を止めてでも伝えます。

 一番近い人がプレッシャーをかけに行くこと。

 2人同時に安易に行かないこと。

 味方がプレッシャーに行ったら、他の人はどこへ動くか。

 相手をフリーにしちゃいかん!

カンタンなことですけど、相手ボールになった瞬間に誰かがボールに
 プレッシャーかけるという習慣を身につけること。

サッカーがサッカーらしく見える場面ですけど、始めたばかりの子供
たちは、気づかない子も多いようです。

もし、お子さんの試合でこんな場面を見かけたら、話し合ってみて
下さい。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
「リーグ戦について考えてみよう」
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/1
 
コラム「リーグ戦について考えてみよう」

 週末の試合では、リーグ戦もあればトーナメント戦も
 あることでしょう。

2015年から本格的に小学生にもリーグ戦が導入されます。

リーグ戦なら試合数が増えるとか、出場機会が増えるとか
 メリットがいろいろと言われていますね。

リーグ戦だから、1試合落としても次の試合があるから
 トーナメント戦ほどピリピリしないからいいという話を
小耳に挟みました。

いやいや、リーグ戦だから1試合落とせないし、1点でも
多く取らないと最後に響いてくるんですよ。

 3−0で勝っている試合で、勝ち点確定だから後半に
気が緩んで、失点してしまった。

 得失点差が3点と2点の違いがどう響いてくるのか
 それよりも、勝ち点確定だから気を緩めてしまう考え方
そのものに問題があります。

 世界ではあたり前のリーグ戦ですが、リーグ戦について
考えてみましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 
続けることはつらい?楽しい?

コラム「続けることはつらい?楽しい?」

サッカーの上達は不思議なもので、練習日数や練習回数に「比例」して
上がっていくものではないようです。

 二次曲線というと難しいかもしれませんが、始めて最初の頃はなかなか
成果が現れません。

しかし、ひとつのテクニックが上達するとそこからぐんぐん他のテクニック
 も上達していくものです。

なかなか目に見えるような上達がない時に、毎日10分でも続けて練習すると
 いうことはつらいかもしれません。

でも、ここで頑張れるかどうかが上達の分かれ目なんですよね。

ボール扱いの練習は、昨日の方が調子いいとか、今日は調子が悪いとか
安定してボール扱いが出来るようになるまでは「波」があるものです。

ここでやめたらその先は無いと思って下さい。
そのうちやる気が急に出てきたり、急にボール扱いが上手くなることは
絶対にありません。

なかなか上手く行かない時期でも、コツコツとボール扱いの練習を
続けること。

これもサッカー選手としての「センス」かもしれませんし、
 上達やよい選手になるための条件なのかもしれません。

 筆者が子供の頃はボールに触ることが楽しくてしょうがないという
時期がありました。

 壁にボールを蹴る「壁うち」を延々と続けていると、親に夕ごはんの
時間で呼ばれていったんご飯を食べます。

 食べたあと、また、外に出て薄明かりの下でボールを蹴る。
そんな日々もありました。

 中学生の頃は上手くなりたいの一心と、上手くなって女の子に
 もてたいという不純?な気持ちもありましが、とにかく頑張りました。

 怪我をしてボールに触れない日はとてもつまらないと感じることも
 あります。

ボールに触ることだけを毎日続けること。
ボール扱いが楽しいと思えること。

これが上達の近道だと思います。
やりたくない日でも始めてみるとボールの魅力にとりつかれる
 ものです。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 蹴り足より軸足を意識しよう
 親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/12/16
 
 蹴り足より軸足を意識しよう

(1)ボールタッチは片足立ちで行うもの

 リフティングにしても、キックにしてもトラップにしても
 ボールに触る足の使い方ばかり意識しがちですが、実は
軸足を意識することで、ボールタッチがよくなるものです。

ボールを触る時は必ず片足立ちになりますよね。
 安定感のある、柔軟な立ち方をすれば、ボールタッチも
良くなります。

 (2)軸足を意識してみる

例えば向い合ってのインサイドキックの練習で
 ボールを蹴る足よりも、ボールに真横にしっかりと軸足を
置くことを意識してみます。

 足裏全体に体重を乗せるように踏み込むこと、前後左右に
 ぐらつかないようにバランスを取ること。

これを意識してみてください。

ボールリフティングの時も、蹴ることよりもしっかりと
立つことを意識してみてください。

ボールが自分から遠くへ行ってしまいそうになっても
素早くステップしてボールに近づき、バランスを整えて
 ボールに触ること。

ボールと蹴り足の間を取り持つのが「軸足、立ち足」です。

 (3)軸足のバランスチェック

相撲の四股踏みってありますよね。

 片足でたって、もう片足をゆっくり高くあげてゆっくり
下ろすという四股踏みです。

 左右両足を交互にやってみてどうですか、同じように
 バランスが取れますか。

 四股踏みが難しければ、モモ上げ片足立ちでもいいです。
とにかく、片足立ちになってみること。

これで左右の差をなくすことで、左右両足で蹴ることも
上達します。

 (4)画像で見る軸足バランスの例

ワンタッチでパスをする例ですが、浮き球にうまく反応して
軸足を踏み込み、インサイドで狙った場所にキックしています。

ブログ画像です
>>http://juniorsoccer.info/ballcontrol/177/

軸足と蹴り足のイメージが湧きましたか?

 (5)軸足トレーニング自主トレ編

 毎日コソトレをすると、軸足も安定して来ます。
ワンバウンドリフティングが安定するとキックも
安定して来ます。

コソトレの方法はこちらをクリック!
 >>http://link.naotech.info/kosotore.html


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
トラップの方向を変えてみよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/11/24
 

■トラップの方向を変えてみよう

少年サッカーの試合を見る時に、トラップだけをじっと見てみて下さい。
ボールが来た方向にそのままトラップする子供たちが多くないですか。

 逆に、上手いなあと思う子供は、ボールが来た方向じゃないところにボールを
 トラップするので、相手が取ろうとしても取れません。

 簡単なことですが、大きな違いです。

 (1)相手チームはトラップの瞬間を狙っている

 デフェンスの基本のひとつとして、相手チームのトラップの瞬間を狙うという
 ものがあります。

 特に少年サッカーではけっこう高い確立でトラミスするので、トラップの瞬間を
狙うこと、トラップが乱れた瞬間を狙うことで、意外と簡単にボールが取れます。

 (2)相手のいない場所にトラップすることは難しい

相手がいない方向にトラップしようと言いますが、これがなかなか難しい。
 相手を見なくてはいけないし、ボールも見なくてはいけない。

 相手がいない場所を探すことが出来るようになるまでには時間がかかりますね。
 最終的にはここを目指すのですが、それまでは、ちょっとこんなことにトライ
 してみてください。

 (3)ボールが来た方向にトラップしない

 ボールが右から来た時、身体が右を向いて身体の正面でトラップすることが
多いはずです。

 相手デフェンスはボールをトラップする場所は身体の正面だと思っているので
当然狙って来ます。

そこで、身体の正面にトラップしない、右か左にかならずずらしてトラップ
 してみる。

これだけでも、取られる確率は減るでしょう。

 (4)インサイドで、アウトサイドで

 ボールを受けたらファーストタッチで左右にずらすのですが、この時
 使いやすい足の場所を上手く使いましょう。

 右へ運ぶ→右足のアウト、左足のイン
左へ運ぶ→左足のアウト、右足のイン

 インサイドが面が広く確実に運べます。
アウトサイドは、相手をだますこと、大きく弾くことが出来るので
使い分けましょう。

 (5)余裕が出来たら

 ボールが来る前に、回りを見ておくこと。
これを意識してトラップするだけでも、相手が見えてくるので
 トラップが相手の正面にいくことが少なくなるはずです。

 「前もって見ておく、ボールが転がっている間にも見ておく」

これが出来ると、ワンランクアップです。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 連続してバウンドリフティグにトライ
 親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/12/15
 

 連続してバウンドリフティグにトライ

(1)最初は利き足で

前回は、キックと手を交互に使って練習しました。
これはこれで、コーディネーショントレーニングになるので
 ウォーミングアップとして使えます。

さて、今回は、手を使わないで足だけでバウンドリフティグです。

 両足はちょっとむずかしいので、最初は利き足で。

ボールがあっちこっち行ってしまうけれど、素早く追いついて
落ち着いて丁寧にボールをタッチしましょう。

 (2)弱すぎない、強すぎない

足に当てることがコツなので、

 「当たっている」

 「ボールが足に当たって跳ね返っている」

この感覚をつかんで下さい。

 弱すぎると、「ボソッ」という感じでミートしません。
つま先側に当たるとこうなります。

 強すぎると、高く上がりすぎて次にバウンドに対応出来ません。
 頭が上を向いたり、下を見たりと上下するのでバランスも崩しやすいです。

 (3)最初は顔の高さまで

強さは顔の高さぐらいがいいでしょう。
 頭よりちょっと高くてもいいです。

 胸だと、バウンドが短くなるので忙しくなりますから
 ステップ移動がついて行けなくなります。


 (4)ボールが止まったらアクション

 ボールは空中でいったん止まります。
それから落下するので、そこが足を出すアクションのスタート。

 多くの子は、ボールが上がっているのに足を地面から離してしまいます。
これはソンソン。

 落下するボールに足を当てるので、胸からモモぐらいでボールが止まって
落ちてくる途中で足をだすとちょうどいいかもしれませんね。

このタイミングは自分でつかんで下さい。

 屋良さんは、「モモのあたり」という声をかけています。

ボールをよく見て落ちるまで我慢です。

 (5)回転をかけない

 ボールが向こうに行かないように、どうしてもインステップを自分に向けた
足の角度でボールを蹴りがちです。

そうすると、自分に向かってボールが回転がかかり、次のバウンドが
自分に近くなって蹴りにくくなります。

ボールは真上に無回転(に近い感じで)上げること。

もし回転がかかったら、その回転を止めるようなタッチにもトライして
見てください。

 (6)足から出すか、膝から出すか

動画をよく見ると、足首より膝が先に動いていることが分かると
思います。

 初心者はどうしても「足」でボールに行くので、膝を伸ばしたまま
 ボールに足を当てようとします。

まるでロボットの行進の様に。

なので、膝を曲げてから伸ばすような感じてインステップにも角度を
 つけてボールに当てると、丁寧なタッチが出来るかも知れません。

 (7)背中を丸めない

背中を丸めると、膝を伸ばしてボールを蹴るフォームになってしまいます。
 背中をまっすぐにして、カッコイイフォームでボールを蹴れるように
意識してみましょう。

 (8)そして両足で

両足交互でバウンドリフティグをすることはそんなに難しくないでしょう。
 苦手な足は、逆に力を抜いて足に当てるということがやりやすいようです。

 左右交互に行うことで、軸足を踏み変える練習にもなります。
これは、バウンドリフティグの美味しい効果です。

サッカーでは、軸足を左右に切り替えて重心を変えることがボディバランスの
特徴でもあります。

 軸足切り替えは、ドリブル、キックの土台ともなる動作です。
リズミカルに行いましょうね。



レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ボールを引いてみよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/10/26
 
ボールを引いてみよう

(1)ボールを引いて相手から離れる

 サッカーを始めたばかり、また、サッカーを始めて1年以上たつけど
 まだ、ドリブルが苦手っていうお子さん対象です。

ボールを引く、いわゆる、引き球ですが、これってドリブルテクという
意味でなく、相手との距離を取るという意味で、出来るとトクする
 テクニックです。

 図解です。ブログ記事に飛びます。
→http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_340.html


(2)軸足もステップする

 ボールを引くということは、すぐにでも出来るワザですが、
 引いたボールといっしょに軸足もジャンプして後ろに下がるという
 ことにトライしてみましょう。

 (3)自分がコントロール出来る場所で

 このワザは、相手がボールを奪おうと足を伸ばしてきたら、横にはずして
抜き去るか、横にずらしてすかさずパスやシュートを狙うものです。

なので、軸足とボールの間隔(距離)は維持しながら、ポンっと相手から
離れることがコツです。

 軸足だけジャンプではボールがコントロール出来る場所から離れて
 しまいます。

また、ボールだけ引いてしまうと、足に近づきすぎて、きゅうくつに
 なってしまいます。

 利き足の前に置くこと。これがコツです。

 (4)相手を誘い込む

 ボールを相手に見せつけて、くいついて来たタイミングでボールを動かす
 ワザなので、カケヒキが必要です。

お父さん、お母さんも相手になることが出来るので、相手がボールを奪おうと
前足に体重をかけた瞬間をとらえてみましょう。

ミニボールを使えば、室内でもできますよ。

 (5)ボールの空気圧を感じること

 ブログにも書いていますが、ボールを引く時に、ボールをちょっとだけ
 つぶすような感じで拇指球で押して引いて見ましょう。

ボールの空気圧を感じるということも、ぜひ身につけて欲しい感覚です。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
選手たちを奮い立たせる能力が監督やコーチには必要になります。
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/10/14
 

 選手たちを奮い立たせる能力が監督やコーチには必要になります。

 時には自分のキャラで無くても、オニのような顔をしなければならない
 こともあるでしょう。

 例えば雨の中の試合で、相手よりも雨に負けそうな顔をしている子供たちに
理論を語っても、聞いてもらえないでしょう。

ボールを先に触る!当たり負けしない!簡単に転ばない!
など、口調を強く、顔を紅潮させて語る場面も必要になると思います。

 簡単なテントで雨よけしながらハーフタイムのミーティングをすることも
 あるのですが、雨が強いと声が伝わらないんですよね。

 子供たちは雨音に気をとらえて話に集中出来ない・・・

話を簡単に済ませることが大切です。

 例えば

「雨に負けない!」

とか。

 「宮沢賢治ですか?」と突っ込まれないように・・・・

 ではまた!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 
これは、少年サッカーについても当てはまるところがあります。

