リフティング王 土屋 健二 (サッカー リフティングとドリブル&フリースタイル) 


NABO 「サッカーのトレセンコーチ」はそこを見ている!

はじめまして・・・NABOです。

はじめまして・・・NABOです。

  少年サッカーチームの現役コーチです。 
 地区のトレセン(トレーニングセンターの略です。)のコーチも担当しています。 
 サッカーが大好きです。サッカーを愛する少年が大好きです。 
サッカー少年・少女と、サポートするお父さん、お母さんとコーチを尊敬します。
 
  NABOさんのトレセンの情報満載のページはこちらをクリック→
 

なお、このページはNABOさんのメルマガからの抜粋記事を掲載しています。


 サッカー歴
ジュニア〜ジュニアユースサッカーコーチ
JFA公認C級ライセンス、スポーツ少年団公認指導員
.
  親子のためのサッカー教室 (NABOさんのプログです)

           http://ameblo.jp/juniorsoccer/




  管理人のお友達の アルゼンチンサッカー レポート
         アルゼンチンでサッカーをしている
                ジョシ君とサッカー事情がわかります



リフティング王 土屋 健二デモ&監修 サッカーレッスンビデオ


   スーパージンガ リフティングの正しい蹴り方知っていますか?
           
       

  例えば・・・リフティングを考えてみましょう。
下の3つの映像を見比べてください。
 見るポイントは、「ゲームで使えるか?」
 あなたはゴール前でいるとして、右サイドからクロスボールが飛んで来て
足でトラップまたは、ボーレーシュートをする状態だったら・・・
 どのスタイルのリフティンクを身につけて入れば良いプレーが出来るか?

    

 やはり、硬そうなリフティグよりも柔軟性に富んだリフティングを身に
つけたくなりませんか?

                  

                〜 ビデオG 〜 リフティングが上手になるビデオ 〔超初級〜〕
         (レッスンコーチは土屋健二の弟子のMOちゃんがしています)
                   
                   価格は DVDで1000円販売中
                   時間は約36分です。  価格に送料み。

    感想
  (本を何冊か買って読むより。シンプルで的確 な内容でした。
    という感想を頂きました)
 
   このリフティングビデオの最大の特徴は「市販のリフティング本は蹴れる人
  を対象にしているか様な切り口で書かれていますが・・・
   私たちのこのレッスンビデオは、 まったくリフティングが出来ない人が見ても    
「あ、そのポイントが知りたかったの・・・」というくらい具体的に説明しています。

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                                     majiya5@yahoo.co.jp  
                                     

        (それと私からの返信がリターンメールになって戻ってきてしまうことが
  あります。3〜4日たっても私から返信メールが届かない場合は、
  携帯メールかお電話番号をお書きの上再度メールをしてください。) 
                                     
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ボールコントロールとスペース!

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/6/13

ボールコントロールとスペース!

 少年サッカーを指導していて、いち早く身につけて欲しいなあという
 テクニックと考え方があります。

テクニックでは、やはり「トラップ」別名「ボールコントロール」です。
 止める蹴るという言葉どおり、止められないことにはどうにもなりません。

 小学1,2年生から始めた子供たちのテクニックの差がつくものはやはり
 ボールコントロールです。

 止められる子はドリブルもパスも出来るし、止められない子は次に進めないもの。

ボールを止めるというテクニックは、動作自体はそんな難しくないもの
 ですが、ボールが強かったり、走りながら行おうとすると難しくなるものです。

これも、正しいやり方と繰り返し練習で上達します。いそがば回れなので
 ボールコントロールの練習より先に
 ステップワークの練習やバランスの練習をやった方が上達する場合も。

つまり、直接練習より間接練習です。
サッカーにはこのような間接的な練習が回り回って効果があるものです。

ラダートレーニングなどもそうです。
 頭と足の神経系統をつなぐ練習なので、足が速くなるだけでなく
 フェイントやボールコントロールに間接的に効いてきます。

トラップの瞬間は、片足立ちになるものです。そして、次のプレーを
意識して止める位置を考えることが大切です。

となると、もうひとつの「感覚」というものとセットで指導、または
練習した方がいいことになります。

もうひとつの「感覚」とは?

これも難しいものではありません。
サッカーは相手ゴールに向かてボールを運びますが、敵が多いところと
少ないところがあります。

つまりゴールに向かって手薄なところから攻めればいいのです。
これをスペースを使うといいます。

ここまでのところを整理すると

 ボールコントロールは、敵のいないスペースを使える方向に置いて
 ドリブルやパスを使って相手ゴールに迫っていく。

ということです。

 言葉にするととてもシンプルです。

しかし

 いざ、ミニゲームや紅白戦、練習試合や公式戦など「ゲーム」になると
頭からポーンと飛んでしまう選手が少なくありません。

ボールをもらったその方向にボールを止めるから、止めた瞬間に
奪われてしまう。

ボールが来た方向におへそを向けているから、ボールをスペースに
置くことができず、敵の多い、狭い方向に蹴ってしまう。

 狭いところでボールを受けた味方は、相手に狙われているので
 トラップした瞬間にボールを奪われてしまう。

なぜうちのチームはボールがつながらないのか、トラップが下手なのか
 パスをうける位置がよくないのか。

そう嘆くコーチ、保護者も少なくないかも知れません。

でも試合をよく見ると、スペースを意識してボールを受けることが
出来る選手にボールが渡ると、あっという間にチャンスが生まれたり
 しませんか。

スペースを意識することが出来る選手とその選手を見つけることが
出来る選手の2人がいるだけで、少年サッカーという8人制では
 ゴール前に迫ることが出来ます。

このような選手を3人、4人と増やすことで、相手ゴールに迫る
場面が多くなるはず。

そう思いませんか。

 狭いエリアでも通じるテクニックを目指すとか、ドリブルでキープ
 できればいいのだ。

そういう考え方もあるでしょう。

 間違いではないと思います。

ワタシは小学1年生から6年生まで指導しています。
 小学5年生でスペースを意識出来ない選手は小学2年生の時も
 スペースが意識出来なかったです。

 同じ指導をしていて、意識出来る子はスペースを使って動きまわります。
しかし、意識出来ない子もいるということです。

 個人指導をすればいいのかもしれませんが、スペースという意識は
 スペースを使うと得だ、スペースってこういうことか!とい気づきが
必要なので、ゲーム形式で行うことがベターです。

そのうち気づくだろうと思っていると、3年たっても気づかないことも
 あるものです。

 割り算は出来るけど苦手という子は割り算が出来るものです。
しかし、スペースを使うというサッカーでの鉄則が意識出来ない子は
割り算の存在すら知らないのと同じことになります。

スペースは足し算引き算ぐらい基礎の基礎ということを言いたいだけですが
 なぜか、スペースを使うということがおろそかにされているように思って
 このようなことを書きました。

トラップがいくら上達しても、3人に囲まれて成功する確率は少ないものです。

それよりも、広いスペースでボールを受けることで、少々タッチミスをしてもリカバリ
 ーが効くということもあります。

ボールコントロールとスペース。
 敵のいないところへトラップ。

そんなシンプルな考え方を見なおしてみたというものです。

レッツトライ!




自分のためのスペースを作ろう!

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/5/17


 ■自分のためのスペースを作ろう!

 今回は、ボールコントロールです。

 試合中、トラップしたけれど意外に相手が近くて、奪われそう。
ええい、そのままパワーで押し切っちゃえ、蹴っちゃえ、強引に行っちゃえ

 そんなプレーってたくさん見かけますよね。

 選手どうしがインサイドでボールを挟んで押し合うような場面もそうです。

 (1)押してもダメだから引いてみな

押し切ることが相手に勝つことに繋がることはわかりますが
 それだけでは、テク不足です。

 引いてみることを覚えましょう。

トラップして、相手が意外に近い。これでは、良いパスも出せない
 スペースがなさすぎ、相手にブロックされてしまう。

ドリブルしたくても、すぐに足が出てきてひっかかる。

こんな時、足うらでも、インサイドでもよいので引く、相手から離れる
 トラップをしてみましょう。

トラップしてから引くのでも良し、トラップする位置が近いと思ったら
手前に離れるようなトラップをする。アウトサイドでもよいでしょう。

 相手と自分の間に「スペース」を作ること。
これにトライです。

 (2)スペースとは「時間」なのだ

 パスを出そうとすれば、味方を確認しつつ、ボールを蹴りたい方向に
移動し、軸足を踏んでボールをインパクト!

 1m半径のスペースは欲しいですね。そのスペースは動作のための
 スペースだけでなく、判断からキックまでの時間を作ることでも
 あるんです。

 判断がよくて動作も完璧。しかし、蹴った瞬間に相手デフェンスが
立ちはだかってボールが当たってしまった・・・

 もう少し早く蹴れればいいわけで、そのためには時間が必要です。
 時間をつくためには、相手から離れ、自分のためのスペースが
必要になります。

 味方のためのスペース、自分のためのスペース。いろんなスペースが
 あること、そして、自分のためのスペースは自分で作れること。

これにトライしましょう。

 敵を外すというテクに分類されるかもしれませんが、完全に逆を
 とることではなく、相手から離れるだけでいいので、外す(はずす)
ことより簡単です。

 引いて離れれば、相手は前に出てくるので、そのタイミングで
 ボールを動かせば、外すことも出来るでしょう。

 香川選手が試合中に相手のマークを外すため、回転するような
 ドリブルを見せることがありますが、あのレベルまで行きたい
 ですね。

まずは、引いて相手の動きを見る。
 主導権はこっちにあります。

 (3)ボールの引き方のアドバイス

 ボールを引くことが得意な選手は多いでしょう。
でも、大きく引いた方が効果的な場合も。

 軸足もステップ(ジャンプ)しながら、ボールを引く。
 軸足ごと、後ろに下がる。

この動きだと、軸足を動かさない時よりも大きくボールを
引くことが出来ます。

 引いて、すぐに前に出るというタイミングなら軸足を
動かさない方がよい場合もあります。

 使い分けましょう。

いろいろな動きが出来るようになること、試してみること
繰り返して見ることが上達のコツです。

レッツトライ!