  〜コーチも親もいろいろ・・・考えてみる機会にしてみてください〜

これは、少年サッカーについても当てはまるところがあります。

 監督の采配を評価するのか、采配は別にして選手の活躍を評価するのか。
 試合の場面だけを切り取って評価するのか、4月からの活動、もっと言えば
 サッカーを始めてからの取り組み姿勢を評価するのかということも
 あります。

そして、親の関わり方はどうだったのか。
ここにも関心が集ります。

 見守ることに徹して、あえて手を出さないことで子供の判断を育てる
 ことができたか。

 忘れ物やミスを防ぐために、先回りをして用品や用具を揃えてあげたり
手入れをするということがなかったか。

どうでしょうか。

 私も試合を経験しますが、ピカピカのシューズを履いているチームでも
紐がゆるゆるだったり、足にジャストフィットしていない様子を見ると
指導者と親の関係が分かります。

 逆に、薄汚れていたシューズで使い込んでいるなあという印象を持つ
 チームは紐もしっかりと締めあげられ試合で緩むこともなく、足にフィット
 していてボールを蹴る音まで違います。

ひとりふたりでなく、チーム全体を見るとよくわかります。

 親やコーチが選手にどのように関わればよいのか。
あえて、コーチとしてキツイ言葉も親や選手に必要になります。

 私たちは、嫌われることが怖くて、相手のためになることを言わないコーチを
 まるでスクールコーチのようだと言います。

スクール生が減れば営業が成り立たなくなるので、ゆるゆるのコーチを
 するか、わかっていても叱れない、怒れないコーチがいます。

キツく聞こえるような内容をしっかり伝えることもコーチの腕前です。
スクールコーチでも、しっかり伝えるべきことを伝える素晴らしいコーチは
 たくさんいます。

 一部のスクールコーチがゆるゆるということです。

 子供だから褒めれば嬉しいし、練習も楽しくなります。
どんなことでもいいんです、何気ないパスでも本人が狙ってプレーしていれば
褒めてあげればいいんです。

しかし、ボールの空気圧が甘かったり、シューズの紐がいい加減に結んで
 あるようでは見逃しません。

 本人のためです。

 大人の目、一部の目、一方的な目などなど少年サッカーを取り巻く環境は
 いろいろですが、最後の判断基準は、プレイヤーズファーストです。

 選手のためになっているか。選手の将来を考えているか。
 小学生は遠い将来を抱えたサッカー選手なのです。

 夏休みも終わりということもあり、8月末日ということもあって
 まとめ的な内容になりました。

 夏休みも終わりと言えば・・・
詳しくは編集後記にて。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
走ること
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/8/16
 
 走ること

今週のBは、3つのBの基本となるものです。

 私の印象ですが、最近の少年サッカーはテクニック重視、判断力重視など
 とてもよい方向に向かっているのですが、その反面、走るということが
 まるで問題なくできているかのように錯覚しているように感じます。

http://ameblo.jp/juniorsoccer/

この記事をあらためて書きます。

 走りの練習がまだまだ足りない
 サッカーの練習というと、走れることが前提になっているような
気がしてならない。

 走ることもままならない、ここでいうままならないという意味は
持久力がないということではなく、走り方やスピードのことです。

 自由に方向を変え、緩急の変化、ダッシュのタイミング、体勢の変化など
走りといってもサッカーはバリエーション豊富。

まさに走る格闘技とも言えるほど。

ラグビーやバスケットも走る球技ですが、サッカーは走りながら
片足でボールを扱わなければならない。

まあ、ボール扱いはおいておいても、フリーランニングの技術は
本当に大切です。

ステップの大きさ、方向転換、ジャンプ、重心の高低など
 ボールを使わないでも練習する必要が大有りです。

でも、チーム練習の時間ではこのような練習に時間を割くことは
効率でないということもあるでしょう。

でも、必要なものは必要なんです。

 小学1,2年生なら徹底して鬼ごっこ、3年生過ぎたら
 サーキットトレーニング形式で走りをいれてもよいと思います。

 結果的に量も必要です。
ただし、質が悪いのに量をこなしても、変なクセがつきます。

フォームも大切ですが、まず、自由に走れること。

■持久力のことではない

前回のメルマガでは、持久力(体と心)について書きました。
 今回の「走る」というテーマは、スポーツ根性の話とは違います。

ワンツーをするにも、スルーパスを受けるにも、まず走れなけれれば
話にならないということです。

ためしに、Jリーグの試合(生でも中継でもよいです)で、
 走っている様子だけを見てください。

ストップアンドゴー、ターン、スライディング、ジャンプ

体を移動するために、いろいろな動きがありますが基本は走ることです。

■真っ直ぐ走れますか

基本は真っ直ぐ走ること。

えーーーと驚かれるかも知れませんが、目標の地点に向かって
全速力で移動すること、つまり、真っ直ぐ走ることは基本中の基本です。

 肘を振る、後ろに肘を振る、しかも素早く振る。
ひざを上げる、足を前に振り出す、地面を蹴る。

 私がもうちょっとだなあと思うことは、やはり軸のブレですね。
 走っているけれど、一歩、一歩、体が上下動したり左右にブレたり
 とても安定しているとは言えない子供たちも多いです。

 体幹トレーニングが必要という意見も多いでしょう。
 体幹トレーニングをしながらも、やはり走ることの練習、ダッシュの
練習が必要だと感じています。

 良いフォーム、力強いフォームでしっかり走れること。

 安定して走れるようになると、走りながらスピードの調節が出来るように
 なり、顔が上がるので、視野が確保出来るようになります。

トップスピードで走りながら回りが見えることは、とても大事なことです。

■自宅でも出来る練習です

 お父さんが見る、ビデオに撮ることでフォームを治す、走れるように
 なることが出来ます。

30m程度の距離を全速力で10本走ります。
 1本走ったら、30秒から1分かけてスタート地点に戻ります。
 体力と相談して決めて下さい。
インターバルトレーニングではないので、あまり短くする
必要はありません。

 1本目と10本目を比較すると、フォームが乱れていることに
気づくはずです。

20分ハーフという試合で、最後まで走り切るプレーをするためには
最後の1本が一番いい走りになる必要があります。

お父さんは、最後の1本で仕上げるイメージでトレーニングを
見守って下さい。

 走り方ってどうすれば分からない。

そんな時は、サッカー協会から安いDVDが出ていますので参考に
 してみてください。

 >>http://ameblo.jp/juniorsoccer/entry-11915307672.html

足首の使い方など細かいテクニックもありますが
大まかなフォームを身につけること。

 走りは、小・中学生にとって一生モノです。
この時期に身につけましょう。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 ゲーム時間・・・40分間闘うこと・・・とは?
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/8/18
   
  ゲーム時間・・・40分間闘うこと・・・とは?

■長い時間練習について

今週のBは、ボディバランスかな。
 筋持久力とか、心肺機能でもあります。

サッカーの練習をだらだら〜と長い時間していても
集中を欠くと逆効果です。

 今日は、コレだけ。

 焦点を絞ることで効果が出るものです。
 練習が終わったあと、

 「何やった」と聞かれた時に

「コレ!」とすぐ反応出来ること。

これが、練習です。

では、今週のテーマの長い練習時間って何?

■40分間闘うこと

試合時間は20分ハーフですよね。
20分フル出場することって、夏場はちょっと大変です。

でも、20分だけでなく、ハーフタイムを挟んで40分間
 闘えるようになること。

これって、最低限大事です。

 例えば、40分を続けて走れますか。
しかも、ジョギングとダッシュを織り交ぜて。

さらに、ジャンプしたり転んだりしながらも
 ボールを正確に扱い、回りを見て、声を聞き、声を出す。

サッカーの試合は、コールドゲームがないので
 フルタイムをプレーすることが大切です。

■40分を動き続けてみよう

20分×2でもいいです。
 練習時間のなかで、20分集中して動くことを経験しておくことは
試合での体力をつけるためにも重要ですね。

 出来れば、気温や湿度をみながら40分動くこと。
 飲水も入れながら。

■40分動いてみると

筋肉が疲労したり、息がハアハアしたり、集中力が無くなったり
 バランスが取れなくなったり、ボールが正確に扱えなくなったり。

いろいろな事に気づくでしょう。

40分間の動きでも、自分をセーブして動くことと、ペースを
考えず、目の前のプレーに全力で取り組むことでは、全然違って
来ます。

35分ぐらいから、頑張れるように意識すると気力も体力も
 アップします。

 時間が決められたトレーニングでは、最初よりも後半にフルパワーを
出してみてください。前半をセーブしないで、後半、残りの数分に
全力を出すこと。

■苦しい時はみんな苦しい

 マラソンは35キロ過ぎが苦しい、勝負が決まると言われます。
サッカーでも、大人のゲームだと後半の35分過ぎがもっとも
苦しい時間です。

この苦しい時間帯に頑張れることは、テクニック以前に大切な
 ことです。

 根性論でなく、時間が決められた競技では誰もが後半に辛くなるもの。
 交代選手の出番はこんな時です。

 動きの量や質が落ちれば、交代ですね。
 1分でも長くプレーしたければ、動きを止めないことです。

■体と心がなれてくる

毎回の練習、試合で苦しい思いをしていればサッカーが嫌いに
 なるかも知れませんね。

でも、体と心がなれてくると、チャンスを作る、ピンチを救う
 というプレーが出来るようになるものです。

 味方もコーチも見ています。
この苦しい時間帯の頑張りプレーを。

 「クリアしてくれてありがとう」「フォロー、サポートしてくれて
 ありがとう」

 仲間やコーチからの言葉ひとつで、疲れが吹き飛びます。

 心が育つ瞬間ですね。


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 「ボールをバウンドさせない、地面に落ち着けること」
 親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/8/4
   
 「ボールをバウンドさせない、地面に落ち着けること」



 (1)バウンドを止めること

 ゴールキックやパントキック、スローインやコーナーキックなど
 サッカーではボールが浮く、浮き球の状態が以外と多いものです。

ヘディング出来るもの以外のボールを上手くコントロールすることが
 サッカーでは大切です。

 小学生の低学年やサッカーを始めたばかり子のゲームを見ていると
浮き球がツーバウンド、スリーバウンドしてボールが落ち着かない
光景を見ます。

 浮いたボールを蹴るので、またボールが浮いてしまう。
 浮き球のパスならいいのですが、とりあえず蹴ってしまう。

これはサッカーとは言えません。
 高学年になれば、浮き球のままボレーでパスをすることも出来るかも
知れませんが、意図しないキックは「あとは知らないキック」です。

まず、バウンドさせない、させてもワンバウンドまで。

 浮き球から、よいパス、ドリブルに移るためにはボールを地面に落ち着ける
 ことが必要です。

バウンドを止める方法はインサイドや足の裏、またはアウトサイドを
 つかってコントロールすること。

やはり「ウェッジコントロール」で、思ったところに置きたいものです。

 (2)ボールが奪われにくくなる

 ボールをバウンドさせないで、地面に落ち着けると相手に奪われにくく
 なります。

 相手が寄せてくるのは、ボールが空中にある時間です。
ほんの僅かの時間と思いますが、意外にも相手はスッと寄せることが
出来ます。

バウンドを抑えようとしたら、目の前に敵が2人もいた・・・
 ボールをコントロールしようとボールをじっと見ていると相手が見えなく
 なります。

 逆に、ボールのバウンドを確実に抑えることで相手が寄せてくる時間を
与えないで済みます。

また、ボールが空中にある時にちらっと敵を見ることが出来れば
 コントロールの瞬間にボールを横にずらしてトラップすることが出来ます。

 (3)どんな練習をすればいいのか

基本は、手で空中に投げ上げたボールをコントロールすることです。
 頭よりも高く投げてインサイド、足裏、アウトサイドでコントロール
 します。

 2人で組んで、お互いに投げ合うこともやってみましょう。
この場合、良いボールを投げる必要がありますが、山なりのボールを投げる
 ことは意外に難しいものです。

この場合は、地面に思い切り叩きつけてバウンドさせるということを
 やってみましょう。すると山なりのボールが相手に届きます。

 左右の足でコントロール出来るようになったら、ボールを置く位置を
制限してみます。

50センチ以内に止める、1m以内に止める、2m以上離してみる。

 浮き球をコントロールするような試合の場面では、敵が近くにいることが
多いものです。

 地面に落ち着けたらすぐにパスするか、ドリブルでスペースに移ること。
または、相手のいないスペースに大きくトラップすること。

こうすることで敵に奪われにくくなります。

 浮き球トラップから、すぐにパス。目標を作ってそこを狙うということも
 よいでしょう。

 浮き球トラップから、すぐにドリブル。コーンを並べてそこを一気に
 ドリブル通過するということも手です。

 (4)試合で活かしたい

浮き球トラップに自信がついた。試合で試したい。

そんな時は、浮き球をトラップしたらパスやドリブルを選択出来ればよいの
 ですが、パスというのは味方がよい場所にいないと成功しません。

 特に低学年ではボールに固まる、集まる傾向があるので、パスを受けてくれる
味方は近すぎてしまいます。

それなら、選択肢はドリブルです。

 方向は相手ゴールでなくても良いです。
 相手ゴール方向には敵が固まって、集まっているはずです。

そこへ向かって行くことは無茶というより判断不足です。
スペースにドリブルして、相手を散らし、フリーな味方を見つけて
 パスをする。

もし、相手がうまく散らばってくれるようならゴールへの
 コースを見つけて突破してみましょう。

いずれ仲間がパスコースに入ってくれるまでは、こんなプレーを
続けてみることもトレーニングになります。

ドリブルは自分から自分へのパス!ですよ。

 夏だからドリブル!



レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 前を向いてボールを受けるという基本
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/28
   

 前を向いてボールを受けるという基本

ボールにもっと関わること、ボールを持っている選手は自分でボールを
 どうするかの判断をするのですが、パスをするコースがなければ
 ドリブルしかありません。

ボールを持っている選手の回りで、どれだけパスコースが作れるか
関われるかということは、ボールを持っていない選手の動きに関わって
来ます。

サッカーでは当たり前のようですが、ボールコントロールがまだ上手に
出来ない、パスが正確に蹴れない、止めれないという選手たちは
 どうしても、ボールを持っている人にへそを向けた体の向きになりがちです。 


ボールをどこへ運んでいくのか、ゴール方向へどうすれば運べるのか。
それを考えてパスを受けて、パスを出せば、サッカーの動きの基本は
自然にわかってくるはず。

でも、ボールには魔力があって、子供たちの視線を引きつけてしまいます。
ボール以外の相手、スペース、味方を見るという動作や意識を身につけるには
「意識すること」が大切です。

 「意識して見る」ことを続けていくと、それが習慣になります。
これが大切です。トレーニングの目的は習慣化です。

 (1)ボールを受ける時

 味方からボールを受ける時、止まって受けようとしていませんか。
 相手のマークを受けたまま受けようとしていませんか。

スペースに走りこみながらボールを受けること。

 難しいことはタイミングです。
 味方がパスを出せる状態を見ることが大切です。

トラップで四苦八苦しているときに、ボールをくれと呼んでも
 ボールが出てくるのは、3テンポぐらいあとになるでしょう。

 味方がパスを出せる状態のちょっと前に、動き出しで声を出す。
パスを受けたあと、どんなパスを出したいか見ておくこと。

ここまでが「よい準備」です。

 左側からのパス、右側からのパス、いろいろあるでしょう。
どちらの足でもコントロール出来ることが大切ですが
 どちらの足を使おうかという判断は、ずばり「視野の確保」です。

コントロールの瞬間に広いエリアが見える足、ゴールが見える足が
 トラップする、コントロールする足です。

これさえ気をつければ体の向きはついてくるもの。
 習慣化すれば、やりやすさが分かるはずです。

このような基本は、目立つものではありませんがセレクションの
時など、基本チェックでは当然、目に止まります。

 基本が身についていないなあ。

よい準備をすること。

レッツトライ!

 (2)ボールを出すとき

自分のタイミングでパスを出していませんか。
これ以上持っていたら相手に奪われる、だからパス。

これでは爆弾ゲームです。
ボールを持っていても回りが見れていればいいのですが
小学生のみんなはまだそこまでのテクニックがついていないですよね。

それなら、回りはいつ見る?

ボールをもらう前に見るんです。
 見ておく、ボールが転がってくる時もギリギリまでボールから目を
離して回りを見ておくこと。

これも難しいようですが、意識と習慣化です。

ボールを持ったら、パスを出す場所を決めてあるので、迷いがありません。
これがまず基本。

 (3)パスする寸前に見えたら

 パスをする寸前に、ボールを蹴る寸前に相手の足がスッと出てきた。
 多くの選手はここで、イチかバチかのパスを蹴ってしまいます。

 高い確率で相手の足にあたり、高い確率で相手ボールになります。
またボールを奪いに行かなければなりません。

ボールを蹴る寸前に蹴る足を止めて、ドリブルに切り替えることが
出来る、ボールを蹴らず、ボールを引くことが出来るなどなど

寸前に判断を変えることが出来る能力

これもセレクションでは注目されます。
 多くのギャラリーが「上手い」と思う瞬間です。

イチかバチかを止めて、ボールを大切にしましょう。
ボールをパスすることが出来なければ、パスコースが出来るまで
 ボールをキープ。

 出来れば相手を抜いてしまう。
パス以外にドリブルの技術に自信があれば、判断の引き出しが
多くなります。

 夏だからドリブル!

ひとり抜くと局面が変わる!

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ドリブルシュートの難しさ
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/22
   
■ドリブルシュートの難しさ

 ワールドカップでは、数々のスーパープレーを見ることが出来ましたが
 ドリブルシュートは見応えのあるプレーのひとつですね。

ロッベンやロドリゲス、そしてメッシのドリブルシュートはどれも
正確さとパワーを兼ね備えたゴールでした。

さて、小学生に目を移すとドリブルシュート好きの選手がたくさん
 いますが、いまひとつ決定力に欠けるようです。

もちろん私の回りの選手たちですが、皆さんのチームではどうでしょうか。

 味方からのスルーパスをもらってドリブル!GKと1対1になり決定的な
場面を迎えたのに、失敗・・・・

失敗はいいんです。失敗しないと成功出来ません。
でも、失敗し続けると味方からパスも出なくなります、正直言って子供たちも

「あいつまたミスするからなあ」

と口にするようになります。

ミスにもいろいろあるので、今回はドリブルシュートを取り上げます。

 (1)トップスピードで足があわなくなる

全速力で走り、トップスピードでドリブルするところまではよいのですが
相手GKと1対1になると、ボールが先に行ってしまい、シュートが出来ない。

そんな場面がありませんか。

 相手GKとの間合い、自分の走りの速さ、ボールのスピード。
この3つを調節出来ないと、タイミングのよいシュートは打てません。

 親子で練習する方法があります。

お父さんやお母さんがGK役、30mぐらい離れて立ちます。
お子さんはドリブルからスタート、15mぐらいに来たらGKは前に
出ていきます。

ここで、ボールから目を離してGKを見ることを意識します。
ドリブルでGKに迫って、GKを抜き去って反対側に抜けましょう。

これを繰り返します。

 試合では視野が狭まりますので、GKの位置を見ていないことが
多いものです。

 歩幅が合わないまま走っていて、蹴るまでには調節出来るさ、と思って
 いると、気がついたら目の前にGKが迫っていた。

そんな事があるものです。

トップスピードでドリブルしながらも顔を上げること、これが大切です。

 (2)GKの正面に打ってしまう、予告ドリブルシュート

 ドリブルシュートに対して、GKはゴールとボールを結んだ線上に立つように
 トレーニングされています。

 当然、ドリブルしながらゴール方向にシュートを打てばGKの正面に飛ぶと
言うわけですね。

 私は「予告ドリブルシュート」・「いくぞ、いくぞシュート」と呼んでいます。

 相手GKはドリブラーとゴールの正面に入るまでにちょっと時間がかかります。
ボールをもって、いくぞいくぞ!と走っている間にGKはしっかりとコースに
入ってしまいます。

 (3)GKを見ろ、でも味方じゃないぞ!

 相手GKをよく見て、ボールを持った場所からシュートが入りそうな地点まで
 ドリブルする間にかけひきが必要です。

いくぞいくぞシュートの場合は、GKを見てしまうので、GKに向かって蹴って
 しまいがちです。

 普段の練習で、人というのは「目標物」なので、サッカーをはじめて間もない
 うちは、人に向かって蹴るというクセが付きます。

いざ試合のときも、慣れていない選手はGKという人に向かって蹴ってしまう。
それが、GK正面へのシュートという訳ですね。

 上手いなあという選手のドリブルシュートはGKの左右どちらかを狙うフリを
 して、重心の逆を付きます。

また、ゴロをチャッチしようと重心を低くした瞬間に肩口を狙います。

 主導権はドリブラーにあるのですが、少年サッカーの場合、GKが勇気を出して
前に出ることで、ドリブラーの判断を狂わせることが出来ます。

 親子で出来る練習方法としては、ゴールが必要ですが、ゴールへ向かって
 ドリブルシュートを打つ練習をします。

その時、お父さん、お母さんはゴール正面に立っているだけでなく、お子さん
 がドリブルし始めたら、左右に移動します。

つまり片側をがら空きにするということです。

がら空きのゴールにシュートを流し込む。決して大振りでなくてよいので
GKの位置を見て、空いている場所にボールを蹴るという体験を積むという
 ことです。

チーム練習で行っていると思いますが、この感覚がまだ身についていない選手は
親子で練習してみることをオススメします。

くれぐれもお母さんにぶつけないようにね!

このようなドリブルシュートの手本となるプレーがたくさん詰まっている動画を
見ることで、イメージが湧くことでしょう。


 特に1対1でのかけひきは見ておいて損はしません。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ゴールキーパーの基本は「止める、蹴る」?
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/14

   
■ゴールキーパーの基本は「止める、蹴る」?

ドイツのノイヤー選手は、ゴールキーパーの概念を変えてくれました。
 守備範囲の広さはペナルティエリアを軽く超えていましたね。

バックパスを受けて、コントロールし、正確にパスを出す。実に正確に
安定したプレーでした。

 足もとの技術がしっかりしていること、状況判断の正確さ、そして勇気。
ノイヤーのファンが増えることでしょう。

さて、少年サッカーは8人制ですが、8人にはゴールキーパーも含まれて
 います。

 小学3年生、4年生のゲームなら、ゴールキーパーはビブスを着せて、
ローテーション制で全員が出来るようになって欲しいと思います。

 (1)一番後ろから見えるもの

 ゴールキーパーをするとゲーム全体が見えます。
 一番後ろから見える景色はどんな景色か。

ぜひ経験して欲しいです。

 味方の位置、相手の位置、スペースそしてボールが見えます。
 何をすればいいのか、今、チームはどういう状況なのか。

 中盤では見られない景色が見えてくるはずです。

 (2)自分の後ろに誰もいないということ

 いつもゴール前にはゴールキーパーがいるから、相手にドリブル突破
されても必死で追いかけない、キーパーがなんとかしてくれるから・・・

 そんな甘えはありませんか。

 一度、ゴールキーパーの経験をすると、

 「おいおい抜かれたら追いかけてくれよー」

という気持ちになるかも知れません。


そして、自分の後ろにはだれもいないという状態でバックパスを受ける時の
緊張感も経験して欲しいですね。

ひとつひとつのプレー、例えばボールコントロールやキックを正確に
丁寧にすることが身につくかも知れません。

しっかりとボールをミートすること、慌てない気持ちを持つことが
大切です。

 (3)ゴールを守るという意識

ボールがゴールに向かって飛んでくるかも知れない。
ボールとゴールを結んだライン上に立つこと。

ゴールキーパーを経験することで、デフェンスの基本も身につきます。


レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 攻撃的なデフェンスをしよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/6/30

   
    攻撃的なデフェンスをしよう

小学4年生ぐらいから、守備の優先順位を身につけて欲しいと
思います。

 簡単な図解はこちらです。
 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_337.html

1 インターセプトを狙う
  (インターセプトはボールを持っいる人が、味方にパスをするためにボールを蹴り
出した時にボールがコロコロと転がっているときにボールを奪うことです )


インターセプトが成功すると攻撃の起点になれます。
インターセプトの成功のコツは、ボールばかり見ないことです。
パスの出し手、受け手を見ておくことが大切です。

 2 トラップの瞬間を狙う

 ワールドカップでも見られるのですが、縦パスをカットした
相手のボールを奪うというシーンがあります。

トラップの瞬間というものは、狙い時です。

トラップが成功しているか、体から離れてしまったかという
見極めが大切。
 普段の練習から、トラップの瞬間を狙う練習をしよう。

 3 振り向かせない

相手が後ろを向いていれば、よいパスやシュートは無理です。
つまり、プレッシャーをかけて、前を向いてパスを受けられないように
 することです。

 4 前を向いたら飛び込まない

上手な選手だと前を向いてボールを持ち直すことが出来ます。
そんな選手を前にしたら、簡単に飛び込まないこと、コースをカットする
 だけにして、味方に次のパスをカットしてもらうよう協力して奪うことです。

ドリブルをしかけて来たら、距離を保って抜かれないように!
 味方のカバーを待とう。

サッカーは、カバーがポイントです。
 味方が遅らせている時には、すっとカバーに寄ってやろう。

 簡単な図解はこちらです。
 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_337.html


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ボール扱いより大切なこと
親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/6/20

    ボール扱いより大切なこと

 ボール扱いをトレーニングすることは基本ですが、小学生がサッカーの試合を
 するということは、20分ハーフを走り続けるということ。

それも運動会のようなスプリントでなく、ダッシュ、ストップ、サイドステップ
 ターンと様々な走り、動きを続ける。

ボール扱いが上手な子がいます。
リフティングが得意で、いろんな技が出来ます。

しかし、スタミナがなく、体幹も弱いので「対人プレー」で負けてしまいます。
せっかくフェイントで逆をとっても、相手に体を寄せられてボールを奪われて
 しまう。

 何を言いたいかというと、俊敏性や筋力の強さバランスなど「ボディ」の動きが
土台になるということです。

 小学生に筋力トレーニングは不用と言われます。
 私もそう思います。

 筋繊維を太くするような筋力トレーニングは不用ですが、自分の体を思い通りに
動かす能力は絶対に必要です。

テクニックは力の上に成り立つ、テクニックはスピードの上に成り立つ。
リフティングが10,000回出来ても、逆上がりが出来ないということは
 アンバランスだと思います。

 「動きづくり」のトレーニングをもっと練習に取り入れたいと考えています。
コーディネーショントレーニングです。

 片足で立つ能力が低いからキックやリフティングが出来ないこともあります。

 動きづくりは親子で遊びながらでも出来ます。
サッカーじゃなくても出来ます。・・・・

 レッツトライ!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
シンプルなドリブルシュート
親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/6/8

  シンプルなドリブルシュート

 まもなくブラジルワールドカップが開催されますが、サッカーの目的は何と
聞くと、10人中10人がゴールを決めることと答えます。

でも、プレーを見てみると決してそうではないことに気づきます。

コーチに言われたから・・・

 ゴールキーパーを含めてボールを回します。当然、自分たちのボールの時間は
相手にシュートを打たれません。

しかし、シュートを打つためにはボールを相手ゴール近くに運ばなければ
 なりません。

つまり、ボールを相手ゴールに対して縦方向や斜め方向にボールを運ぶ必要が
 あるということです。

その方法が縦パスだったりクロスだったりします。

より確実に相手ゴール前にボールを運ぶために、ボールを持ちながら相手を
 ずらして崩していく。

 相手がずれたスペースにボールを運んでチャンスを作る。

よくわかります。

しかし、ボールを持った時にゴール方向にスペースがあったら自分でボールを
持ち込むという発想を持って欲しい。

そんな場面があります。

パスでなければ相手がずれないなんて大間違い。

 相手を動かすためにはドリブルが最も効果的です。

 (1)サイドから切り込んでシュートを打つ

 ドリブルシュートは、ドリブルスピード、走りの速さが必要ですが
小柄で、足が遅くともタイミングをずらすことでゴールの確率が
上がります。

もちろん、力強いドリブルに自信のある選手は、この角度なら
 ネットを揺らす自信があるという角度を見つけましょう。

 練習方法はこちら

>>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_336.html

(2)角度とタイミングのほかに大切なもの

 ドリブルシュートを成功させる秘訣はいくつかあります。
ひとつはタイミングとリズムです。

トン・トン・トン・シュート

 ドリブルタッチとシュートが単調だとキーパーが反応しやすく
読まれやすくなります。

 最後の踏み込みを大きくしようとして、タイミングが遅れることも
 ドリブルシュートミスの原因。

 相手デフェンスの足でブロックされてしまいます。

コンパクトな踏み込み、コンパクトな蹴り足のスイングが大切。

ドリブルの細かさでトゥキックでのシュートも意表をつきます。
また、さらにタイミングをずらしたケンケンシュートなども効果的です。

 工夫して自分のものにして下さい!

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
顔を上げよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/5/26


顔を上げよう

週末の練習、なでしこジャパンのアジアカップを通してつくづく感じた事が
 あります、いまさらですが、やはり「顔をあげる」ことの大切さ。

 顔があがっていますか?

 (1)顔の上げ下げは、視線の移動

 顔を上げると自然と目に入るものですが、その時、視線が下がっていると
残念ながら視野が狭くなります。

 視線も上げましょう。

 (2)視線は、広さと深さ

近くを見る、幅ひろく見る、そして遠くを見る。
 遠くを見れるようになると、プレーの幅と判断力がレベルアップします。

 (3)対面パスで顔を上げる

 トラップとキックではボールを見る、ボールを蹴る前にいったん相手を見る。
これを習慣化することが大切です。

 中途半端なのは、ボールと相手の中間付近をみながらボールを蹴るという
動作。

 横から見ていると良くわかります。

トラップでボールを体の近くに置き過ぎると顔が下がりすぎてしまうので
蹴りやすいところに置くことがコツです。

 (4)ミニゲームでも顔を上げる工夫を

 コーチングでは、ミニゲームの中でも顔を上げる工夫ができます。
 例えば4ゴールゲームです。

 空いているサイドを見ることの大切さが身につきます。
 声が出て、ゲームが活性化します。

 2ゴールゲームでも、ハーフウェイライン付近に両サイドにコーンの門を
作って、そこを通過しないと得点にならないというルール。

 自然と逆サイドを意識することや、相手チームがサイドへ固まっている様子を
見ることができます。

 「こっちが空いてる、そっちは混んでる」

 顔を上げることは、ピッチの状態を把握することです。

ぜひ、顔を上げてプレーしましょう。
ドリブルでも顔を上げることが出来る選手はよい判断が出来るものです。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
インターセプトを覚えよう(その2)
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/5/12

 ■インターセプトを覚えよう(その2)

 前回は横パスのインターセプトでした。
 今回は縦パスやクサビパスのインターセプトです。

 (1)縦パスを出させる

 マークは相手と自分のゴールを結ぶ線上です。
しかし、マークをぴったりつきすぎるとパスが出てこないです。

ちょっと難しいですが、高学年ならできると思いますが
 ちょっとマークとの距離をあけておいてパスを出させること。

パスを出させたら猛ダッシュでマークの前に出る!

パスを出させないこともデフェンスですが、相手のボールを
奪うためにはパスを出させるという発想も大事です。

 特に縦パスは勝負のパスなので、奪ってしまえば形勢逆転です。

 (2)完全にマイボールにしなくてもいい

 パスをカットするということは、縦パスを成功させなければよいと
 いうことです。

つま先でもよいので、ボールに当てればマークにボールがわたらずに
済みます。

ここで守備は成功です。
まず、ここから始めましょう。

 (3)マイボールにしたら

 ボールコースを変えるだけでなく、完全に体を入れることが出来たら
 ボールをしっかり持って、素早く味方に渡しましょう。

 奪われた相手はすぐに奪い返しに来ます。
そこを体でブロック。

さっさと味方、出来ればやや遠い味方へさばく。
この時にひざ下のコンパクトな振りでキックができるといいですね。
いざとなればトゥキックでも良いです。

 (4)カバーリング

味方が縦パスのインターセプトを狙っている時、ほかの選手は
 どうすればよいのでしょうか。

もしインターセプトに失敗したら・・・そうですね。大切なことは
 カバーリングです。


デフェンスは攻撃の第1歩。デフェンスが面白くないなんて言葉は
 もう言わせません。

どんどん奪って、どんどん攻撃しよう!


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
インターセプトを覚えよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/5/5


インターセプトを覚えよう

 インターセプトというと難しく感じるかも知れませんね。
 言葉も聞き慣れないし・・・

 つまりは「パスをカット」することです。
 相手がしっかり持っているボールを奪うよりも、パスをカットする
方が、すぐに攻撃に移れます。

パスをバンバンカットして、チーム内で注目されちゃいましょう。

 (1)横パスのカット

 よこパスをカットするコツは、パスを出そうとする人、受けようと
 する人の両方が見える位置に立つことです。

これが難しいのですが、2人のうちひとりが後ろに回ろうとしたら
見える位置までバックしなければなりません。

このようなかけひきは実践練習でないと身につかないのですが
 まず、横パスをカットするという基本から身につけます。

 (2)攻撃側は必ず横パスを出すこと

練習メニューを紹介します。

 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_334.html


オフェンス3人でデフェンス1人で、コーンの裏側をドリブル通過
します。

その時、かならず横パスを通すルールにします。
デフェンダーはひとりですが、横パスのカットを狙います。

 (3)ボールが足を離れた瞬間を狙う

 パスカットは俊敏性が必要ですが、「見る・判断する」ことが最も
大切です。

ボールが相手選手の足から離れた瞬間を見極めます。
パスカット失敗の多くは、この瞬間を見逃してしまう事です。

あっと気づいた時には目の前をボールが通り過ぎていた・・・
 そうならないために、キックされた瞬間を狙います。

キックされたボールは途中でコースを変えることはありません。
コースを読むことが大切です。

 (4)ボールに触れれば大成功

ボールにつま先でも触ることが出来れば、相手のパスは失敗です。
ルーズボールの行き先をしっかり見ましょう。

 次に狙うことは、カットしたボールを自分のボールにすることです。
パスカット出来たら、どこにパスするか、どこにドリブルするか。

 次のプレーを考えながらパスカットできるようになりましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
はだしでリフティングをしてみる
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/4/28

はだしでリフティングをしてみる

非利き足を徹底して鍛えよう
前回に引き続き、非利き足強化月間です。

 暖かくというか、暑くなって来ましたね。
はだしでボールを蹴ってみませんか。

 体育館のような場所、フローリングの床など安全な場所を
見つけて、裸足でボールリフティングをしてみましょう。

なぜ?

それは、片足立ちの練習の効果が早く出るからです。
シューズを履いて立つと、バランスを保つためにシューズの底が
頑張ってくれます。

しかし、はだしで立つと足の裏や指だけでバランスを取らなければ
 なリません。

この練習の後にシューズを履くと、意外にも片足立ちが安定する
 ことに気づくでしょう。

 裸足でリフティングするときの注意は、足の爪を切って置くことと
足の爪を踏まないようにすることです。

そして、足指をしっかり閉じて落ちてくるボールを親指から中指の
付け根で捉える(蹴るのではない)ことで、ボールの中心を捕まえ
 やすくなります。

 足の甲が赤くなって、痒くなることもあるので綿の靴下を履いても
効果があります。

ボールも、軽量球やビーチボールのようなものでよいでしょう。
はだしでインステップキックを蹴れる選手は、シューズを履くと
思い切ったキックができるものです。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ミニゲームの人数とコートの広さ
親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/4/20)

 今回のBです。

■ミニゲームの人数とコートの広さ

今回は指導者の方々へ提案的な内容になります

(1)適切な人数とコートの広さ

練習試合で出かけると他チームの練習を見ることがあります。

どうみても狭いコートで、ごちゃごちゃとゲームしている様子が気になって
 しょうがありません。

 選手が多くて、全員にゲームをさせてあげたい気持ちはよくわかります。
しかし、練習の目的や効果はどうなのかなと首をひねる場面もあります。

 接触プレーを多く経験させること、ドリブルキープがメインテーマという
目的なら効果もあるでしょう。

でも、不思議なのが、少人数で広いコートでゲームをしているという場面は
 なかなか見ることが出来ないんです。

なぜでしょうか。

 (2)スペースのある状態、プレスの緩い状態から始めること

広めのコートで、少ない人数、例えば、3対3、4対4でゲームやポゼッション
 を行うことは、初心者の子供たちには「やりやすい」状態です。

ここで学ぶことは、相手から遠い足でボールコントロールすることや
 ボールを蹴る瞬間はボールを見るけど、すぐにルックアップすること。

そして、パスを出したらスペースに走り、パスが奪われたら、すぐにアプローチ
 をする。

 多くの「基礎」が学べます。

 (3)上達して来たら、スペースを狭く、人数を増やす

 スペースを狭くすると、トラップミスが起きやすくなります。
プレッシャーがきつくなるからです。

 人数を増やすと、プレッシャーがきつくなります。

コートの広さを狭くしただけでも、人と人の距離が狭くなるので
 キツくなります。

 (4)広げたり、狭めたり

同じ4対4でも、コートを広げる、狭くするというアレンジで
正確には「オーガナイズ」と言いますが、プレッシャーを調節することが
出来ます。

 (5)縦長、横長、4ゴール

 コートを縦長にすると、縦パスやドリブル突破の練習になります。
 横長にして、4ゴールにすると、サイドチェンジの練習になります。

 形を変えることで、回りを見ること、縦、横を意識することができる
 ようになります。

 私は個人的に4ゴールゲームが大好きです。
 4人で、相手の逆を取るという連携が成功するとサブイボです。

 (6)シンプルな練習にたくさんのポイントを持たせる

形はシンプルでも、意識させることをたくさん用意して、どんどん変えて
 いくことで、まったく効果の違う練習が出来ます。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
サッカーノートをつけること
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/30


サッカーノートをつけること

今回のBは「brain」つまり脳ですね。

サッカーノートをつけることで、1年後に見違える選手になって
 いるかも知れません。

 (1)練習時だけサッカーを考えていませんか

自分の出来ること、出来ないこと、やりたいこと、やろうとして
 なかなか出来ないこと。

 1年生も6年生もこんな問題を出すと、なかなか返事が帰って来ません。
しかし、すらすらと答えられる選手もいます。

そんな子は、練習時はもちろん、練習以外の時間でもサッカーのことを
考えています。

そして、「紙に書いて」います。

 出来ること、出来ないこと、やりたいこと、やろうとしているけど
 なかなか出来ないこと。

これがわかっていれば、明日の練習で必要なことは

「どんな方法で身につけるか」「出来ない理由をつきとめる」
 「たまに出来る程度なら、出来る回数を増やしてみる」

ということです。

 (2)数字にすると分かりやすい

 パスが上達したいという目標があったとします。

どれくらいの距離なのか、成功率は10回のパスのうち3回なのか
7回なのか。

 数字に出来るはずです。

ボールリフティングがサッカーのトレーニングで定着している理由は
「成功回数」という数字があるからです。

 成功回数だけでなく、何分間続けられるかという目標もよいでしょう。
ドリブルは?ドリブルの成功率は数字に出来ないでしょう?