(1)よい選手に共通する練習方法とは

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2016/5/2


(1)よい選手に共通する練習方法とは

 これまで数年にわたり、基礎や基本の大切さや、効率的な練習方法や
自主練習で仲間に追いつく、追い越す方法などなど、サッカー初心者の方や
 サッカー歴5年のベテラン?を対象に書いて来ました。

 指導してきた子供たち、メルマガで出会った子供たち
多くのいろいろな個性の子供たちを見てきて、「よい選手に共通するもの」があるこ
 とに気づきました。

 私などよりベテランのコーチの方々は、それは当たり前だろうという印象があるか
 も知れませんが
「よい選手に共通するもの」に気づかない方も少なくないように思います。

 (2)サッカーでは、ボールを持ったら何が起きるのか

 とくに焦らすようなことでもないので、本題に入りますね。

サッカーは練習なしで上手く、強くなることは出来ないのですが
 その練習で大切なこと、試合で大切なことは

 ズバリ!「相手(敵)がいることを意識しているか?」

ということなんです。

 基本練習で定番のリフティングですが、リフティングをすればサッカーが上達する
 かというと
上達する子と上達しない子がいると思います。

リフティングが50回しか出来ないけど、相手にどんどん向かって自信を持ってプレ
 ーすることが出来る子。

リフティングが1000回出来るけど、試合中に相手がいるとボールコントロールが乱
れてしまい
思い通りのプレーが出来ない子。

こういうこと、これに近いことってありますよね。
 練習ではすごく上手なのに、試合になると目立たなくなってしまう子。

サッカーでは、ボールを持っていたら相手(敵)が奪いに来る仕組みになっているん
 です。

 (3)サッカーの練習の仕組みと相手(敵)の存在

ボール扱いが上達したら、相手に奪われずに思ったところにボールを運ぶ方法を
練習しないと
 リフティングを何百回出来るようになっても、試合で通用しない。そういうことです。

リフティングを例にしましたが、フェイントやドリブル練習も同じことです。
 個人スキルとして相手を抜くこと、相手をかわすことは子供たちがサッカーを楽しむ
 うえで、
モチベーションにつながります。

コーンを使ったジグザクドリブルで正確無比に出来るようになっても
試合で通用するとは限りません。

 通用しないことの方が多いでしょう。

でも、コーンを使ったジグザクドリブル練習が無駄とは言いません。
ボールタッチ(ボール感覚)ステップワークを身につけるためのドリルとしては必要
な練習です。

しかし、そこから実戦の試合に結びつけることは「早い」「違う」という事なんです。

 試合でうまく相手をかわして突破できたとして、抜かれた相手は必死に取り返しに
来るんです。
 取り返される前に、ぶっちぎってしまうか、パスしてしまうか、シュートを打つか。

 (4)サッカーの練習用語「クローズ」「オープン」とは

 ちょっとむずかしい言葉を使うと、いつものチーム練習では
「クローズドスキル」と「オープンスキル」の2種類の練習を行っていると思います。

クローズドスキルとは、相手(敵)がいない状況での反復練習を指します。

オープンスキルとは、1対1や2対2など、相手(敵)をつけての練習を指します。

シュート練習でも、GKとデフェンスをつけて行う練習はオープンスキルの
 トレーニングになりますが、
 止まっているボールやドリブルの状態から誰もいないゴールの枠を
狙ってシュートを打つ練習はクローズドスキルになります。

クローズドスキルの練習がレベルが低くて、オープンスキルの練習がレベルが高い
 という訳ではなく
両方の練習が必要です。

 問題は、クローズドスキルの練習が上手くできているのに
 なぜ試合で通用しないんだろうという悩みを持つということです。

 子供たちが生まれてはじめて出会うサッカーについて考えると
 はじめて出会うもののひとつは「ボール」です。ボールを思いどおりに扱いたい

蹴っては追いかけ、蹴っては追いかけるという微笑ましい姿が目に浮かびますね。

もうひとつの出会いは、そのボールを「奪うヤツ」の出現です。

 (5)ひるまない選手になるために

 もし、今年度からはじめてサッカーを始めるというお子さんがいたら
 ボールよりも手強いものは「仲間」かも知れません。

 私が小さな子どもたちにとても有効だとオススメする練習方法である

「オニごっこ」

オニごっこをすると、お子さんの正確、運動能力がわかりますし
 オニごっこを続けていくことで、サッカーの動きやサッカーに必要な
「負けず嫌い」の気持ち、「積極性」が身につきます。

 「ひるまない気持ち」も身につきます。
いつも成功するとは限りません。オニに捕まってもひるまず
追い続ける気持ちは、よいサッカー選手の原点です。

オニごっこは、ボールコントロールの技術は関係ナシ。
タッチされるか、タッチするか。

 相手を意識することがあたりまえの子供たちは、ボールを持たせても相手を意識
するようになります。

 (6)サッカー上達のコツとは試合をイメージ出来るかどうかで決まる

 このメルマガは「親子で上達すること」「気づかない練習方法のコツ」を
紹介したいと思っていますが、大げさですが究極のコツは
「相手がいることを知る」ことです。

サッカーは敵味方が入り乱れて、めまぐるしくボールを奪いあうゲームです。
コートの半分は味方、半分は敵です。

 少年サッカーでは8人制なので、8人の敵がいます。

ひとりにひとりずつ敵がいるのではなく、お子さんがボールを持った瞬間に
8人の敵に奪われる可能性があるということです。

ちょっと極端な話をしてしまいましたが、少なくとも
前後左右から2、3人が奪いに来る、または、狙っていると思っていいでしょう。

いわゆる「寄せの速いチーム」と対戦すると
 ボールを味方から受けてトラップして、パッと顔を上げると
 いつの間にか2人が奪いに来ていて、ひとりにコースをカットされ
 もうひとりにサッと奪われてしまうということがあります。

 (7)そして究極のコツとは?

 究極のコツとは、相手を意識して練習することか・・・・おっとっと。
まだまだ結論を書いていません。

サッカーの練習とは、相手(敵)にボールを奪われずに相手ゴールに
 ボールを入れる(シュート)することを目的にするわけですが
相手がいなくてもボールコントロールでミスをしたり、相手に囲まれてミスしたり

 ミスがつきものです。

 相手(敵)がいるのだから、ミスしたり、奪われたり、思い通りにいかないもの。
だからこそ、ミスを恐れないことが一番大切なことで、私が究極のコツにあげたい
 ことです。

 「ミスを恐れずにプレーすること」

ミスを恐れずにプレーすることは、試合を「試す場」と考えることも大切です。
ふだん練習していることを試合でやらない、ミスが怖いからやらないということでは
 ミスを経験することも「成功を経験」することも出来ません。

サッカーの上達はミスを積み重ねること。という考え方がありますが
逆を言えば、ミスをするチャレンジを重ねれば、「成功」も積み重なっていくもので
 す。

ビッグな成功ではなく、小さな成功を積み重ねること。
 小さな成功とは、トラップをする前にまわりを見たおかげで
敵がいない方向にトラップして、相手をかわすことが出来た。
とか、小さな成功をコーチや保護者が認めてあげることです。

サッカーでは、ボールから一瞬でも目を離すということは意外に難しく
勇気がいる動作です。

でも、絶対に必要な動作です。成功することもあれば、失敗することもあります。

 小さな成功を積み重ねることで、成功体験という土台が出来上がります。
すると、「自信」が生まれ、試合にのぞむ時に「自信」を持って入ることが出来ます。

 私たち指導者は、選手たち全員に自信を持ってピッチに立たせることを目標に練
 習で指導しています。

 数えきれないミスとちいさな成功の積み重ねで、よい選手が育つ。
 失敗してもひるまない、負けず嫌いの気持ちがチームを強くする。

 (8)まとめ

再開ということもあって、ちょっと肩に力が入ってしまいましたね。
 次回からは、もっと「かみ砕いて」わかりやすく、小学1年生から
6年生までそれぞれに合ったテーマで書いて行きたいと思います。



レッツトライ!




自由なプレーと自分の型

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/12/21

 ■自由なプレーと自分の型

 今回は3つのBすべてですね。プレー全体の話です。

サッカーは自由な判断、自由なプレーが出来るスポーツなので
型にはめないようにしよう!という言葉はよく聞きますね。

メッシ、ネイマール、スアレスなどを見ていると
何をするか予想もつかないということがあります。

 自分の判断で好きなようにプレーすること。

これって、子どもたちにはラクに思えても、実際にやってみると
意外と難しいもの。

 白い画用紙に自由に好きな絵を描いていいよ!と言われて
 すらすら描ける子と、腕組みしてしまう子がいるでしょう。

サッカーでも、「自由に」と言われても困る子がいることも。

サッカーにはサッカーらしい、サッカーならでは「パターン化」された
動きがあります。

ボールを持ったらドリブルしてもいいし、パスしてもいい。
でも、ドリブルしない方がいい場面もあるし、パス出来ない場面もある。

 (1)頭の中をパターンで整理する

試合に出るようになったら、試合中に起こるいろいろなことについて
 パターンで整理してみることもメリットがあります。

ボールを持っても、パスコースがなかったら、とにかくボールをキープする
 キープのドリブルをする。
それは、相手ゴール方向でなくともよいので、味方のサポートを待つか
相手に奪われても、味方がすぐに奪ってくれるような密集状態になるまで待つ。

また

 ボールを持って、目の前に大きなスペースがあったら・・・
余裕があるので、回りをじっくり見てからパスを出す。のではなく、
スペースをどんどんドリブルで進み、相手を引き寄せてから、味方にパスを
出す。

このような判断のパターン化が整理されていれば、プレーでの
迷いもすくなくなるかも知れません。

 成功パターンをどんどん増やすことで、外から見れば

「自由自在なプレー」

に見えるかも知れません。


そして、このパターン化のプレーがある程度出来てきた段階で

「パターンを途中で変える」

という判断が出来るようにします。

 得意なドリブルからのシュートのパターンを持っていたとしても
相手バックが強力でシュートの体勢に持っていけそうもない。

そんな時は、シュートの蹴り足を振り上げた瞬間に、相手バックの足が見えて

「打つのやめた、切り替えそう」

という瞬時の判断の切り替えが出来るようになること。

 選手としてグーンとレベルアップする瞬間です。


 (2)シンプルなプレーでもパターン化

 低学年向け、もっと具体的なプレーでもパターン化はあります。

 「味方からのパスが来たら、ボールから遠い方の足でボールを受ける(トラップ)」

 「ボールを持って、相手が寄ってきたら、相手から遠い方の足に持ち替えて
 相手の足が届かないようにする」

シンプルですが、とても高度なことで、習慣化が必要なプレーです。

 特に低学年のサッカーでは、ボールを受ける動きがまだまだ未熟なので
 ボールに集まったり、パスコースが生まれなかったりします。

そんな時は

「ボールを持ったら空いているスペースにドリブルする」

これだけでも、意識して出来るようになれば、上達することでしょう。

ボールを持った時の体の方向にドリブルをすることしか出来ないと
相手も味方もいる場所に向かってドリブルすることになります。

コート全体を使うという習慣を身につけるためには、これにはダメ出しを
 しましょう。

たとえ自分たちのゴール方向であっても、スペースにボールを運ぶこと。
 相手チームが散り散りになる様子を見て、さらにスペースにボールを運ぶ。

ゴールを目指すことがサッカーの本質ですが、ジャマものがいるので
 スペースを上手くつかって、相手ゴールに近づいて行く!

 (3)相手ゴールに向かって蹴り合っていませんか

 サッカーを始めたばかりの頃、低学年では、ボールを蹴ることがサッカーの
楽しさでもあるので、相手ゴール方向にボールをポーンと蹴ってしまいがち。

でも、それって、相手に「ボールを渡しているんじゃないの」と聞きたい
 プレーです。

この「蹴り合い」から抜け出すことが、「サッカー」への第一歩。

 蹴り合いでは、ボールは空中を浮いているので、なかなかボールが地面に
落ち着きません。

ボールを落ち着ける方法はずばり「ドリブル」です。

 蹴り合いでなく、飛んできたボールを地面に落ち着けて、まずドリブル
 してみる。

 味方が見えたらパスを出してみるという次のステップがありますが
蹴り合いに付き合うことなく、ボールを落ち着けて自分のボールにすることで
 サッカーの世界が変わる、プレーが変わることに気づいて欲しいと
思います。

ドリブルで何人も抜けとか、シュートで終われということはまだ早いかな。

ドリブルしてみることで、トラップ、回りを見る、相手のいない方向に
 ボールを運ぶという複雑な練習にもなります。


 (4)サッカーは爆弾ゲームではない!

ボールは欲しいけど、自分のところにボールが来て、相手に奪われたら
 どうしよう・・・

相手が来ないうちに、さっさと前の方に蹴っちゃおう。
 味方に向けて蹴っちゃえば、どうにかなるかもしれない。

このような選手ばかりだったらどうでしょうか。
まるで爆弾ゲームですよね。

 爆弾ゲームにならない方法は・・・・ずばり

「トラップ」

 出来るようになることです。

ええ、パスやドリブルじゃないの?

そういう声が聞こえますが、まず、自分のボールにすることが大切です。

うまくトラップすれば、相手が奪いに来たら逆をとってドリブルすることも
出来るでしょう。

 逆が取れなくても奪われないように逃げる?ことは出来るはずです。

トラップが大切なことはわかったけど、どういう練習をすればいいの?


 (5)ボールと足をなじませること

 ボールと足がケンカしていませんか?

トラップしたらボールが相手の方に飛びすぎてミスした・・・
 よく見かける大きすぎトラップですね。

トラップは大きすぎても、小さすぎてもダメです。
 常に足が届くところにボールを置くこと!

サッカーが始めてですという子どもたちには
 クーバー・コーチングのボールマスタリーをやらせています。

リフティングもいいのですが、バウンドリフティングでさえ
 なかなか回数が増えません。

ボールマスタリーと平行してバウンドリフティングをする。
これが「トラップ上達」の最初の取り組みにピッタリかも知れません。

クーバー・コーチングのボールマスタリーの動き。
 動画で見るように正確に出来る子は、未経験の子だと10人に1人ぐらいです。

 自宅でも出来る練習なので、冬休みの練習にピッタリですね。

 詳しくはこちら>>http://link.naotech.info/improveyourgame.html  

この動画の子のように出来る?

まずはマネから始めてみましょう。

クーバー・コーチングは究極の「パターン化練習」です。

レッツトライ!




コラム「オフザピッチって何?」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/7/17

コラム「オフザピッチって何?」

 集合時間に遅れる子は、寝る時間、起きる時間もルーズだったりします。

サッカーをしている時間よりも、それ以外の時間が圧倒的にい多いのが
 サッカー少年、少女の普段の生活。

 逆にいうと、普段の生活がサッカー、つまり「オンザピッチ」に出る。
とも言えますね。

 部屋が乱雑だと、サッカー用具を入れるバックの中身も乱雑だったり
 しませんか。

 「男の子らしくていいのでは」
 「神経質になるとサッカーでも神経質になるのでは」

という意見もあるかも知れませんが、自分が何を持っていて
試合に必要な物は何で、試合の前の夜には自分でバックに入れることが
出来ること。

これって性格とか神経質とかいう問題でなく、サッカーをするための
 よい準備のひとつですね。

それと同時に、物にあふれる生活の中で、使うもの、使わないもの
目的別に整理出来ること、置く場所を分けることが出来ること。

これは、オフザピッチの基本だと思います。

 夏休みに取り組んで欲しいオフザピッチは

「物を分けること」

です。

 勉強用具、サッカー用具、遊びの用具、生活用具

それぞれ、役割は別ですよね。
 置く場所も分けてみると意外と使いやすいことに気づくことも。

 自分で考えさせて見ましょう。

 親は「アドバイザー」に徹する。

レッツトライ!



コラム「パスをもらう相手の立場になってみよう」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/6/27


コラム「パスをもらう相手の立場になってみよう」

 今日の練習で気づいたことですが、ボールの強さについて気になりました。

ボール回しやキックの練習では、ボールスピードをあげようということで
強めのキックをするように指導しています。

 子供たちも高学年になると強く、速いボールが蹴れるようになります。
そうなると、味方が近くても遠くてもMAXのキックをする子がチラホラ。

トラップが成功してはじめてパス成功なので、遅くてもダメだし
速すぎてもダメなのがパスです。

 距離と強さをコントロールすることは、もらう相手の立場になって
 パスを出せるということです。

 一方、パスが優しい、いいパス出してくれてありがとうと感謝される子も
 います。

そんな子は、パスに逆回転をかけたり、ふわっと浮かしたりという工夫を
 しながら受けやすいパスを出しています。

これは、センスの問題とも言えますが、相手を思いやるという気持ちの余裕を
持つこととも言えます。

ひとりよがりのプレーにならないこと。
 大切なことなので、ミーティングで子供たちに伝えました。

サッカーは「気持ち」「気配り」も大切です。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



フルコースのメニューか一品メニューか」

 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/6/20

コラム「フルコースのメニューか一品メニューか」

 皆さんのチームでは1回の練習時間は何時間でしょうか。
 2時間から3時間の間が多いのではないでしょうか。

その時間の中で、ドリブル、パス、シュート、ミニゲームまで全ての
練習を盛り込もうとしている方もいると思います。

 今、チームに足りないものは何か。

フォーカスすることで、2時間の練習をそのテーマだけに絞ることも
出来ます。

 練習が終わったあとにミーティングをして、コーチが子供たちに

「今日の練習はどんなことをやった?」

と問いかけた時に

「リフティングとドリブルとパスとシュートとミニマッチと紅白戦」

と答えたとします。

これは正解でもあり、不正解でもあるのではないでしょうか。

 「リフティングからパスとからドリブルとかゲームとかやったけど
 体の向きの大切さとかボールをトラップする場所を考えることを
 やりました」

 子供のその日のサッカーノートでは、パス練習やミニゲームで再三言われた
「体の向き」について書かれていることでしょう。

 多くのメニューを与えて多くの指摘をして、子供たちが自然に吸収してくれる
 だろう。

 私もコーチを始めたころはそう考えた時期もありました。
しかし、子供たちは何が大事で何を吸収すればよいのかわからないという
 ことに気づきました。

 素早く寄せること、カバーリング、サポート、ボールを受けるタイミング。
それぞれ、サッカーの基本の動きとはどんなものがあって、自分たちに
 それらが出来ているのか、まだ出来ていないのか。

それは指導者が見てあげる必要があります。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「サッカー上達の2つのステージ」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/5/31

コラム「サッカー上達の2つのステージ」

 小学6年生でサッカー選手としてよい選手になるためには2つのステージが
 あると思います。

まず、ボールを思い通りに扱うこと、相手に奪われずに思ったところに運ぶ
 ことが出来て、シュートを打つことが出来る。

これは、個人技術をとことん高めることである程度のレベルに達します。
ボールを使った自主トレとかアジリティトレーニングをすることで対人プレー
 は上達します。

このステージに立って満足してしまう選手が多いかなと思います。

 相手を抜く、相手のボールを取る、正確なパスが出せる、トラップミスせず
 ボールを受けることが出来る。

しかし、サッカーはこれだけではないんですね。

 相手をだます、相手の裏を取るというサッカーの原点とも言える考え方を
身につけずに5年生、6年生と進級することはもったいないことです。

 逆に、ボール扱いがままならない1,2年生の頃から相手との駆け引きを
身につけている子もいます。

そんな子にとってボール扱いの技術を身につけることは、相手との駆け引きに
勝つための手法としての技術なんですね。

 目標とする選手像があって、そこに至るまでに2通りの道があるのかなと
思っています。

 技術先行の選手をサッカー選手というなら、駆け引き先行の選手は
 フットボーラーと呼びたいぐらいです。

 練習ではミスばかりしていても、いざ試合になるとボールを奪うことや
 ゴールを決めることは誰にも負けないという選手もいます。

この逆の選手ももちろんいます。練習で正確なプレーが出来るのに
試合ではミスが目立ってしまう選手です。

 練習にどれだけ「駆け引き」や「プレッシャー」の要素を入れられるか。
 子供たちもそれを意識して練習出来るか。

 私たち指導者も意識しないとイケませんし、保護者もおぼろげながらも
 そういうものがあるんだという理解が必要です。

ラグビーほどではないけれど、体をぶつけあいながらボールを奪い合う
 サッカーはキレイ事だけでは済まないものです。

 少々極端ですが、試合中、ぶつかって転んでも
「大丈夫かな?怪我しなかったかな?」と思うことと
「早く立て!サッカーなんだから」と思うことの違いは大きいです。

まずボールを扱えるようになること、そして相手が奪いに来ることを前提に
 した練習をすること。

 相手がいることを意識してボール扱いの練習をすることが手っ取り早いと
思いますが、それには試合経験が必要です。

 卵が先か鶏が先かという議論なら「トラップ出来なければサッカーにならない
 ボールが蹴れなければ相手の逆も取れない」つまり、ボールに触ることが
 スタートだと思います。


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「相手をフリーにしちゃいかん!」

 親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/8
 
コラム「相手をフリーにしちゃいかん!」

 練習試合や紅白戦が好きで、よくやリます。

 公式戦にはない指導が出来るのですが、それはピッチの中に入っていって
試合を止めて、デモンストレーションして、再開するという

          【 フリーズ 】

が出来るからなんですね。

もちろん、フリーズすることや、相手チームとの了解をとっておくことが
必要です。

サッカー初心者、始めたばかりの頃の子供たちの試合で特に気をつけて
見ている場面があります。

それは、攻守が切り替わって、相手ボールになった瞬間の動きです。

パスミス、ドリブルカットなど、攻撃していたつもりが相手にボールを
奪われるという場面はサッカーではよくあることです。

この時、相手をフリー、自由にしてしまう、プレッシャーをかけることが
遅れてしまうことがよくあるようです。

 初心者レベルの話ですけど、相手を自由にしたらどうなるかという
 とても大事なことを、試合を止めてでも伝えます。

 一番近い人がプレッシャーをかけに行くこと。

 2人同時に安易に行かないこと。

 味方がプレッシャーに行ったら、他の人はどこへ動くか。

 相手をフリーにしちゃいかん!