チーム練習では難しいかもしれませんが、自主練なら可能です。
 8本のコーンをノーミスで往復するタイムを計測するという方法です。

 (3)出来れば毎日、練習のあった日、試合があった日の前後

サッカーノートを書くタイミングも大切です。

 1日に1回はサッカーのことを考えることや、サッカーのことでなくても
生活のことを書くことも大切です。

 朝起きた時間、食べたもの、気分、テレビで見たJリーグのシュートのこと
 ストレッチをしたか、体幹トレーニングをしたか。
そして、寝る時間(寝る予定の時間)など。

 出来れば、体重を記録することも有効です。

これから春先の時期は、急激に気温が上がるので、熱中症になりやすいと
言われます。

 普段の体重を記録しておき、練習後に体重を計った時、激減していれば
 それは、脱水の可能性もあります。

このような記録はお父さん、お母さんも一緒になって行うと面白いですよ。

 (4)習った漢字を使う、ちょっと強めに書く

 サッカーノートを何十冊、何百冊と見て、コメントを書いて来ましたが
 サッカーが上達する子、中学、高校で続けている子はサッカーノートの
字に特徴があるなあという印象があります。

これは他人に見せる文字だ、後で自分が読み返す字だと思えば、自然に
 しっかりとした字を書くようになります。

 出せと言われたから出したという選手は、ノートを見ると伝わって来ます。

いやいや書いた字は薄く、細い字だったり、ミミズのような字だったり
習っているはずの漢字(例えば、大会を、たいかいと書いてみたり)する
 ので、その時のモチベーションが伝わって来ます。

たった10行だけど30分ぐらい悩んで書いたんだろうなというノートは
消しゴムの跡もあり、その上から強く、濃い字で書いています。

 私は用語のチェックもします。

 小学1,2年生だと、ヘディングをヘリングと書いたり、フェイントを
 ヘイントと書いたりするので、微笑ましいです。

 (5)考えることが身につく

練習試合のテーマで「切り替えを早くしよう」というものにした時
サッカーノートに書くことは、コーチの言葉を繰り返して書くことに
 なるかも知れません。

でも、コーチの言葉を覚えていること、ノートに繰り返して書くことで
 コーチが行っている意味が復習出来ます。

そして、大切なことは「自分なりの言葉を必ず書く」ことです。

 「ボールを奪われたあと、すぐに取り返そうとしたけれど、つかれていて
追いかけることが出来なかった。体力をつけたいと思った」

 「スローインで2回ファウルをとられた。足が上がってしまうので
落ち着いてやりたい」

などなど、自分の体験を書くことが大切です。

サッカーノートを書くことが習慣になれば、練習や試合でもサッカーノートに
書いておこうという気持ちになることがあります。

 (6)絵を書いてもよい

試合後のサッカーノートでは、フォーメーションの絵を書く子も多いですね。

 得失点のシーンの再現です。意外と子供たちは覚えているものです。
 右脳、左脳の刺激になる?かも知れませんね。


 (7)書けない時は書かない

 どうしても書く気になれないことがあります。大人だって日記は続かないし
嫌なことは書きたくないものです。

 書けない時は3行でも良いです。
コーチにはその気持ちが伝わることでしょう。

サッカーノートはコミュニケーションの道具です。
 書きたくない時でも無理に書くことで、続かなくなることの方がよくないです。

 大切なことは「続けること」です。

 文章や絵を書く能力は、個人差があり、徐々に力がついてくるものです。
 他人と比べないことも大切ですね。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
 この季節にすること
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/23

        この季節にすること

 もうすぐ4月。新学年がはじまります。
 皆さんの地域では、今年最後の夏開催となる「全日本少年サッカー大会」の
予選が始まることでしょう。

この時期、指導者の皆さんは新6年生のトップチームの強化に3連休を使った
 ことと思います。

 保護者の皆さんも本番前の仕上がり具合に一喜一憂ではないでしょうか。

 個人の上達=チーム力の強化となればよいのですが、イコールとは行きません。

 1人で出来ること、2人で出来ることがチームプレーの基本です。
 今は、チームメイトどうしのコミュニケーションが大事な時期かもしれません。

コミュニケーションの基本は「話し合うこと」ですね。

 話し合うためには「考え」を持っていなければなりません。
 「考え」を持つためには、知ることが大切です。

サッカーについて小学生なりに知る、理解することです。

ボールを持てば相手が寄ってくる。
ボールを動かせば、相手も動く。

 狭いところと広いところを使い分ける。
ゴールに直線的に行けばいいのか、サイドからえぐればいいのか。

チーム全員が自立した選手としてこのようなことを考えられれば
 よいのですが・・・・

例えば、ひとりのエースに頼っているチームはその「ひとり」
の調子でチーム力が左右されることになります。

 6年生になって急に気づくものではなく、小学2,3年生から
3,4年後を見据えてトレーニングすること。

 時には試合に出れないとき、調子が良い時、波があることでしょう。
でも、続けていけば力がついて来ます。

 新年度は、6年生だけでなく、2年生や新1年生にとっても
数年後先を見据えた「サッカー」に取り組むきっかけづくりと
 なります。

 幼稚園だった子が小学1年生になってチームに加入します。
 選手登録が早い子は登録番号で分かります。

 詳しくは編集後記で!


レッツトライ!



 編集後記

サッカー協会の選手番号って、生年月日と登録順の番号ですよね。

 小学1年生で登録すると末尾が一桁という選手も出てきます。

 登録は4年生からというチームもあることでしょう。

でも、もし皆さんのなかで1年生から登録するお子さんがいるようでしたら
6年間で選手証が6枚出来ます。

 顔写真を貼って置いて、小学校卒業の時に並べてみると記念になります。

あどけない1年生が、いつの間にかたくましい顔つきの6年生になっている。

あっという間の6年間。
その6年間に大人もすっかり変貌します。

お子さんがサッカーをしていなければ出来なかった(であろう)シミとか
炎天下の指導でフサフサだった髪が寂しくなるとか・・・

 でも、それもサッカーと関わった大人の勲章と思いたいですね。

 写真を撮る時は、シワを恐れず「笑顔で!」行きましょう!

ではまた!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
少年サッカー上達の秘訣
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/2

 ■少年サッカー上達の秘訣

 昔は「サッカーを習う」という言葉はありませんでしたが
今はサッカーを習う時代になったんですね。

 「サッカーをしている」とか「チームに入っている」という言葉が
 しっくり来るのですが・・・

 サッカー初心者の小学生が上達するためには、教えてくれるコーチの
言葉を理解することが必要です。

 「コーチの目を見て話を聞こう」

これは鉄則ですよね、では、コーチに対して質問はどうでしょうか。
 意味がわからない時の質問でもオッケーです。

 分からないままにしないこと。これ、秘訣です。
そして、「なぜ」という気持ちを持つこと。

 上達の秘訣もうひとつは、コーチや仲間、上級生の手本をしっかり
見ることです。

サッカーは「動作を真似すること」で、動きを覚えます。

 見た通りの動きがすぐ出来る子供は、運動神経がよいとか、カンがいいとか
言われますが、すぐに出来なくてもなんどか繰り返すことで出来れば
 オッケーです。

 問題は、どうしても見よう見まねが出来ないケースです。
その場合は、何が足りないのかをコーチや親が客観的に見てあげる
必要があります。

 軸足のバランスが不安定だったり、ステップワークが身についていない
 という「身体を動かす基本運動」が見よう見まねが出来るかどうかの
分かれ目だとボクは考えています。

 外遊びが足りない現代の小学生。
サッカーをしても、いつも同じ動きばかりになってしまう問題も
 あります。

いろいろな動き、いろいろなスポーツを体験することも急がばまわれです。
お父さん、お母さんが側面でサポート出来ることのひとつですね。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
ボールを正確にタッチしよう
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/24

 ■ボールを正確にタッチしよう

(1)両足交互でボールの頭をタッチ

両足交互にボールを足裏でタッチするという練習がありますよね。
ウォーミングアップでも行いますし、クーバー・コーチングでも行います。

 素早く、正確に行うことが目的ですが、よく見るとこんな動きが見られます。

ボールのてっぺんをタッチしていない、急ぐあまりにボールの斜め上になって
 いる。

ボールがタッチするごとに動いている。前後左右に動いて、50回もやると
最初の位置と大きくズレている。

などなど。

ボールのてっぺんを足の裏の「拇指球」という親指の付け根でタッチする
 ことが基本です。

 膝をしっかりあげることと、タッチする時は、ボールの空気圧を感じるような
 タッチをすることで、実戦で使えるようになります。

 特にボールをちょっと押して空気圧を感じるようなタッチをすることで
引き球が確実になります。

てっぺんをタッチすることで、ボールがその場から動かなくなりますよ。

 (2)ボールを中心に回転してみる

 ボールを中心にして、右回転、左回転をします。
これも、ボールを動かないように注意です。

 (3)ボールを少しずつ前進、後退させる

 ワンタッチで3センチから5センチぐらい前にずらしながらのタッチです。
 左右交互でタッチして、5m先まで進みます。

 帰りはバックです。後退しながら小刻みにタッチします。

 (4)足裏は360度

 足裏タッチは、ボールを前後左右あらゆる方向に動かすことが出来ます。
 試合で、相手との距離が近いなあと思った時にスッとボールを引くことで
自分の距離をとることが出来ます。

 (5)決め手は軸足

 足裏タッチを正確に行うためには、実は足首の柔らかさとともに、軸足の
 ステップが重要です。

 軸足が安定しないと、拇指球で正確にタッチ出来ません。
 決め手は軸足です。

 繰り返し練習で意外と早く上達します。



ボールタッチのお手本をお探しの方はこちらをご覧ください。

ドリブル基礎トレーニング 初級編
 >>http://link.naotech.info/dorikiso.html


レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
冬季の練習の工夫
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/16

冬季の練習の工夫

 冬季の練習は寒いので、練習メニューを工夫して、なるべく身体の動きを
止めないようにしています。

シュート練習でも、並んでいる時間をなくするように列を増やします。
ゴールを増やせればよいのですが、なかなかそうは行かないでしょう。
フットサルゴールを使うという手もあります。2個並べれば6mです。

 2時間の練習時間で、なるべくボールに数多く触れることや走ることを
多くすることが、効率的な練習なのですが、練習メニューの説明や修正点を
説明するときには、選手を止めざるを得ません。

この時に、30秒から1分以内を目標にしています。
 長いとリズムが崩れますし、身体が冷えます。

それでなくても寒さで集中力がオチています。

たとえば、短いコーチングなら動きを止めなくても「シンクロ」で
行けますよね。

 例えば、

ボールをもらう前、首を振って周囲をみておこう。

というコーチングです。

でも、どうしても止めないと伝わらないという場面があります。
ボールをもらう位置を修正する時など、パパっと止めて、選手を
 つかんで移動させる方がてっとり速いです。

メリハリですね。

サッカーコーチは、天候と選手の様子を見てメニューをアレンジ
 する能力も必要です。

 真夏と真冬は、ほんと、コーチ泣かせですね。

それと、雨よりも強風の方が練習がしにくいです。

じっくり話こむなら、やはり室内練習でしょうか。
ホワイトボードやDVDも使えます。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
「ボールの持ち方」です。
親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/10
さて、今回は

「ボールの持ち方」です。

え、ボールの持ち方って何?

 昨日の練習で何人かの選手を見て気づきました。

ボールを受けて、ボールの位置を修正しない、また、自分の位置を修正しないで
 パスを出したり、ドリブルを開始したりするという場面です。

 「しっかりボールを持とう」

 「ボールを置く位置を意識しよう」

こういう声がけをしますが、頭で理解出来ていないとどういうことか
分かりません。

 (1)次のプレーを意識すること

 ボールを置く場所は、次のプレーを意識することで決まります。
スペースに持ち出すのか、ダイレクトでリターンするのか。

よいタッチでボールを運ぶ、キックするためには、次のプレーを
 イメージして、ボールを思ったところに置くことが大切です。

 (2)相手の様子を見ること

 ボールが動けば、相手が寄せて来ます。
 次のプレーを意識したボールコントロールが出来たとしても
相手が寄せて来た場合に、修正が必要になることがあります。

 相手がボールを取りに来ているのか、コースをカットするだけ
 なのか、遅らせることを目的にしているのか。

 相手は、トラップの瞬間に飛び込んで来ることが多いものです。
 守備の優先順位はインターセプトですが、その次がトラップの
瞬間です。

ボールに寄ることが、相手より先に触ることですが、その後の
 プレーを成功させるためには、相手との距離を取る必要が
 あります。

 (3)自分の距離をもとう

相手との間隔のことです。

 自分の足が届く場所、相手の足が届きにくい場所です。

 多くの選手は、右利きでしょう。
 右足の前にボールを置くことで、360度方向にボールを移動
することが出来ます。

 右利きということは、右足だけしか使えないということでは
 ありません。両足使えるけれど、得意な方の足を指します。

 相手の位置によっては、左足でボールを触ることも必要に
 なります。

 相手との間合い、距離をとることがどれだけ大切なことか。
それを小学生のうちに学んで欲しいと思います。

 (4)ボールを持った時の自信をつけたい

今の技術が急激にアップすることは無いでしょう。練習には
日数が必要です。

しかし、ボールの持ち方を意識することはすぐにでも出来る
 ことです。

 僕はこの教材でサッカーの試合で自信を持ってプレーを
 することが出来ました。

 子供たちも同様です。

おすすめDVDのひとつです。

 >>利き足の前にボールを置く方法
http://link.naotech.info/higaki2.html

くれぐれも誤解の無いように言いますが、左右の足の
 トレーニングは必要です、その上で利き足の使い方が
日本人は上手ではないという理論です。


レッツトライ!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
シュートは枠をとらえよう!バーを超えないシュートを打とう
さて、今回は             2014/1/26

「シュートは枠をとらえよう!バーを超えないシュートを打とう」

この技術は、ボールコントロールでもあり、同時に
ボディバランスとも言えます。


(1)バーを超えるシュートの原因

ドフリーでのシュートでもバーを超えることがありますよね。
よく見ると、蹴る前にすでにボールの軌道が分かります。

軸足を踏み込む位置、軸足の膝の曲がり具合、蹴り足の振り上げ
そして、上半身の様子。

これはきっとふかすだろう(ボールがバーを大きく超えること)と
いうことがわかります。

あの角度で蹴り足をボールに当てればきっとボールの下に入るだろう。

つまり、ボールの下側を蹴っていればボールは上がるという理屈です。

(2)決め手はボールに足を当てる角度

ボールの下に足が入らないようにするためには、つま先を地面に向け
インステップの面がボールに対して水平になることが必要です。

当たり前ですが、なぜ、これが出来ないのでしょうか。

(3)ボールが上がっても平気な選手

ボールがバーを超えても平気でいる、残念がらないという場面を
見ることがあります。

サッカーの全てのプレーはシュートを打つことを目的にしていると
いうにもかかわらず、ミスキックでも平気でいてはいけません。

どうすれば枠を捉えることが出来るか?