カンタンなことですけど、相手ボールになった瞬間に誰かがボールに
 プレッシャーかけるという習慣を身につけること。

サッカーがサッカーらしく見える場面ですけど、始めたばかりの子供
たちは、気づかない子も多いようです。

もし、お子さんの試合でこんな場面を見かけたら、話し合ってみて
下さい。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



■トラップの方向を変えてみよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/11/24
 

■トラップの方向を変えてみよう

少年サッカーの試合を見る時に、トラップだけをじっと見てみて下さい。
ボールが来た方向にそのままトラップする子供たちが多くないですか。

 逆に、上手いなあと思う子供は、ボールが来た方向じゃないところにボールを
 トラップするので、相手が取ろうとしても取れません。

 簡単なことですが、大きな違いです。

 (1)相手チームはトラップの瞬間を狙っている

 デフェンスの基本のひとつとして、相手チームのトラップの瞬間を狙うという
 ものがあります。

 特に少年サッカーではけっこう高い確立でトラミスするので、トラップの瞬間を
狙うこと、トラップが乱れた瞬間を狙うことで、意外と簡単にボールが取れます。

 (2)相手のいない場所にトラップすることは難しい

相手がいない方向にトラップしようと言いますが、これがなかなか難しい。
 相手を見なくてはいけないし、ボールも見なくてはいけない。

 相手がいない場所を探すことが出来るようになるまでには時間がかかりますね。
 最終的にはここを目指すのですが、それまでは、ちょっとこんなことにトライ
 してみてください。

 (3)ボールが来た方向にトラップしない

 ボールが右から来た時、身体が右を向いて身体の正面でトラップすることが
多いはずです。

 相手デフェンスはボールをトラップする場所は身体の正面だと思っているので
当然狙って来ます。

そこで、身体の正面にトラップしない、右か左にかならずずらしてトラップ
 してみる。

これだけでも、取られる確率は減るでしょう。

 (4)インサイドで、アウトサイドで

 ボールを受けたらファーストタッチで左右にずらすのですが、この時
 使いやすい足の場所を上手く使いましょう。

 右へ運ぶ→右足のアウト、左足のイン
左へ運ぶ→左足のアウト、右足のイン

 インサイドが面が広く確実に運べます。
アウトサイドは、相手をだますこと、大きく弾くことが出来るので
使い分けましょう。

 (5)余裕が出来たら

 ボールが来る前に、回りを見ておくこと。
これを意識してトラップするだけでも、相手が見えてくるので
 トラップが相手の正面にいくことが少なくなるはずです。

 「前もって見ておく、ボールが転がっている間にも見ておく」

これが出来ると、ワンランクアップです。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 選手たちを奮い立たせる能力が監督やコーチには必要になります。

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/10/14
 

 選手たちを奮い立たせる能力が監督やコーチには必要になります。

 時には自分のキャラで無くても、オニのような顔をしなければならない
 こともあるでしょう。

 例えば雨の中の試合で、相手よりも雨に負けそうな顔をしている子供たちに
理論を語っても、聞いてもらえないでしょう。

ボールを先に触る!当たり負けしない!簡単に転ばない!
など、口調を強く、顔を紅潮させて語る場面も必要になると思います。

 簡単なテントで雨よけしながらハーフタイムのミーティングをすることも
 あるのですが、雨が強いと声が伝わらないんですよね。

 子供たちは雨音に気をとらえて話に集中出来ない・・・

話を簡単に済ませることが大切です。

 例えば

「雨に負けない!」

とか。

 「宮沢賢治ですか?」と突っ込まれないように・・・・

 ではまた!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 



シュートを打っても入らなければ勝てない

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/8/31
 

シュートを打っても入らなければ勝てない

(1)押しているゲームなのに得点出来ない

少年サッカーでは、実力差のあるチームの対戦で圧倒的にシュートを
打っているにもかかわらず、0−0のまま後半を迎えるということも
 よくあることです。

 立ち上がりの5分にチャンスがあって、シュートを何本か打ちます。
しかし、GK正面だったり、バーやポストをかすめるなど入らない。

こんな時、子供たちは「もっと打とう」「もっと強く打とう」「たくさん打とう」という気持ち
 になります。

 焦りが出てくると・・・・ボールを蹴る力に「リキミ」が入り、シュートは
 バーを超え始めます。

また、キレイに決めようとして、パスを選択するので、アシストをカットされて
 シュートチャンスを失うこともあります。

 押しているのに得点出来ない。

 (2)押している時、相手は集中している

一方的に押している試合の場合、押し込まれているチームは意外に集中が
高まっています。

 攻撃することで、相手の集中力が高まって、ますますシュートが打てない、
 入らないという事態に陥ります。

 (3)押してもダメなら

押してもだめなら、引いてみな!という言葉がありますが、引くというプレーは
子供たちにはなかなか出来るものではありません。

デフェンスでボールを回して、相手を呼び込んでスペースを作るというプレーは
難しいものです。

 組織力が必要となるので、チームプレーを相当やりこまないと成功しません。

 小学6年生の時に、このようなプレーを身につけても、ひとつの経験としては
 よいかも知れませんが、私はどうかな〜と思います。

それなら、押してもダメなら・・・

(4)遊ぶこと

 ゴールへ、ゴールへと向かうその顔を見ると、目が釣り上がっていませんか。
 当然、ゴールへの執着は大切です。

でも、成果がでなければ、空回りになってしまいます。

サッカーはゲームです。
ゲームには「遊び」の要素が大切です。

フェイント、ヒールパス、相手の逆を取る、ループシュート、股抜き・・・

 サッカーの技には「遊びごころ」を表すものがたくさんあります。

 (5)遊びは低学年のうちから

6年生になって、ガツガツ当たるサッカーをするようになってから
「遊びをいれようよ」と言っても、なかなか理解できないかもしれませんね。

 小学2、3年生から「遊び」を意識して、プレーをすることが、6年生や
 それ以降になって、「意外性」を生む土台となります。

 意外性はサッカーの醍醐味です。
 遊びは子供たちの意識から生まれます。

 一見遠回りでも、余計なことでも、ムダなことでも、小学生のうちに
 やっておくことで、引き出しが多くなります。

そんなプレーをしたら、保護者は「やるなあ」と褒めてあげましょう。
そして、選手として認めてあげましょう。

ひとつの遊びの発想から、得点という扉が開けるものです。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



少年サッカー 8人制になった今の現状

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/8/10
   

   少年サッカー 8人制になった今の現状


 8人制サッカーになってもう何年経つでしょうか。
 以前の少年サッカーが11人制だったということを知らない保護者も
 いる時代です。

 決勝大会を見ていると、8人制サッカーもここまで進化したのか
 という感じがありました。

 8人制サッカーになったばかりの頃は、体格がよくスピードのある
 エースにボールを集め、個人技で突破してシュートを決めるという
 シーンが多かったように思います。

また、11人制同様に、バックからビルドアップ(組み立て)して
 パスを3,4本つなぎ、ボールを受けたフォワードがシュートを
決めるという、ショートパス主体のチームが増えたことも事実です。

その一方で、コートの小ささを逆にとって、ロングパス、縦パスを
効果的に使い、デフェンスラインからフォワードにボールを供給し
 こぼれ球に中盤の選手が飛び込んで行くというパターンもありました。

セレッソ大阪は、なでしこジャパンのようにデフェンスラインから
 ボールをつなぎ、サイドを攻めていました。サイドが塞がると無理を
 しないで戻し、さらに逆サイドへ。

そうするうちに、スペースが出来てきてサイドから中央へクロスを
入れる。

 簡単に見えますが、ひとつひとつのプレーが実に丁寧で確実です。
 大人でも8人制でこのようなサッカーをして欲しいなと思うほど
見応えがあります。

 最近はキック力、キックの精度も上がって1本のキックでサイド
 チェンジするチームも多くなりました。

 自由自在にキックを操ることで、8人でピッチを自由自在に使い
 ゴールを狙う。そんなゲームが増えたように思います。

 柏レイソルに見られるような、小柄でも動きや予測の鋭さでボール
 を奪い、ショートカウンターで相手ゴールに迫るという選手も光って
 いました。

ワンタッチで終わらず、2タッチ、3タッチとドリブルで相手を
左右に揺さぶるプレーで、シュートコースが開けばすかさず狙う。

ペナルティエリアに入ったばかりの距離からのシュートが非常に
効果的だったようです。

もう1本パスがあるだろうというゴールキーパーの予想を裏切り
 クロスバーの下を狙うシュートは、ゴールキーパーの手先をかすめて
吸い込まれていました。

あらゆる意味で「キック」の精度、距離は少年サッカーでは武器だと
感じました。

キックとドリブル。

 基本となるこの技術がレベルアップしたことは大変素晴らしいこと
 です。

レベルアップした理由のひとつに、デフェンス力が上がったという
 こともあるでしょう。

 3バックや2バックという布陣ながらも、チャレンジアンドカバーを
徹底しているチームは戻りも速く、カバーリングが見事でした。

ファーストデフェンダー(ボールに最初にアプローチに行く人)は
取れる時は取りますが、取れそうもない時はパスコースのひとつを消し
 ます。

カバーとなる選手(セカンドデフェンダー)は、消されたコースと逆に
来た相手をすかさず狙ってボールを奪っていました。

 2人から3人でのグループでの守備力が上がっているということです。
この守備を崩すためには、長いパスが効果的ですし、ドリブルやフェイント
 で相手の読みの裏を取るということも効果的です。

 攻撃と守備のレベルアップと同様に、攻守、守攻の切り替えの早いチームも
目立ちました。

 攻撃からシュートを打ち、キーパーにキャッチされた瞬間に守備につく場面。
または、シュートが相手デフェンダーの足に当たった瞬間に守備につく場面。

 攻撃から守備の速さが特に目立ちました。
 守備から攻撃の切り替えは、インターセプトでボールを奪うという場面で
見られ、インターセプトでボールを奪った選手が孤立しないで、回りの選手が
 まるで予測していたかのように、パスコースに入っているというものです。

 動きの早さ同様に、判断の早さや予測という「頭を使う」部分もレベルアップ
 して来たことを実感しました。

 来年から冬に決勝大会が開催されます。時期が遅くなるわけですが、レベルは
 さらにアップすることが期待されます。

U12リーグの導入でゲーム数が増え、ゲームを経験する選手も多くなるはずです。
 少年サッカーが日本サッカーを支えていることは事実。

 保護者も指導者もプレイヤーズファーストで選手たちを導きましょう。


レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 シンプルなドリブルシュート

親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/6/8

  シンプルなドリブルシュート

 まもなくブラジルワールドカップが開催されますが、サッカーの目的は何と
聞くと、10人中10人がゴールを決めることと答えます。

でも、プレーを見てみると決してそうではないことに気づきます。

コーチに言われたから・・・

 ゴールキーパーを含めてボールを回します。当然、自分たちのボールの時間は
相手にシュートを打たれません。

しかし、シュートを打つためにはボールを相手ゴール近くに運ばなければ
 なりません。

つまり、ボールを相手ゴールに対して縦方向や斜め方向にボールを運ぶ必要が
 あるということです。

その方法が縦パスだったりクロスだったりします。

より確実に相手ゴール前にボールを運ぶために、ボールを持ちながら相手を
 ずらして崩していく。

 相手がずれたスペースにボールを運んでチャンスを作る。

よくわかります。

しかし、ボールを持った時にゴール方向にスペースがあったら自分でボールを
持ち込むという発想を持って欲しい。

そんな場面があります。

パスでなければ相手がずれないなんて大間違い。

 相手を動かすためにはドリブルが最も効果的です。

 (1)サイドから切り込んでシュートを打つ

 ドリブルシュートは、ドリブルスピード、走りの速さが必要ですが
小柄で、足が遅くともタイミングをずらすことでゴールの確率が
上がります。

もちろん、力強いドリブルに自信のある選手は、この角度なら
 ネットを揺らす自信があるという角度を見つけましょう。

 練習方法はこちら

>>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_336.html

(2)角度とタイミングのほかに大切なもの

 ドリブルシュートを成功させる秘訣はいくつかあります。
ひとつはタイミングとリズムです。

トン・トン・トン・シュート

 ドリブルタッチとシュートが単調だとキーパーが反応しやすく
読まれやすくなります。

 最後の踏み込みを大きくしようとして、タイミングが遅れることも
 ドリブルシュートミスの原因。

 相手デフェンスの足でブロックされてしまいます。

コンパクトな踏み込み、コンパクトな蹴り足のスイングが大切。

ドリブルの細かさでトゥキックでのシュートも意表をつきます。
また、さらにタイミングをずらしたケンケンシュートなども効果的です。

 工夫して自分のものにして下さい!

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



顔を上げよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/5/26


顔を上げよう

週末の練習、なでしこジャパンのアジアカップを通してつくづく感じた事が
 あります、いまさらですが、やはり「顔をあげる」ことの大切さ。

 顔があがっていますか?

 (1)顔の上げ下げは、視線の移動

 顔を上げると自然と目に入るものですが、その時、視線が下がっていると
残念ながら視野が狭くなります。

 視線も上げましょう。

 (2)視線は、広さと深さ

近くを見る、幅ひろく見る、そして遠くを見る。
 遠くを見れるようになると、プレーの幅と判断力がレベルアップします。

 (3)対面パスで顔を上げる

 トラップとキックではボールを見る、ボールを蹴る前にいったん相手を見る。
これを習慣化することが大切です。

 中途半端なのは、ボールと相手の中間付近をみながらボールを蹴るという
動作。

 横から見ていると良くわかります。

トラップでボールを体の近くに置き過ぎると顔が下がりすぎてしまうので
蹴りやすいところに置くことがコツです。

 (4)ミニゲームでも顔を上げる工夫を

 コーチングでは、ミニゲームの中でも顔を上げる工夫ができます。
 例えば4ゴールゲームです。

 空いているサイドを見ることの大切さが身につきます。
 声が出て、ゲームが活性化します。

 2ゴールゲームでも、ハーフウェイライン付近に両サイドにコーンの門を
作って、そこを通過しないと得点にならないというルール。

 自然と逆サイドを意識することや、相手チームがサイドへ固まっている様子を
見ることができます。

 「こっちが空いてる、そっちは混んでる」

 顔を上げることは、ピッチの状態を把握することです。

ぜひ、顔を上げてプレーしましょう。
ドリブルでも顔を上げることが出来る選手はよい判断が出来るものです。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



女子ワールドカップ決勝戦を見て  右足でも左足でも勝負出来る。

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/4/6


 U17女子ワールドカップ決勝戦を見て

戦術や采配という部分はさておき、テクニックで特筆するべき部分があります。

 観戦して浮かぶキーワードは、連動、躍動、両足利き、柔らかさです。
スペインと似ていると評されますが、オリジナリティあるサッカーです。

 右にも左にも回転が出来る。右足でも左足でも勝負出来る。

 特に、西田とか長谷川は両足利きです。

 男子に比べ、女子のサッカーは非常に基本に忠実という印象です。

 多少、左足が不得意でも、男子なら練習で左足をトレーニングしようという
意識が少ないのかもしれません。

しかし女子は両足を同じようにトレーニングしようというメニューを組んだら
同じ時間、同じ回数をこなし、出来ないから、苦手だから手を抜くという事が
少ないように思えます。

 真面目さという部分のほかに、男子は筋力でカバー出来る部分がありますが
女子は、筋力でカバー出来ないので基本技術を磨くことが当たり前なのかも
知れません。

 以前から何度も言っていますが、少年サッカーは女子サッカーを手本とすべき
 だという理由はそこにあります。

 小学生はまだ筋力で勝負する年代ではありません。テクニックと判断力を
 こつこつと身につける時期です。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



正確なパスが蹴れない理由をさぐる


(1)インサイドパス 2013/12/15

いまさらながらのインサイドパスですが、このパスが正確に蹴れないと
他の練習が出来ません。

動きながら、2、3歩動きながら、走りながらのインサイドパスを
正確に蹴ることについて解説します。



(2)正確に蹴ること

10m離れたコーンにボールをぶつけることに挑戦してみてください。
大きいコーンなら「倒す」勢いで蹴ってみることです。

小学生の試合ではPKが8mですので、15m程度の正確なパスが
蹴れないと、速いボールでPKを決めることは難しいでしょう。

まず10mです。小学2、3なら5mでもよいでしょう。

まず、大切なことは「狙うこと」です。
だいたいこの辺とか、エリアを目指すのではなく、ピンポイントで
狙うこと。

小学4年生以上なら、味方の右足、左足を狙って蹴れるようになる
ことが大切です。

(3)なぜ正確に蹴れないか分析する

蹴り足と軸足を90度に開く。
この開きそのものが不自然で、無理のある姿勢になっていませんか。

この時、足首だけとか膝下だけとかになっていませんか。
蹴った瞬間に、足首は正面を向こうとします。
蹴り足を浮かせた瞬間に、足首がつま先を正面に向かせようという
力が働きます。

ここをちょっとだけ我慢して、足首を固定して、ボールに当てる。
当たったあとは正面に戻していいんですが、これを繰り返すことが
練習です。

直角の例、インに向かっちゃう例、それと踏み込みの角度を
変えた例を並べました。

>>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_327.html

ストイコビッチの蹴り方は、Cです。
欧州では、正面からまっすぐ踏み込んでインサイド、インステップ
という蹴り方はしないそうです。

結果として正確に蹴れれば良い。目的に当たればよい。

でも、Cの場合は軸足の踏み込みは楽ですが、足首の固定が
緩く、回し蹴りのように蹴ってしまう弊害もあります。

もちろん、教え方次第ですけどね。

(4)結論は・・・

インサイドの当てる面を固定すること。面を作ること。
これにつきます。

そして、当てる瞬間は地面から足が浮いていること、
ちょっとでもよいのでフォローするー出来ること。

ボールに当たると同時に地面に足をついてしまうことはNGです。

ここだけ直して、軸足を目標に向けるだけでインサイドキックの
正確さはアップするでしょう。


(5)正確なパスとは角度、方向だけではない

正確なパスって角度と方向ではない。あとは何でしょうか。

それは、強さ、バウンドです。

強すぎ、弱すぎをコントロールすること。
バウンドボールを地面に転がすように出来ること。

これが大切。

そしてもっと大切なものを指導者の方に!

それは、タイミングです。

これは、キック技術だけでない「コーディネーション能力」
のトレーニングが最も効果です。

私をはじめとして指導者がマスターすべきコーディネーション
トレーニングのサッカーバージョンは日本で(おそらく)これだけ
です。

>>>>http://soccer-coordination.naotech.info/


レッツトライ!




no19   6年も前のビデオで土屋兄弟が語っていた事と同じことをテレビ解説では風間氏が語っています。

2009.5.17
 
■世界を目指すために必要なフィジカルとは 

 土屋健二氏はボールリフティングで世界的に有名ですが、実は土屋さんを近くで見ると、そのマッチョぶりに驚くと思います。 でも細マッチョでもゴリマッチョでもなく、サッカーマッチョと言えばよいのでしょうか。 

 武道の世界では「技は力の中にあり」という言葉があります。華麗な技を持っていても、パワーが伴わないと相手を倒すことができないという意味です。
  土屋さんは、1対1を重視しています。リフティングやフェイントの本を多数出版しています。
 技のひとつひとつにある基準をもっています。それは、相手をかわすという事です。 


 土屋さんのリフティングショーをご覧になった方も大勢いると思いますが、姿勢を低くしたり、立ったり、うつぶせになったりしながらもボールコントロールが乱れません。
  それは、今になって流行している「体幹トレーニング」のおかげなのです。私のブログやメルマガでも越智隼人氏のトレーニングDVDを紹介していますが、この3枚目には体幹トレーニングがぎっしり入っています。 

                  

 土屋健二氏は、体幹トレーニングという言葉やコアトレーニングやインナーマッスルという言葉が流行するまえから、このようなトレーニングを欠かしていなかったそうです。 

 スクワットや腕立て伏せや腹筋というベーシックなものですが、これを数百回毎日こなすという土屋氏ですが、脚や腕の筋肉をつけることが目的でなく、体幹がぶれないような身体を維持することが目的なのでしょう。

 詳しくは企業秘密なので、新婚の土屋さんに直接聞いてみてください。じゃましないようにね(笑)

                   

  日本サッカー協会でも、数年前から「体幹」「コア」のトレーニングをナショルトレセンで導入しはじめました。

 それまでは、ボールコントロールやアジリティ(ステップワーク)だけだったのですが、日本代表の高校生レベルが海外でフィジカルが全く通用しない事に危機感を感じたのでしょう。 

 現在は、小学生にも体幹トレーニングを推奨しています。小学生や中学生は発育段階だから筋肉トレーニングをすると背が伸びなくなるのでは?そう心配される方もいると思います。 小中学生で、ウエイトを使ったトレーニングは避けるべきです。つまり、鉄アレイやダンベルやバーベルのように、自分の体の重さ以外のモノを使ったトレーニングは関節や間接周辺の筋肉が発達していない小中学生には向きません。 