しっかり考えましょう。

(4)ボールが上がることを恐れてシュートが打てない

上とは逆に、シュートミスをしてしまうことを恐れてしまう場面を
見ることもあります。

打てるのにパスを出してカットされてしまうという惜しい場面です。

日本人はシュートを打たない、打てない性格だ。それは失敗を恐れて
しまうこと、責任感が強いあまり、自分がミスをしたくないという
気持ちを持っている。

サッカーライターが海外のメディアが見た日本チームの傾向を
伝えたものです。

もっとも、これは数年前の日本の様子を現していて、今の各年代の
代表チームには当てはまらないと言いたいところです。

(5)シュートというキックの種類

ボールを蹴ることがキックですが、キックはパスをするためのもので
ゴールへのシュートもパスのひとつだ。

私もそう思います。ゴールではなく、ゴールネットへのパスであれば
ゴールインです。

ですが、パスは味方がコントロールしやすいように、しかも次の
プレーを考えてキックします。

シュートはどうでしょうか。
トラミスを考える必要はありませんし、浮いたボールでもネットに
突き刺さればオッケーですね。

でも、少年サッカーゴールで言えば高さ2mを超えたらゴールイン
にはなりません。

キーパーが弾く、ポストに当たってはね返るというボールを詰める
ためには、やはり、ボールの高さを押さえるキックを身につける
必要があります。

(6)上半身が負けていないか

ミスキックの場合は、上半身が軸足の踏み込みについて行けないケースが
多いようですね。

原因は、体幹の弱さ、フォームがあると思います。

(7)ミートするという感覚

私のアドバイスは、フォームや体幹ということに加えて
ずばり「ボールをミートすること」です。

蹴ろうとするから足を振り回してしまいます。
足の甲、時にはインサイドやアウトサイドでボールを
ミートすること。

ゴールに向かってミートするという感覚だけで、ボールが
ゴールを大きく超えることが少なくなると思います。

(8)シュートに特化した教材

サッカー教材が山ほどありますが、シュートに特化した
教材でおすすめは、この1本だけです。

しかも監修と主演は城彰二さん。

公式サイトはこちらです。
>>http://link.naotech.info/jo.html

(9)センターバックもシュートを打とう

8人制サッカーでは、どのポジションもシュートを打てる
技術が必要です。

センターバックの君も積極的にゴール前に出ていこう!

レッツトライ!

高校サッカー選手権とドリブル
コラム「高校サッカー選手権とドリブル」 2014/1/20

毎年レベルが上がっているなあと思います。高校サッカーのレベルは
日本のサッカーのレベルを図る基準とも言えると思います。

ミスが少なく、正確なプレーが目立ちます。
90分間をフルに走る体力と集中力。

 監督の采配だけでなく、自分たちでゲームをコントロールしようという
自立心とアイディア。

パスサッカーが日本代表の持ち味ですが、高校サッカーでもやはり
 パスサッカーを展開するチームがほとんどです。

 以前はドリブル主体、ドリブル多用のチームもありました。
テクニック=ドリブルという図式は間違いではありませんが、ドリブルの
使い方が変わって来たように思います。

どんな場面でもドリブルというチームは減り、相手デフェンスをはがして
数的優位をつくるための「武器」としてのドリブルが目立ちます。

また、相手デフェンスが2枚、3枚という堅守の中にあえて飛び込んで
行くというドリブルも少なくなりました。

 無理だと思えば、空いているところにボールを運んで仕掛けていくという
判断を感じる場面もあります。

 効率的な場面でドリブルを使えるようになるためには、小・中学生の時期に
道草をすることも必要だと考えています。

 「持ちすぎ!」と言われてドリブルをやめてしまえば、自分の判断での
「持ちすぎ」がわからなくなります。

 持ちすぎるぐらいのプレーをすることで、テクニックを磨くことが出来て
 ボールを離すタイミングを覚えるようになる。

そう考えています。

ワンツーのタイミングでパス交換をしながら相手エンドに入り込み、シュートを
打つというサッカーだけでは、変化が生まれません。

ドリブルをすることで、相手を引きつけ、または、相手を抜き去り、相手チーム
 に危機感を与えることは、小・中学生から高校生までの育成段階では大切な
 プレーだと思います。

パスかドリブルかという選択肢と言われますが、パスコースがあれば選択肢は
 パスです。パスコースがあって、相手ゴールに近づけるのにドリブルをする
 ということは、回りが見えていないのかも知れません。

パスコースがあるけれど、ドリブルをすることで、味方がもっとよいスペースを
作ることが出来るという判断は創造性があって素晴らしいと思います。

 今回の高校サッカー選手権でも、そのようなプレーがいくつも観られました。

 野洲高校の乾選手が活躍した時代には、個人技=ドリブルでしたが、実は裏方で
 ドリブルをする場面を作るためのプレーをしていた選手もいました。

サイドチェンジのパスを正確に蹴ることで、相手デフェンダーを走らせること。
ボールに寄ってくるデフェンダーがドリブルの餌食になっていく様子は圧巻でした。

ピッチの中ではボールより速く動けるものはありません。
しかし、スピードが遅くても人とボールが一緒に移動するプレーは相手の注目を
引きます。

 蹴られたボールが途中から角度を変えてゴールに向かうことはありませんが、
ドリブラーの足もとにあるボールは、どこに向かうか分かりません。

ボールを運ぶという技術としてのドリブルは、相手の判断力を乱す、相手に考え
 させるという効果もあります。

 単純にゴール前にボールを放り込んで、こぼれ球を狙う、ミスを誘うという
 サッカーは影を潜め、ボールタッチミスのリスクはあるものの、ボールをつなぐ
 ドリブルで運ぶというサッカーが現代のスタイルです。

サッカーは勝負であり、ゲームですから、ロングボールを蹴り入れるという
事も戦術としては必要でしょう。

ゲームを支配していく、主導権を握るという意識を今回の高校サッカー選手権
から感じることが出来ました。

 高校生になってから出来るようになるのではなく、下地は小学生で作っておく
 ことが必要です。

お子さんや選手が高校サッカーという舞台で活躍する日まで、数年という時間は
貴重なものです。

 今を大切にトレーニングして行きましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
顔をあげるということ
コラム「顔をあげるということ」 2013/12/23

練習会がありました。複数のチームの選手が集まってテーマを決めて練習を
 するというものです。

ドリブルやパス練習をしながら、各チームのコーチが「顔を上げよう」という
声をかけます。

テーマは「顔をあげる」「回りを見る」という事なのですが、意識して顔を
 あげる選手もいれば、顔がなかなか上がらない選手もいます。

いくつかのチームの子に、どうしたら顔が上がるか、どうして顔が上がらない
 かを聞いてみました。

ボール扱いに自信がないからとか、顔をあげるタイミングがわからないという
声がありました。

その通りなのですが、逆質問もしてみました。
どうしたら、相手の顔を下げさせることが出来るかという質問です。

 困惑した子供たちですが、ある子が言いました。

 「ドリブルをさせれば、ボールをタッチする時に下を向くと思う。ボクが
 そうだから・・・・」

 相手が迫ってきた時に、ボールを見るため下を見ることがあるという事です。

この子は、なぜ顔を上げようというテーマがあるのか、なぜ顔が下がるのかを
理解しようとしているという事になります。

テーマを完璧に理解出来なくても、理解しようとすることやその能力は選手の
成長に大きな影響を与えると、つくづく思いました。

 顔をあげることだけでなく、さまざまなテーマについて「考えてみる」ことに
挑戦して欲しいと思います。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
●正確なパスが蹴れない理由をさぐる

(1)インサイドパス 2013/12/15

いまさらながらのインサイドパスですが、このパスが正確に蹴れないと
他の練習が出来ません。

動きながら、2、3歩動きながら、走りながらのインサイドパスを
正確に蹴ることについて解説します。



(2)正確に蹴ること

10m離れたコーンにボールをぶつけることに挑戦してみてください。
大きいコーンなら「倒す」勢いで蹴ってみることです。

小学生の試合ではPKが8mですので、15m程度の正確なパスが
蹴れないと、速いボールでPKを決めることは難しいでしょう。

まず10mです。小学2、3なら5mでもよいでしょう。

まず、大切なことは「狙うこと」です。
だいたいこの辺とか、エリアを目指すのではなく、ピンポイントで
狙うこと。

小学4年生以上なら、味方の右足、左足を狙って蹴れるようになる
ことが大切です。

(3)なぜ正確に蹴れないか分析する

蹴り足と軸足を90度に開く。
この開きそのものが不自然で、無理のある姿勢になっていませんか。

この時、足首だけとか膝下だけとかになっていませんか。
蹴った瞬間に、足首は正面を向こうとします。
蹴り足を浮かせた瞬間に、足首がつま先を正面に向かせようという
力が働きます。

ここをちょっとだけ我慢して、足首を固定して、ボールに当てる。
当たったあとは正面に戻していいんですが、これを繰り返すことが
練習です。

直角の例、インに向かっちゃう例、それと踏み込みの角度を
変えた例を並べました。

>>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_327.html

ストイコビッチの蹴り方は、Cです。
欧州では、正面からまっすぐ踏み込んでインサイド、インステップ
という蹴り方はしないそうです。

結果として正確に蹴れれば良い。目的に当たればよい。

でも、Cの場合は軸足の踏み込みは楽ですが、足首の固定が
緩く、回し蹴りのように蹴ってしまう弊害もあります。

もちろん、教え方次第ですけどね。

(4)結論は・・・

インサイドの当てる面を固定すること。面を作ること。
これにつきます。

そして、当てる瞬間は地面から足が浮いていること、
ちょっとでもよいのでフォローするー出来ること。

ボールに当たると同時に地面に足をついてしまうことはNGです。

ここだけ直して、軸足を目標に向けるだけでインサイドキックの
正確さはアップするでしょう。


(5)正確なパスとは角度、方向だけではない

正確なパスって角度と方向ではない。あとは何でしょうか。

それは、強さ、バウンドです。

強すぎ、弱すぎをコントロールすること。
バウンドボールを地面に転がすように出来ること。

これが大切。

そしてもっと大切なものを指導者の方に!

それは、タイミングです。

これは、キック技術だけでない「コーディネーション能力」
のトレーニングが最も効果です。

私をはじめとして指導者がマスターすべきコーディネーション
トレーニングのサッカーバージョンは日本で(おそらく)これだけ
です。

>>>>http://soccer-coordination.naotech.info/


レッツトライ!

ドリブルシュート
コラム「ドリブルシュート」

 私はパスサッカーの基本はパスだと思っているのですが、アンケートの内容を
読むと、ドリブル突破、ドリブルシュートが上達したいという選手が多いと
感じました。

 小学生のうちは、組織プレーよりも個人プレーで攻撃のチャンスを作ることが
出来る年代です。

ひとりを抜けば目の前がゴールという8人制サッカーの特徴とも言えるかも
知れません。

しかし、中盤の中央からのドリブルシュートは、相手デフェンスのプレスが
弱いと、トップスピードでゴールキーパーと1対1のシーンになることも
少なくないです。

なによりも本人の自信につながりますし、カッコイイプレーの代表格です。

 学年が上がってくると、相手チームも中盤でプレッシャーをかけてきたり
 ファーストデフェンダー、セカンドデフェンダーという2人がかりで
 ドリブラーに対応して来るので、(この部分がわからない方はトルテキ1を
参照にして下さい)難しくなります。

ここで、「パスで崩す」「スペースでボールを受ける」というテクが必要に
 なって来るわけです。

ドリブルシュートは、シュートがGKの正面にならない限りは確率が高い
 シュートです。

しかし、デフェンダーと競り合ってのシュートとなるとコースが狙えません。
また、勇気があるGKは前に出てくるので、ドリブラーのタイミングで
 シュートを打てません。

 駆け引きです。

 積極的なプレーの代表が「ドリブル」です。

しかも、ペナルティエリアに向かって行くドリブルはアピール
抜群です。

 冬休みに向けてしっかり準備しよう!

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)」
コラム「試合の出場時間」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン  2013/11/24

コラム「試合の出場時間」

スタメン出場で40分間フルに試合に出る選手がいれば、後半開始から
10分出場し、またベンチに戻るという選手も出てきます。

 長く出場出来ることで経験出来ること、交代出場で経験出来ること。
それぞれ違います。

 交代出場でもさっと試合に溶け込める選手も入れば、先発でないと
試合の流れに乗れない選手もいます。

サッカーを続けていく限り、交代出場は当たり前のことですね。
スタメン出場を目指すこともよいですが、交代出場で活躍するためには
 どうすればよいのでしょうか。

 交代の目的が、ベンチ全員出場ということであれば与えられた時間を
 フルに走り切ることです。

その時大切なことは、ベンチにいる時も自分が試合をしているかの
 ように試合を観ることが大切です。

 相手チームのエースは誰なのか、デフェンスが上手な選手、シュートを
打ってくる選手など選手の特徴を見ます。

これは試合に出ていると見えない部分でもあります。

そして味方の動きを見ます。

 誰と誰のコンビネーションがいいのか。
 短いパスなのか、長いパスなのか。

ボールに当たりに行く選手、カバーに入る選手の呼吸はどうか。

 良い所、悪い所を観ることと、「予測」も入れて見てみましょう。

このパスはどこへ出されるのか、パスなのかドリブルなのか?
ボール無しの動きもしっかり見ておきます。

ベンチでしっかりと試合を分析しながら、つぶやいているとコーチの
耳に届くこともあります。

 「よく見ているな」「予測があたったな」

 出場の機会ゲットかも知れません。

ここで大切なことはただひとつ「積極的なプレー」を
見せることです。

 「有言実行」

これがベンチスタートの極意?かも知れませんね。

 積極的なプレーの代表が「ドリブル」です。

しかも、ペナルティエリアに向かって行くドリブルはアピール
抜群です。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン  2013/11/17

 ■コラム「ボール恐怖症って治るの」

ヘディングのシーンを見て、お母さんたちが顔をしかめています。

 「あれって痛くないの?」

サッカーを始めたばかりの子供たちも、ヘディングのシーンを見て
 ボクには出来ないと思う子供もいることでしょう。

でも、逆に

「面白そうだからやってみよう」

 幼稚園の子供たちは恐怖感を持たずにボールに向かって行きます。

サッカーの指導をしていると、学年単位の指導という事もあって
 ヘディングが苦手な学年、つまり、ボールを怖がる学年と
 ヘディングが併記な学年、つまり、全然ボールが怖がらない学年が
 あるように思います。

 小学2年生ぐらいで、上級生が蹴ったボールをヘディングして痛い目に
 あってから苦手になったという子もいます。

その友人の様子を見て、ボールが怖くなったなったという子もいます。

ヘディングが怖い、ボールが怖いという子は、ボールを体の中心で
捉えることを避けるようになります。

こうならないようにするためには、ボールに徐々に慣れることや
自分からボールに向かっていけば痛くないことを経験することです。

ヘディングはおでこでしっかり捉えれば痛くないです。衝撃はあり
 ますが、ワンバウンドしたボールなら衝撃も少なくなります。

 小学生は発達育成の時期なので、積極的に強いボールをヘディング
 する練習をたくさんすることは勧めませんが、ボールに対する恐怖心
は小学生のうちに拭い去って欲しいです。

 胸に当たっても、お腹に当たっても痛いものは痛いですが、準備を
 していなければ大人でも怪我をします。

ボールをしっかり見ること、ボールを体の中心で捉えること、そして
空中にあるボールを認識する能力を身につけること。

これが大切です。

サッカーボールを使って、親子でキャッチボール(両手で下投げ)を
 してみるのもよいでしょう。

 落下点に入るということ、ボールを頭の上でキャッチすることが
出来るようになれば、少しずつボールへの恐怖心が無くなると思います。

また、試合中に相手のキックをブロックしようとして顔面に当たって
 しまう、鼻血がでてしまうという場面がありますが、これもボールへの
恐怖心を芽生えさせることにもなりかねません。

もう1歩近づいていれば、顔でなく足にあたるはずなのですが、その
1歩が出ないために、顔や胸に当たってしまうものです。

 長年コーチをやっていて、ボールが怖いのでサッカーを辞めたいです。
こういう退団理由は聞いたことがありません。

でも、ボールが怖いのでレギュラーになれないという子はいます。
 仲間からも言われるものです。

 「おい、背中むけんなよ」「頭で行けよ」などなど。
コーチを納得させるよりも、仲間に認められること。ここが大切です。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
体の向きの大切さを知ろう
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2013/11/10


 ●体の向きの大切さを知ろう●

(1)攻撃の場面で、ボールを上手く受ける方法とは

 パスをつないで相手ゴールに迫っていくためには、ボールを
止める、パスを出すということを繰り返して行きます。

パス出しも大切ですが、パスを受ける人はもっと大切です。

ボールを持った瞬間に、パスの受け手がいない時、ボールを
持っている人は、ドリブルをするしか方法はありません。

 相手に囲まれればあっという間に苦しくなります。

サッカーでとてもとても大切な「ボールを受けるということ」が
 パスの受け手に必要なのですが、その基本は実はいくつかあります。

 (2)よい足の面で受ける

攻撃方向に対して、ボールが来る方向と逆の足で受けること。
これを習慣化していれば、体の向きはほぼ正しいと言えます。

 右から来たボールは左足のインで、左から来たボールは右のインで。
このタッチが出来ることが受け手の基本です。

 (3)攻撃方向が見えること

 ボールが来る方向がわかっていて、相手ゴールが見える体の向きを
作るということは、偶然に出来ることではありません。

パスがゆっくりだったり、攻めたい方向とマイナス(反対側)に
 パスが来れば、攻撃方向に近い足でトラップ出来ません。

それで、多くの選手はクルッと後ろを向いてしまいます。
ここがポイントです。

クルッと後ろを向くことはやむを得ないとしても、ボールに触った
瞬間に、体の向きをクルッと修正出来るかどうかが問題です。

 出来なければ、バックパスして、前を向いている味方に渡す
方法がベターだったりします。

いつもよい場所にボールがもらえるとは限りません。
バックステップしてでも、攻撃方向から目を離さない工夫が必要です。

 Jリーグでもサイドバックの選手がバックステップをしながら
 パスを受ける場面がありますね。

あの時、ボールを注視してしまったら、相手にすっと寄せられて
危険な状態になります。

ボールを持って何をしようか、考えている「間」とも言えます。

ゴールキーパー以外は、相手ゴールを見る努力が必要なサッカー。
そのためには、体の向きが大切です。

 (4)具体的なイメージ

動画を見た方が、体の向きの大切さが分かると思います。
 動画では、体の向きを作ると同時に、体が向いている方向へボールを
運ぶという指導をしています。

この部分がとても大切です。
 今回のメルマガの他の部分は忘れてもいいですが、この部分だけは
 メモって置いて下さい。

これが出来る選手と、知らない選手ではその後の伸びが全然違って
来ます。

 「もっと早く知りたかった」という練習方法の10位以内にランクイン。

→http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_323.html

(5)コーチの方へ

私もそうですが、体の向きを習得させるためには根気が必要です。
 子供たちには、体の向きを軽視することもあるでしょう。

 正しい体の向きを作らなくてもプレーは可能ですし、アウトサイドの
 トラップや、ドルブルを駆使すれば、ボールを失わずに済むからです。

でも、効率よくボールを運ぶこと、攻撃方向の視野の確保と
 ボールを受けることを同時に出来る「よい体の向き」を身につけて
 いる選手とそうでない選手の差は、1年後にははっきりついている
 でしょう。

よい習慣をつけさせることはコーチの役割のひとつです。
 結果がでていればよい、勝っているからよいという事でよい習慣を
 つける時期を見失わないよう、私自身も気をつけています。

 子供がよい体の向きを作ろうと意識して成功した場合は、大きな
声で褒めまくります。

すると、他の子たちも、褒められたいので、やり始めます。

こんな所の工夫も、コーチの手腕にかかっています。
 頑張りましょう!

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
走ること、走れること、走り続けること
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン) 2013/9/23

コラム「走ること、走れること、走り続けること」

少年サッカーは8人制になって、ボールタッチの回数が増えて走る距離も
長くなったと言われます。

皆さんのチームではどうでしょうか?

パスやトラップが未熟な段階では、どうしてもボールに集まってしまいます。

11人制サッカーなら、全員がボールに群がる場面は少ないものですが
8人制サッカーだと、フィールドの14人のうち、10人ぐらいが団子になって
ボールを囲む場面もあります。

このようなサッカーでは「走る」場面はなかなか作れませんね。

団子からこぼれてくるボールを拾ってパスやドリブルをする場面を見ることは
出来ますが、全員が走るという感じはしません。

しかし、ボールの飛距離が出てきて、ボールをキチンと止めることが
出来るようになって来ると、選手の間隔が広がって来ます。

選手どうしの間隔が広がってくると、パスが長くなり、同時に走る距離も
長くなります。

これはあくまでも攻撃の話ですが、走る距離が長くなること、長い距離を
走る回数が多くなって来ると、相手に奪われた時に戻るために走る距離や
回数も増えてきます。

戻らなければならないから走らないでおこう。

そんな発想が生まれるのもこの時期です。
つまり、動かないという選択肢です。

このようなプレー、考え方は黄色信号です。

サッカーは、ボールが動き続ける限り人も動き続けなければなりません。

サッカーを始めたばかりの頃の小学1,2年生なら、動くなと言っても
走り回ります。

それが、仲間のプレーのミスや自分の体力を考えて「走り惜しみ」を
するようになると、個人としての伸びに黄色信号が出てしまいます。

サッカーはミスがつきもののスポーツです。

ボールをもらうために、30mをダッシュしても必ずもらえるとは
限りません。

30mをダッシュしてもパスがとんでもないところに行ったり
30mをダッシュしてもトラップをミスすることもあるでしょう。

でも、友達のA君はこう思っているかも知れません。

「あいつは、いつも長い距離をダッシュするプレーをする。きっと今も・・」

5回のダッシュの中で、2回トラップに成功し、1回がチャンスにつながった
とすれば、少年サッカーとしては大成功と思って欲しいです。

守備の場面でも、同じことです。

「あいつはボクがボールを持っている選手にチャレンジしているとき
 かならずカバーに走って来てくれる」

そんな信頼関係があると、迷わずチャレンジ出来ます。
カバーに入っても必ずボールを奪えるとは限りませんが、カバーに戻って
来てくれた事で信頼を得ます。

攻撃するよりも、守備に戻る走りは辛いものです。

そして、守備に戻った後にボールを奪うことが出来たら、次は攻撃の
ために走りを繰り返さなければなりません。

「ボクが戻らなくても、味方がボールを奪ってくれて、ボクにボールを
 パスしてくれるだろう。チームにとってもここにいた方がいいかも」

チームにとってはその判断がよい場合もあるでしょう。
リスクをおかしても攻撃するという判断は間違いではありません。

しかし、それは守備に戻るというプレーを何百回も繰り返した結果に
導かれる判断です。

戻る走りを何度も繰り返し、戻れる選手、守備が出来る選手になってから
考えるようにしましょう。

このように攻守にわたって走りが繰り返されるサッカーですが、
こういう走りは避けなければなりません。

それは、「ボールを追うだけ、ボールを持っている相手選手の背中を
追うだけ」の走りです。

横パスが出たからと言って、パスを追いかける。

走るという判断ですね。

でも、追いかけたと思ったら、横パスがダイレクトでリターンされて
しまった。

つまり、パスを追うことでまんまと走らされて、相手にスペースを与えて
しまったということです。

リターンパスを受けた相手選手を再び追って背中を見ながら追いかける。

これは、走るのではなく、走らされている状況です。

走る前に、走る以外の事ができなかったか。

「ボクはボールを追わないで、マークについていく!」

このような判断と仲間のコミュニーケーションがあれば、ボールではなく
相手選手についていくという判断の走りが生まれます。

サッカーはチームがグループ、コンビで行うスポーツです。
ひとつひとつの走りが仲間、相手との関係を考えることが大切です。

まず走ってみよう。

意外と走ろうと思っても走れないかも知れません。
それは、走るという判断が少ないことが理由かも知れません。

もっともっと自由な発想をしましょう。

センターバックの選手がフォワードに縦パスを入れて、大外を大きく走って
オーバーラップしてみる。

縦パスがカットされればピンチですが、オーバーラップした時に
相手のサイドバックを引き付けることが出来れば、中央にスペースが
できます。

自由な発想はリスクが伴います。

戻るまでの間に仲間にポジションを埋めてもらう、相手ボールになったら
すぐに守備に戻るという「対策と努力」も必要になります。

ミニゲームでもよいので、足を止めないで連続して走り続けること。

考えて走ることにトライしよう。

きっと、走ることって難しいんだなと気づくはずです。

その上で、「ムダな走りも大切」と言う事に気がつくと、選手としても
グッとレベルが上がることでしょう。

レッツトライ!
              (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 
8人制サッカーは金太郎飴じゃないぞ
  
 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン) 2013/9/1

コラム「サッカーは金太郎飴じゃないぞ」

少年サッカーは8人制ですが、11人制に比べると人数が少ない分、サボれる
選手がいないので、けっこう大変です。

また、ひとり、ふたりのスペシャルな選手がいるとパタパタと攻撃して
得点できたりします。

試合をする時は、並び方とか攻め方、守り方の形を復習するチームも
多いことでしょう。

始めて試合をするチーム同士のゲームで大切なことは、スペシャルな
選手がいるかどうかという見極めですね。

全員が金太郎飴のように同じ能力を持っているとは限りません。

スペシャルな選手もいれば、経験を積むために出ている選手もいるかも
知れません。

小学生の試合では、どのゲームも8対8とは言えないと思います。
スペシャルな選手には2人のマークが必要かも知れません。

ベンチにいるコーチから、何番の選手がスペシャルだと伝えられる前に
自分たちで「こいつ上手いなあ」「フリーにしたらまずいな〜」と
思うことが大切です。

逆に、相手チームの両サイドを比べて、どちらが攻撃しやすいかを
知ることも大切です。

右利き選手が多いので、右サイドから攻めるという形が多いかも
しれませんね。

どちらが攻めやすいか?こんな駆け引きを考えながら戦うことも
大切かと思います。

8人制サッカーではめまぐるしく攻防が続くので、じっくり考えたり
話しあったりする時間がないかも知れません。

スローインの時やゴールキックの時に、仲間どうしで話し合うと
よいでしょう。

どんなスペシャルな選手でもボールを持たなければシュートは
打てません。

でも、本当にスペシャルな選手は、ボール無しの動きで味方に
チャンスを作ることができます。

サッカーの試合の後は、自分のプレーの反省をすることが多いと
思います。

けれど、相手チームから、相手チームの選手から学ぶことが
あれば、その内容をキッチリ書いておきましょう。

試合から多くのことを学ぶことが出来ます。
経験することは自信を作る土台となります。


レッツトライ!