 しかし、自分の体重を利用するトレーニングは全身運動であればどんどんするべきでしないと発育発達面ではマイナスになると考えます。 筋肉は使わないと発育しません。まんべんなく使うことで発育していきます。逆上がりができますか。上り棒がてっぺんまで登れますか。腕の力でなく、全身運動です。これはサッカーも一緒ですよ。


 サッカーも足だけを鍛えればよいのではありません。 リフティングやドリブル、パス、フェイントが身についてきたなあとおもったら、体幹のトレーニングをするとステップアップする事ができます。さらに、試合で通用するようになります。1対1で負けなくなります。

                   

  日本代表の平均身長はどれくらいでしょうか。日本人は背が小さいと言われますが、メキシコ代表ややアルゼンチン代表よりも高いのです。(GKも含めて) しかし、平均体重はメキシコやアルゼンチンに負けています。

 これは細マッチョが多いという結果になりますが、サッカーという格闘技の要素が高いスポーツでは体重があってスピードがあった方が有利です。 意外に思われた方もいるのではないでしょうか。
 日本サッカー協会ではこれをフィジカルトレーニングと栄養面で強化していこうと考えているようですが、20歳以上のA代表を目指すような年代からうわべのフィジカルをつけるのではなく、小中学生から芯となる体幹を鍛えていくことが将来へつながると思います。 

 土屋健二氏が世界を渡り歩いても、小さな体で通用してきたのは「技とフィジカル」の融合という先見の明があったからではないでしょうか。

  あらためて、土屋健二氏の先進性を知るとともに、数ある著書やビデオ、DVDを繰り返して見る日々です。6年も前のビデオで土屋兄弟が語っていた事と同じことをテレビ解説では風間氏が語っています。

 サッカーには教科書にない理論や言葉で表せないものが多くあります。これからも土屋健二氏の動きと日本サッカーの動きから目が離せません。 




8人制サッカーで学ぶこと

コラム「8人制サッカーで学ぶこと」



11人制だろうが8人制だろうがサッカーの基本は同じ。



でも、3人人数が減り、コートが小さくなっただけで、サッカーのいろんな

ところが見えて来ました。



例えば、11人制サッカーでは、逆サイドのプレー中にその逆サイドではプレーに

関わることが少ないです。



少年サッカーでは、一発のキックでサイドチェンジをすることがなかなかない

ので、コート中央までボールが来てからの対応でも間に合います。



8人制ではそうは行きません。人数も少ないので全員がボールに関わります。



また、11人制サッカーでは、フォーメーションを縦に4列にすることが

出来ました。



3−5−2、4−3−1のフォーメーションの中盤にはボランチを置くことが

出来ました。



しかし、8人制の主流は3バック、3ハーフ、ワントップ。



3−1−1−2や、3−2−1−1などを見ることもありますが、デフェンス

ラインに3人は定番で、残る4人の配置を工夫するという事になります。



日本サッカー協会推奨の2−3−2は、お互いのチームが取り入れれば

選手が同数でマッチアップするので、1対1の場面が数多く作れますが

勝敗を考えると2バックはリスクが大きいようです。



中盤の選手がデフェンスに回るなら、最初から3人をデフェンスに置いた

方が選手にとって分かりやすいですね。



8人制サッカーの攻撃のキモとなるのが、この3バックかなと思います。



センターバックからのパスが攻撃の起点になります。

また、サイドバックのオーバーラップは今や攻撃の定番とも言えます。



運動量が増えるのはやはりサイドハーフ、サイドバックの選手ですね。

サイドハーフはサイドバックのカバーをしながらも、攻撃では積極的に

サイド攻撃や、トップの選手との連携などが必要になります。



この8人制サッカーは小学生だけですが、少人数サッカーでは次の3点について

身につけて欲しいと思います。



・1対1のプレーの対応



 1対1で負けない、球際に強くなること。

 相手から遠い足でボールを扱う、体を上手く使うという技術。



 また、味方1対1の場面に積極的に関わって、攻守ともに2対1の有利な

 場面にすること。関わりのタイミングを身につける。



・少ないパスからシュートに持ち込む



 8人制では、例えば3本のパスが成功すれば、シュートを打つ。

 全てのプレーがシュートのためという意識を持つこと。

 

・シンプルにプレーすることの大切さ



 人数が少なく、ゴールとゴールの距離も近いので、プレーの選択や判断が

 早く出来る。

 

 タッチ数を少なく、シンプルにすることで、周りの選手の動きを引き出せる。

 パス出しと受け方の動きとパスとトラップの正確さがはっきりと出る。



 シンプルにプレーすることで、タイミングをとるというサッカーで最も大切な

 感覚を身につけることが出来る。

 



少年サッカーに必要な技術、判断力を身につけるために8人制のサッカーを

よく理解してゲームを楽しみましょう。



サッカーの主流はパスサッカーです。パス技術だけがクローズアップされて

いますが、その前に、ボール扱いに自信を持つことが大切と感じています。



そして8人制という少数だからこそ、1対1で突破して数的優位を作ることが個を伸ばすと考えています。



パス、トラップという技術とともに、ボールを持っても奪われないボールを

扱う技術が必要になります。



パスもドリブルもボールへのタッチが基本です。



サッカーを始めたばかりで、まだボール扱いに自信が持てない。

ドリブルの基礎練習なら、この1枚を参考にしてみて下さい。





レッツトライ!




シュートは枠をとらえよう!バーを超えないシュートを打とう

さて、今回は             2014/1/26

「シュートは枠をとらえよう!バーを超えないシュートを打とう」

この技術は、ボールコントロールでもあり、同時に
ボディバランスとも言えます。


(1)バーを超えるシュートの原因

ドフリーでのシュートでもバーを超えることがありますよね。
よく見ると、蹴る前にすでにボールの軌道が分かります。

軸足を踏み込む位置、軸足の膝の曲がり具合、蹴り足の振り上げ
そして、上半身の様子。

これはきっとふかすだろう(ボールがバーを大きく超えること)と
いうことがわかります。

あの角度で蹴り足をボールに当てればきっとボールの下に入るだろう。

つまり、ボールの下側を蹴っていればボールは上がるという理屈です。

(2)決め手はボールに足を当てる角度

ボールの下に足が入らないようにするためには、つま先を地面に向け
インステップの面がボールに対して水平になることが必要です。

当たり前ですが、なぜ、これが出来ないのでしょうか。

(3)ボールが上がっても平気な選手

ボールがバーを超えても平気でいる、残念がらないという場面を
見ることがあります。

サッカーの全てのプレーはシュートを打つことを目的にしていると
いうにもかかわらず、ミスキックでも平気でいてはいけません。

どうすれば枠を捉えることが出来るか?

しっかり考えましょう。

(4)ボールが上がることを恐れてシュートが打てない

上とは逆に、シュートミスをしてしまうことを恐れてしまう場面を
見ることもあります。

打てるのにパスを出してカットされてしまうという惜しい場面です。

日本人はシュートを打たない、打てない性格だ。それは失敗を恐れて
しまうこと、責任感が強いあまり、自分がミスをしたくないという
気持ちを持っている。

サッカーライターが海外のメディアが見た日本チームの傾向を
伝えたものです。

もっとも、これは数年前の日本の様子を現していて、今の各年代の
代表チームには当てはまらないと言いたいところです。

(5)シュートというキックの種類

ボールを蹴ることがキックですが、キックはパスをするためのもので
ゴールへのシュートもパスのひとつだ。

私もそう思います。ゴールではなく、ゴールネットへのパスであれば
ゴールインです。

ですが、パスは味方がコントロールしやすいように、しかも次の
プレーを考えてキックします。

シュートはどうでしょうか。
トラミスを考える必要はありませんし、浮いたボールでもネットに
突き刺さればオッケーですね。

でも、少年サッカーゴールで言えば高さ2mを超えたらゴールイン
にはなりません。

キーパーが弾く、ポストに当たってはね返るというボールを詰める
ためには、やはり、ボールの高さを押さえるキックを身につける
必要があります。

(6)上半身が負けていないか

ミスキックの場合は、上半身が軸足の踏み込みについて行けないケースが
多いようですね。

原因は、体幹の弱さ、フォームがあると思います。

(7)ミートするという感覚

私のアドバイスは、フォームや体幹ということに加えて
ずばり「ボールをミートすること」です。

蹴ろうとするから足を振り回してしまいます。
足の甲、時にはインサイドやアウトサイドでボールを
ミートすること。

ゴールに向かってミートするという感覚だけで、ボールが
ゴールを大きく超えることが少なくなると思います。

(8)シュートに特化した教材

サッカー教材が山ほどありますが、シュートに特化した
教材でおすすめは、この1本だけです。

しかも監修と主演は城彰二さん。

公式サイトはこちらです。
>>http://link.naotech.info/jo.html

(9)センターバックもシュートを打とう

8人制サッカーでは、どのポジションもシュートを打てる
技術が必要です。

センターバックの君も積極的にゴール前に出ていこう!

レッツトライ!



「ボールの持ち方」です。

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/10
さて、今回は

「ボールの持ち方」です。

え、ボールの持ち方って何?

 昨日の練習で何人かの選手を見て気づきました。

ボールを受けて、ボールの位置を修正しない、また、自分の位置を修正しないで
 パスを出したり、ドリブルを開始したりするという場面です。

 「しっかりボールを持とう」

 「ボールを置く位置を意識しよう」

こういう声がけをしますが、頭で理解出来ていないとどういうことか
分かりません。

 (1)次のプレーを意識すること

 ボールを置く場所は、次のプレーを意識することで決まります。
スペースに持ち出すのか、ダイレクトでリターンするのか。

よいタッチでボールを運ぶ、キックするためには、次のプレーを
 イメージして、ボールを思ったところに置くことが大切です。

 (2)相手の様子を見ること

 ボールが動けば、相手が寄せて来ます。
 次のプレーを意識したボールコントロールが出来たとしても
相手が寄せて来た場合に、修正が必要になることがあります。

 相手がボールを取りに来ているのか、コースをカットするだけ
 なのか、遅らせることを目的にしているのか。

 相手は、トラップの瞬間に飛び込んで来ることが多いものです。
 守備の優先順位はインターセプトですが、その次がトラップの
瞬間です。

ボールに寄ることが、相手より先に触ることですが、その後の
 プレーを成功させるためには、相手との距離を取る必要が
 あります。

 (3)自分の距離をもとう

相手との間隔のことです。

 自分の足が届く場所、相手の足が届きにくい場所です。

 多くの選手は、右利きでしょう。
 右足の前にボールを置くことで、360度方向にボールを移動
することが出来ます。

 右利きということは、右足だけしか使えないということでは
 ありません。両足使えるけれど、得意な方の足を指します。

 相手の位置によっては、左足でボールを触ることも必要に
 なります。

 相手との間合い、距離をとることがどれだけ大切なことか。
それを小学生のうちに学んで欲しいと思います。

 (4)ボールを持った時の自信をつけたい

今の技術が急激にアップすることは無いでしょう。練習には
日数が必要です。

しかし、ボールの持ち方を意識することはすぐにでも出来る
 ことです。

 僕はこの教材でサッカーの試合で自信を持ってプレーを
 することが出来ました。

 子供たちも同様です。

おすすめDVDのひとつです。

 >>利き足の前にボールを置く方法
http://link.naotech.info/higaki2.html

くれぐれも誤解の無いように言いますが、左右の足の
 トレーニングは必要です、その上で利き足の使い方が
日本人は上手ではないという理論です。


レッツトライ!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



冬季の練習の工夫

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/16

冬季の練習の工夫

 冬季の練習は寒いので、練習メニューを工夫して、なるべく身体の動きを
止めないようにしています。

シュート練習でも、並んでいる時間をなくするように列を増やします。
ゴールを増やせればよいのですが、なかなかそうは行かないでしょう。
フットサルゴールを使うという手もあります。2個並べれば6mです。

 2時間の練習時間で、なるべくボールに数多く触れることや走ることを
多くすることが、効率的な練習なのですが、練習メニューの説明や修正点を
説明するときには、選手を止めざるを得ません。

この時に、30秒から1分以内を目標にしています。
 長いとリズムが崩れますし、身体が冷えます。

それでなくても寒さで集中力がオチています。

たとえば、短いコーチングなら動きを止めなくても「シンクロ」で
行けますよね。

 例えば、

ボールをもらう前、首を振って周囲をみておこう。

というコーチングです。

でも、どうしても止めないと伝わらないという場面があります。
ボールをもらう位置を修正する時など、パパっと止めて、選手を
 つかんで移動させる方がてっとり速いです。

メリハリですね。

サッカーコーチは、天候と選手の様子を見てメニューをアレンジ
 する能力も必要です。

 真夏と真冬は、ほんと、コーチ泣かせですね。

それと、雨よりも強風の方が練習がしにくいです。

じっくり話こむなら、やはり室内練習でしょうか。
ホワイトボードやDVDも使えます。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ボールを正確にタッチしよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/2/24

 ■ボールを正確にタッチしよう

(1)両足交互でボールの頭をタッチ

両足交互にボールを足裏でタッチするという練習がありますよね。
ウォーミングアップでも行いますし、クーバー・コーチングでも行います。

 素早く、正確に行うことが目的ですが、よく見るとこんな動きが見られます。

ボールのてっぺんをタッチしていない、急ぐあまりにボールの斜め上になって
 いる。

ボールがタッチするごとに動いている。前後左右に動いて、50回もやると
最初の位置と大きくズレている。

などなど。

ボールのてっぺんを足の裏の「拇指球」という親指の付け根でタッチする
 ことが基本です。

 膝をしっかりあげることと、タッチする時は、ボールの空気圧を感じるような
 タッチをすることで、実戦で使えるようになります。

 特にボールをちょっと押して空気圧を感じるようなタッチをすることで
引き球が確実になります。

てっぺんをタッチすることで、ボールがその場から動かなくなりますよ。

 (2)ボールを中心に回転してみる

 ボールを中心にして、右回転、左回転をします。
これも、ボールを動かないように注意です。

 (3)ボールを少しずつ前進、後退させる

 ワンタッチで3センチから5センチぐらい前にずらしながらのタッチです。
 左右交互でタッチして、5m先まで進みます。

 帰りはバックです。後退しながら小刻みにタッチします。

 (4)足裏は360度

 足裏タッチは、ボールを前後左右あらゆる方向に動かすことが出来ます。
 試合で、相手との距離が近いなあと思った時にスッとボールを引くことで
自分の距離をとることが出来ます。

 (5)決め手は軸足

 足裏タッチを正確に行うためには、実は足首の柔らかさとともに、軸足の
 ステップが重要です。

 軸足が安定しないと、拇指球で正確にタッチ出来ません。
 決め手は軸足です。

 繰り返し練習で意外と早く上達します。



ボールタッチのお手本をお探しの方はこちらをご覧ください。

ドリブル基礎トレーニング 初級編
 >>http://link.naotech.info/dorikiso.html


レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



少年サッカー上達の秘訣

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/2

 ■少年サッカー上達の秘訣

 昔は「サッカーを習う」という言葉はありませんでしたが
今はサッカーを習う時代になったんですね。

 「サッカーをしている」とか「チームに入っている」という言葉が
 しっくり来るのですが・・・

 サッカー初心者の小学生が上達するためには、教えてくれるコーチの
言葉を理解することが必要です。

 「コーチの目を見て話を聞こう」

これは鉄則ですよね、では、コーチに対して質問はどうでしょうか。
 意味がわからない時の質問でもオッケーです。

 分からないままにしないこと。これ、秘訣です。
そして、「なぜ」という気持ちを持つこと。

 上達の秘訣もうひとつは、コーチや仲間、上級生の手本をしっかり
見ることです。

サッカーは「動作を真似すること」で、動きを覚えます。

 見た通りの動きがすぐ出来る子供は、運動神経がよいとか、カンがいいとか
言われますが、すぐに出来なくてもなんどか繰り返すことで出来れば
 オッケーです。

 問題は、どうしても見よう見まねが出来ないケースです。
その場合は、何が足りないのかをコーチや親が客観的に見てあげる
必要があります。

 軸足のバランスが不安定だったり、ステップワークが身についていない
 という「身体を動かす基本運動」が見よう見まねが出来るかどうかの
分かれ目だとボクは考えています。

 外遊びが足りない現代の小学生。
サッカーをしても、いつも同じ動きばかりになってしまう問題も
 あります。

いろいろな動き、いろいろなスポーツを体験することも急がばまわれです。
お父さん、お母さんが側面でサポート出来ることのひとつですね。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 この季節にすること

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/23

        この季節にすること

 もうすぐ4月。新学年がはじまります。
 皆さんの地域では、今年最後の夏開催となる「全日本少年サッカー大会」の
予選が始まることでしょう。

この時期、指導者の皆さんは新6年生のトップチームの強化に3連休を使った
 ことと思います。

 保護者の皆さんも本番前の仕上がり具合に一喜一憂ではないでしょうか。

 個人の上達=チーム力の強化となればよいのですが、イコールとは行きません。

 1人で出来ること、2人で出来ることがチームプレーの基本です。
 今は、チームメイトどうしのコミュニケーションが大事な時期かもしれません。

コミュニケーションの基本は「話し合うこと」ですね。

 話し合うためには「考え」を持っていなければなりません。
 「考え」を持つためには、知ることが大切です。

サッカーについて小学生なりに知る、理解することです。

ボールを持てば相手が寄ってくる。
ボールを動かせば、相手も動く。

 狭いところと広いところを使い分ける。
ゴールに直線的に行けばいいのか、サイドからえぐればいいのか。

チーム全員が自立した選手としてこのようなことを考えられれば
 よいのですが・・・・

例えば、ひとりのエースに頼っているチームはその「ひとり」
の調子でチーム力が左右されることになります。

 6年生になって急に気づくものではなく、小学2,3年生から
3,4年後を見据えてトレーニングすること。

 時には試合に出れないとき、調子が良い時、波があることでしょう。
でも、続けていけば力がついて来ます。

 新年度は、6年生だけでなく、2年生や新1年生にとっても
数年後先を見据えた「サッカー」に取り組むきっかけづくりと
 なります。

 幼稚園だった子が小学1年生になってチームに加入します。
 選手登録が早い子は登録番号で分かります。

 詳しくは編集後記で!


レッツトライ!



 編集後記

サッカー協会の選手番号って、生年月日と登録順の番号ですよね。

 小学1年生で登録すると末尾が一桁という選手も出てきます。

 登録は4年生からというチームもあることでしょう。

でも、もし皆さんのなかで1年生から登録するお子さんがいるようでしたら
6年間で選手証が6枚出来ます。

 顔写真を貼って置いて、小学校卒業の時に並べてみると記念になります。

あどけない1年生が、いつの間にかたくましい顔つきの6年生になっている。

あっという間の6年間。
その6年間に大人もすっかり変貌します。

お子さんがサッカーをしていなければ出来なかった(であろう)シミとか
炎天下の指導でフサフサだった髪が寂しくなるとか・・・

 でも、それもサッカーと関わった大人の勲章と思いたいですね。

 写真を撮る時は、シワを恐れず「笑顔で!」行きましょう!

ではまた!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



サッカーノートをつけること

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/3/30


サッカーノートをつけること

今回のBは「brain」つまり脳ですね。

サッカーノートをつけることで、1年後に見違える選手になって
 いるかも知れません。

 (1)練習時だけサッカーを考えていませんか

自分の出来ること、出来ないこと、やりたいこと、やろうとして
 なかなか出来ないこと。

 1年生も6年生もこんな問題を出すと、なかなか返事が帰って来ません。
しかし、すらすらと答えられる選手もいます。

そんな子は、練習時はもちろん、練習以外の時間でもサッカーのことを
考えています。

そして、「紙に書いて」います。

 出来ること、出来ないこと、やりたいこと、やろうとしているけど
 なかなか出来ないこと。

これがわかっていれば、明日の練習で必要なことは

「どんな方法で身につけるか」「出来ない理由をつきとめる」
 「たまに出来る程度なら、出来る回数を増やしてみる」

ということです。

 (2)数字にすると分かりやすい

 パスが上達したいという目標があったとします。

どれくらいの距離なのか、成功率は10回のパスのうち3回なのか
7回なのか。

 数字に出来るはずです。

ボールリフティングがサッカーのトレーニングで定着している理由は
「成功回数」という数字があるからです。

 成功回数だけでなく、何分間続けられるかという目標もよいでしょう。
ドリブルは?ドリブルの成功率は数字に出来ないでしょう?