              (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
基礎体力をつけ
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン) 2013/9/1

コラム「基礎体力をつける」

サッカーをするということは、練習と試合を続けていくということです。

例えばお子さんが小学2年生だとします。
サッカーを始めてまだ2ヶ月。

練習は楽しいというけれど、帰ってくるとぐったり。
土日も練習や試合があって、朝早く起きなければなりません。

好きなサッカーでも、疲れがたまると

「今日は行きたくない」

ということもあるかも知れません。

そんな時、親としては「根性」とか「やる気」という発想をしがちですが
原因は、基礎体力不足だったりします。

サッカーを始める前までは、学校から変えるとポータブルゲームをして
休日には、友達を呼んで家の中でゲームをして遊ぶ。

外遊びをほとんどしていない子がサッカーを始めると基礎体力の壁に
ぶち当たります。

家を出て、暑い中何時間も外で過ごすだけでも大変なのに、運動をしたり
仲間と団体行動をする。

大きな環境の変化です。

ですから、慣れるまでは半年ぐらいの長い期間をかけて欲しいと思います。

規則正い生活や、好き嫌いない食事が大切ですが、それ以外にも出来れば
毎日続けて運動をすると効果的です。

運動はお父さんやお母さんが一緒に出来る散歩やジョギングでよいです。
時間も30分程度。翌日に疲れを残さない強度です。

この運動は、運動能力を上げることが目的ではなく、体力をつけることが
目的です。

この30分間をドリブルやリフティングを行ってもよいのですが
なかなか上達しないと、逆にストレスに感じることもあります。

ノビノビとゆっくり走るだけ。
親子で並んで話ながら、話しが出来るスピードで。

お父さん、お母さんのサッカーサポート生活に必要な体力作りにも
一石二鳥です。

レッツトライ!


              (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
「どうして狭いところへ行くんだ」
サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン) ほぼ週刊? 2013/9/

「どうして狭いところへ行くんだ」

サッカーを始めたばかりの少年たちや、小学生低学年のサッカーでは
どうしてもお団子のようにかたまってしまいます。

これは、ボールを蹴る技術が未熟なためボールを受ける子が広がらないことやボールをトラップしても、ミスして大きくなってしまうので、相手に奪われて
しまうことが原因です。

つまり、ボールの近くに行けばボールに触れる可能性が高いということです。

中高生のサッカーになると、こういう現象はまず起こりません。
ボールの飛距離があるので、味方どうし広がることが出来ます。

また、ボールに簡単に飛び込むとかわされるので、飛び込まないように
なります。

トラップミスを狙い続けても、なかなかボールに触ることが出来ないでしょう。

団子のサッカーほどでなくても、攻撃の時に広がれないということがあります。

ボールを受けたかったら、ボールから逃げるようにスペースに走ることが
得なんですが、ボールばかり見てしまうので、周りが見えない時期にはこういう
ことが起こりがちになります。

一日で意識を変えることは難しいかも知れませんが、味方がボールを持っていて
仲間が広いスペースにいたら、そこはパスを出す場所です。

ボールを持っているということは、それは奪ったばかりか、ボールをキープして
いる状態なので、敵がすぐ近くにいます。

ひとりやふたりなら突破すればいいのですが、その背後にも敵がいるという
状況ではそうは行きません。

また、パスを受けようとする選手がボールを持っている人に体を向けていると
トラップをした瞬間に顔を上げると、見えるものは、パスをくれた味方や
その近くにいる敵ということになります。

ボールをもらう時にボールホルダー(ボールを持っている選手)に体を向けて
いると、視野は、人が固まっている部分しか見えません。

まだ止める技術に自信がない時は、パスされたボールをじいーーーと見つめる
ものなので、顔を上げて、次にパスをしようと思っていると、詰めてくる相手
が見えて来ます。

慌てて、奪われないようにトラップでかわしたところで、見ている方向は
敵や味方が集まっている場所です。

体がそちらを向いているので、どうしても狭いところにボールを運ぶか
パスをするようになってしまいます。

応援している保護者やベンチのコーチには、スペースを活かせればと思う場面ですね。

解決策は、味方がボールを持つ前に、自分にボールが来る前にスペースを見て置くことです。

もし自分にボールが来たら、このスペースに進もう、ボールをトラップしよう
パスを出して、味方を走りこませよう。

こういう発想をすることで、スペースの意識が生まれると思います。

プレーを急ぐことはありません、サッカーはお互いに決められた時間の中で
得点を争う競技です。ボールを持っていて、シュートの意識さえあれば
スペースを味方にすることが「得」だと気づくでしょう。

一番大切なことは、ゴールを目指すこと。しかしそこに集団があるのなら
狭いところに突っ込むことは得策ではありません。

スペースにボールを運ぶだけで、集団がバラけます。それからでも遅く
ありませんよ。

レッツトライ!


              (この記事はメールマガジン抜粋記事です)
リフティング王 土屋 健二デモ&監修 サッカーレッスンビデオ
 (広告欄 NABOコーチの記事はこの記事の下から)
    

              
      
〜トレセンに受かるための練習法〜

  例えば・・・リフティングをもう一度見直してみませんか?
   下の3つの映像を見比べてください。
     見るポイントは、「ゲームで使えるか?」


  あなたはゴール前でいるとして、右サイドからクロスボールが
    飛んで来て足でトラップまたは、ボーレーシュートをする
     状態だったら・・・


   どのスタイルのリフティンクを身につけて入れば
      良いプレーが出来るか?

    

                   

         〜ビデオの考察〜
 
  左側の動画は、ロボットのような・・・棒のようになった足での、
    見るからに硬そうなリフティグですよね? 
     
   ボールを蹴る事だけに、集中しているとこのスタイル
     になりがちです。 

      野菜を食べよう。

  真ん中の動画は、上記のリフティングのまま上達して
    しまうと自然と身につけるリフティングです。

    飛んできたボールをトラップ(足でボールを受けること)
     をしても、ボールの勢いを吸収しきれないので思い通りの
       地面にボールをバウンドさせずに置くことは難しそう
         ですよね。
 
     ボールを自在に操ることは難しいことは
       一目瞭然ですよね?
                健康にいいです。
 
    右側の動画どうでしょうか?
      足全体が柔らかいリフティングでボールをコントロール
       しているので、飛んできたボールの勢いを足全体で
         自分がボールをコントロールできるまで吸収してい
           るので、思い通りの地面にボールを落とし、

      次の選択・・・ドリブルまたはパスにスムーズに移行
         できそうです。 
                       丸かじり・・・

                         

                   

   上の映像はインステップのトラップしているところです。  
                    (デモは土屋健二)


      ここで、見て欲しいのは・・・ボールは2メートル以上から
         落下しているのに、地面に落ちる時はあっちに行ったり、
           こっちに行ったりしていないことです。
  
   (ボールが近くにあったら、試してみてください。結構難しいです。)


   なぜ、ボールがバウンドしないで地面に落ちるかというと、
     足でトラップする時にボールの勢いを吸収して・・・
       バウンドしないようにして地面に落としているからです。
 

     これは簡単のようですが・・・ロボットのような、棒のような
        リフティングではなかなか上手くいきません。 

      練習で出来ても・・・ゲーム中のゴール前の敵見方入り乱れて
       の密集地帯ではあまり役に立たないのは理解出来ると思います。

       ですから・・・柔らかいリフティングが大切になってくるのです。
                               

                               

   〜おまけ  リフティングの副産物〜

  「ドリブルは水平方向のリフティング」
    この言葉にピン来ますか?
      
   ボールを上下に蹴るのがリフティング・・・

     それを、90度前に曲げて、ボールを地面に
       転がすように 蹴るとドリブルになります。
         と言う事は・・・
 

 上手にリフティングが出来ると
   自然とドリブルも上手になっているという
     ことになります。

              

    じゃ・・・上手なリフティングって・・・どんなのでしょうか?
      足が棒みたいなリフティング・・・
        別名ロボットリフティングで
           リフティングをしたらどうでしょうか?


   体全体がカクカクした動きになるので
     蹴るたびにボールは足から離れてしまいますよね。

       しかし、股関節や膝、足首がしなやかに動く(曲がる)
         足でリフティングをしたら・・・
           体全体がロープを手にもって揺らしたように
             しなやかに揺れますよね。


     そのような状態の足で、リフティングをしたら
       ボールは足に吸い付くように見えます。
         
      その状態で、地面にボールを転がして
        リフティングをするかのようにドリブルをすると
  
        あら不思議・・・ボールが思いまま蹴る蹴る事が
          出来るようなります。
           だから、リフティングは大切なのです。
      
    だから・・・
  「ドリブルは水平方向のリフティング」なのです。
                  

             だから・・・リフティングは大事です。

                
  

   〜サッカーレッスンビデオのご紹介〜


  NABOコーチも土屋健二のサッカーテクニックを
    信頼してくださる一人です。
     そして、私たちの「リフティングが上手になるビデオ」にも
       共感して頂きました。

                    

      〜 ビデオG 〜 リフティングが上手になるビデオ
                          〔超初級〜〕
      (レッスンコーチは土屋健二の弟子のMOちゃんがしています)
       
         価格と時間 今だけDVD版は3000円 
            のところ一j枚2500円す。
               時間は約36分です。  価格に送料み。



                          

    〜感想〜
  (本を何冊か買って読むより。
     シンプルで的確 な内容でした。という感想を頂きました)
 
  
     このリフティングビデオの最大の特徴は
       「市販のリフティング本は蹴れる人を対象にしているか
         様な切り口で書かれていますが・・・
   
       私たちのこのレッスンビデオは、 
         まったくリフティングが出来ない人が見ても
            「あ、そのポイントが知りたかったの・・・」
              というくらい具体的に説明しています。

                               

      

    このページからサッカーレッスンビデオをご注文頂いた方だけ
       に特典付き現役トレセンコーチNABOコーチだからお伝えできる
          「トレセン選手を選ぶ5つポイント」をプレゼントします。
    
     トレセンコーチは選手の何を見ているのか?
     がわかれば、自宅での練習の方向性も見えてくると思います。
     
         ご購入希望者は「トレセン選手を選ぶ5つポイント」希望と
           記入してご注文ください。 

                 
   他の自主制作版サッカーレッスンビデオを見てみたい方は→  
                  

        購入方法    

    連絡先(発送人)は、このホームページの管理人の「やじま」に、
     「C、D、E、F、G、H、T、J、K、L コースのいずれかのDVD希望」
        と書いて住所、郵便番号、氏名、年齢、電話の番号(携帯可)と
          値段それに、このホームページはどこで知ったのですか?
               を明記の上メールを送ってください。
     
     (ほとんどの場合、当日もしくは翌日には「DVD配送確認メール」
                     をこちらからお出ししています。)
       
             ご注文はこのメールアドレスから・・・どうぞ。

                         (yahoo mail) →   
                                 majiya5@yahoo.co.jp  

   (それと私からの返信がリターンメールになって戻ってきてしまうことが
  あります。3〜4日たっても私から返信メールが届かない場合は、
  携帯メールかお電話番号をお書きの上再度メールをしてください。) 
    
                         

  〜お電話でのお問い合わせ〜
        
       レッスンビデオが気になるけど・・・ちょっと不安を感じて
         いませんか?
         
        そんな方がいたら、まずお電話ください。
          お電話で対応いたします。
              
           電話 080−5081−1965 ヤジマ まで
             なお、個人の電話となっていますので・・・
                (夜11時〜朝5時はお控え下さい)
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リフティング王 土屋 健二デモ&監修 サッカーレッスンビデオ
(広告欄 NABOコーチの記事はこの記事の下から)
           
  絶対に小学校を卒業させるまでには身につけさせたいテクニック
        「スーパージンガ」
            


   
  必見、上の動画のスーパージンガを・・・今、動画を見られたような
    《足にまとわり付くようなボールの動き》 
       「このジンガステップをモノにすれば」
           色々と想像を掻き立ててくれる魅力的なテクニック。
            
 

   これは幾つかの緻密に計算された足の動きジンガ1・2・3のステップ
    を細部に渡って解説。
     ですから、ビデオで1つ1つマスターしていけば、ジンガの基本は
   だれでも身につきます。
            
   実際はゲームの中ではこんなに長くボールを持ち続けることは稀だとは
  思いますが・・・
    このスーパージンガの応用範囲は多種多用です。
   ボールを自在に操ることの自信が余裕を生み出し、より正確で緻密な
   プレーを行う事ができます。
     Kビデオを買っていただけば後半の一対一のシーンを見ていただ
   ければ、moちゃんはまったく相手に動じていませんし、必死さも感じません。 
       逆にボールキープしながら相手をおちょくって、遊んでいるように
    見えます。
                    
    デモはケン(土屋健二)の愛弟子の矢島 基春 moちゃんで細かな
   解説付です。
     サッカーの個人技術は誰も絶対に教えてくれません。  
     逆に個人で身に付けるのが原則です。
    小学校4年生くらいから十分自分で理解出来るように作りました。
     技術的な事は早ければ、早いうちに身に付ける事が大切だと、
    息子moちゃんを育てて痛感しています。 
     これは小学生のうちに絶対に身に付けておきたいテクニックだと
    思います。
                              
〜福岡県の坂口さんから感想〜

     さてビデオKの内容ですが、とにかくあの足にまとわりつくボールの
    動きには驚かされます。
      特に視界に入っていないはずの体の陰や背後でもしっかりボール
    と足が密着していて、事実、ボールがまとわりつくわけはないので、
    ボールの動きに応じて緻密に計算されて足が動いている。
     しかもプレーヤーは必要以上に意識していないので、ディフェンダー
    がいても楽にキープできてる。
      それに、あの足下の柔らかさは、ボールキープのためだけでなく、
     他のプレーの上達にも繋がりそうですね。
      ぜひマスターしたい個人技だと思いました。
     今後ともサッカー技術の向上に繋がる良質なビデオの作成楽しみにし
     ています。では、この度はありがとうございました
                                  
 〜動画〜
    下記はケンとmoちゃんのスーパージンガを使っての一対一対決です。
   

   

            
          
     スーパージンガのレッスンビデオ   (ビデオK)

    価格と時間 
              DVD版 3000円 のところ一j枚2500円です。
                  時間は約38分です。  価格に送料込み。
                         
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