チーム練習では難しいかもしれませんが、自主練なら可能です。
 8本のコーンをノーミスで往復するタイムを計測するという方法です。

 (3)出来れば毎日、練習のあった日、試合があった日の前後

サッカーノートを書くタイミングも大切です。

 1日に1回はサッカーのことを考えることや、サッカーのことでなくても
生活のことを書くことも大切です。

 朝起きた時間、食べたもの、気分、テレビで見たJリーグのシュートのこと
 ストレッチをしたか、体幹トレーニングをしたか。
そして、寝る時間(寝る予定の時間)など。

 出来れば、体重を記録することも有効です。

これから春先の時期は、急激に気温が上がるので、熱中症になりやすいと
言われます。

 普段の体重を記録しておき、練習後に体重を計った時、激減していれば
 それは、脱水の可能性もあります。

このような記録はお父さん、お母さんも一緒になって行うと面白いですよ。

 (4)習った漢字を使う、ちょっと強めに書く

 サッカーノートを何十冊、何百冊と見て、コメントを書いて来ましたが
 サッカーが上達する子、中学、高校で続けている子はサッカーノートの
字に特徴があるなあという印象があります。

これは他人に見せる文字だ、後で自分が読み返す字だと思えば、自然に
 しっかりとした字を書くようになります。

 出せと言われたから出したという選手は、ノートを見ると伝わって来ます。

いやいや書いた字は薄く、細い字だったり、ミミズのような字だったり
習っているはずの漢字(例えば、大会を、たいかいと書いてみたり)する
 ので、その時のモチベーションが伝わって来ます。

たった10行だけど30分ぐらい悩んで書いたんだろうなというノートは
消しゴムの跡もあり、その上から強く、濃い字で書いています。

 私は用語のチェックもします。

 小学1,2年生だと、ヘディングをヘリングと書いたり、フェイントを
 ヘイントと書いたりするので、微笑ましいです。

 (5)考えることが身につく

練習試合のテーマで「切り替えを早くしよう」というものにした時
サッカーノートに書くことは、コーチの言葉を繰り返して書くことに
 なるかも知れません。

でも、コーチの言葉を覚えていること、ノートに繰り返して書くことで
 コーチが行っている意味が復習出来ます。

そして、大切なことは「自分なりの言葉を必ず書く」ことです。

 「ボールを奪われたあと、すぐに取り返そうとしたけれど、つかれていて
追いかけることが出来なかった。体力をつけたいと思った」

 「スローインで2回ファウルをとられた。足が上がってしまうので
落ち着いてやりたい」

などなど、自分の体験を書くことが大切です。

サッカーノートを書くことが習慣になれば、練習や試合でもサッカーノートに
書いておこうという気持ちになることがあります。

 (6)絵を書いてもよい

試合後のサッカーノートでは、フォーメーションの絵を書く子も多いですね。

 得失点のシーンの再現です。意外と子供たちは覚えているものです。
 右脳、左脳の刺激になる?かも知れませんね。


 (7)書けない時は書かない

 どうしても書く気になれないことがあります。大人だって日記は続かないし
嫌なことは書きたくないものです。

 書けない時は3行でも良いです。
コーチにはその気持ちが伝わることでしょう。

サッカーノートはコミュニケーションの道具です。
 書きたくない時でも無理に書くことで、続かなくなることの方がよくないです。

 大切なことは「続けること」です。

 文章や絵を書く能力は、個人差があり、徐々に力がついてくるものです。
 他人と比べないことも大切ですね。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ミニゲームの人数とコートの広さ

子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/4/20)

 今回のBです。

■ミニゲームの人数とコートの広さ

今回は指導者の方々へ提案的な内容になります

(1)適切な人数とコートの広さ

練習試合で出かけると他チームの練習を見ることがあります。

どうみても狭いコートで、ごちゃごちゃとゲームしている様子が気になって
 しょうがありません。

 選手が多くて、全員にゲームをさせてあげたい気持ちはよくわかります。
しかし、練習の目的や効果はどうなのかなと首をひねる場面もあります。

 接触プレーを多く経験させること、ドリブルキープがメインテーマという
目的なら効果もあるでしょう。

でも、不思議なのが、少人数で広いコートでゲームをしているという場面は
 なかなか見ることが出来ないんです。

なぜでしょうか。

 (2)スペースのある状態、プレスの緩い状態から始めること

広めのコートで、少ない人数、例えば、3対3、4対4でゲームやポゼッション
 を行うことは、初心者の子供たちには「やりやすい」状態です。

ここで学ぶことは、相手から遠い足でボールコントロールすることや
 ボールを蹴る瞬間はボールを見るけど、すぐにルックアップすること。

そして、パスを出したらスペースに走り、パスが奪われたら、すぐにアプローチ
 をする。

 多くの「基礎」が学べます。

 (3)上達して来たら、スペースを狭く、人数を増やす

 スペースを狭くすると、トラップミスが起きやすくなります。
プレッシャーがきつくなるからです。

 人数を増やすと、プレッシャーがきつくなります。

コートの広さを狭くしただけでも、人と人の距離が狭くなるので
 キツくなります。

 (4)広げたり、狭めたり

同じ4対4でも、コートを広げる、狭くするというアレンジで
正確には「オーガナイズ」と言いますが、プレッシャーを調節することが
出来ます。

 (5)縦長、横長、4ゴール

 コートを縦長にすると、縦パスやドリブル突破の練習になります。
 横長にして、4ゴールにすると、サイドチェンジの練習になります。

 形を変えることで、回りを見ること、縦、横を意識することができる
 ようになります。

 私は個人的に4ゴールゲームが大好きです。
 4人で、相手の逆を取るという連携が成功するとサブイボです。

 (6)シンプルな練習にたくさんのポイントを持たせる

形はシンプルでも、意識させることをたくさん用意して、どんどん変えて
 いくことで、まったく効果の違う練習が出来ます。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



はだしでリフティングをしてみる

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/4/28

はだしでリフティングをしてみる

非利き足を徹底して鍛えよう
前回に引き続き、非利き足強化月間です。

 暖かくというか、暑くなって来ましたね。
はだしでボールを蹴ってみませんか。

 体育館のような場所、フローリングの床など安全な場所を
見つけて、裸足でボールリフティングをしてみましょう。

なぜ?

それは、片足立ちの練習の効果が早く出るからです。
シューズを履いて立つと、バランスを保つためにシューズの底が
頑張ってくれます。

しかし、はだしで立つと足の裏や指だけでバランスを取らなければ
 なリません。

この練習の後にシューズを履くと、意外にも片足立ちが安定する
 ことに気づくでしょう。

 裸足でリフティングするときの注意は、足の爪を切って置くことと
足の爪を踏まないようにすることです。

そして、足指をしっかり閉じて落ちてくるボールを親指から中指の
付け根で捉える(蹴るのではない)ことで、ボールの中心を捕まえ
 やすくなります。

 足の甲が赤くなって、痒くなることもあるので綿の靴下を履いても
効果があります。

ボールも、軽量球やビーチボールのようなものでよいでしょう。
はだしでインステップキックを蹴れる選手は、シューズを履くと
思い切ったキックができるものです。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



インターセプトを覚えよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/5/5


インターセプトを覚えよう

 インターセプトというと難しく感じるかも知れませんね。
 言葉も聞き慣れないし・・・

 つまりは「パスをカット」することです。
 相手がしっかり持っているボールを奪うよりも、パスをカットする
方が、すぐに攻撃に移れます。

パスをバンバンカットして、チーム内で注目されちゃいましょう。

 (1)横パスのカット

 よこパスをカットするコツは、パスを出そうとする人、受けようと
 する人の両方が見える位置に立つことです。

これが難しいのですが、2人のうちひとりが後ろに回ろうとしたら
見える位置までバックしなければなりません。

このようなかけひきは実践練習でないと身につかないのですが
 まず、横パスをカットするという基本から身につけます。

 (2)攻撃側は必ず横パスを出すこと

練習メニューを紹介します。

 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_334.html


オフェンス3人でデフェンス1人で、コーンの裏側をドリブル通過
します。

その時、かならず横パスを通すルールにします。
デフェンダーはひとりですが、横パスのカットを狙います。

 (3)ボールが足を離れた瞬間を狙う

 パスカットは俊敏性が必要ですが、「見る・判断する」ことが最も
大切です。

ボールが相手選手の足から離れた瞬間を見極めます。
パスカット失敗の多くは、この瞬間を見逃してしまう事です。

あっと気づいた時には目の前をボールが通り過ぎていた・・・
 そうならないために、キックされた瞬間を狙います。

キックされたボールは途中でコースを変えることはありません。
コースを読むことが大切です。

 (4)ボールに触れれば大成功

ボールにつま先でも触ることが出来れば、相手のパスは失敗です。
ルーズボールの行き先をしっかり見ましょう。

 次に狙うことは、カットしたボールを自分のボールにすることです。
パスカット出来たら、どこにパスするか、どこにドリブルするか。

 次のプレーを考えながらパスカットできるようになりましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



インターセプトを覚えよう(その2)

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/5/12

 ■インターセプトを覚えよう(その2)

 前回は横パスのインターセプトでした。
 今回は縦パスやクサビパスのインターセプトです。

 (1)縦パスを出させる

 マークは相手と自分のゴールを結ぶ線上です。
しかし、マークをぴったりつきすぎるとパスが出てこないです。

ちょっと難しいですが、高学年ならできると思いますが
 ちょっとマークとの距離をあけておいてパスを出させること。

パスを出させたら猛ダッシュでマークの前に出る!

パスを出させないこともデフェンスですが、相手のボールを
奪うためにはパスを出させるという発想も大事です。

 特に縦パスは勝負のパスなので、奪ってしまえば形勢逆転です。

 (2)完全にマイボールにしなくてもいい

 パスをカットするということは、縦パスを成功させなければよいと
 いうことです。

つま先でもよいので、ボールに当てればマークにボールがわたらずに
済みます。

ここで守備は成功です。
まず、ここから始めましょう。

 (3)マイボールにしたら

 ボールコースを変えるだけでなく、完全に体を入れることが出来たら
 ボールをしっかり持って、素早く味方に渡しましょう。

 奪われた相手はすぐに奪い返しに来ます。
そこを体でブロック。

さっさと味方、出来ればやや遠い味方へさばく。
この時にひざ下のコンパクトな振りでキックができるといいですね。
いざとなればトゥキックでも良いです。

 (4)カバーリング

味方が縦パスのインターセプトを狙っている時、ほかの選手は
 どうすればよいのでしょうか。

もしインターセプトに失敗したら・・・そうですね。大切なことは
 カバーリングです。


デフェンスは攻撃の第1歩。デフェンスが面白くないなんて言葉は
 もう言わせません。

どんどん奪って、どんどん攻撃しよう!


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ボール扱いより大切なこと

親子のためのジュニアサッカーコーチング   2014/6/20

    ボール扱いより大切なこと

 ボール扱いをトレーニングすることは基本ですが、小学生がサッカーの試合を
 するということは、20分ハーフを走り続けるということ。

それも運動会のようなスプリントでなく、ダッシュ、ストップ、サイドステップ
 ターンと様々な走り、動きを続ける。

ボール扱いが上手な子がいます。
リフティングが得意で、いろんな技が出来ます。

しかし、スタミナがなく、体幹も弱いので「対人プレー」で負けてしまいます。
せっかくフェイントで逆をとっても、相手に体を寄せられてボールを奪われて
 しまう。

 何を言いたいかというと、俊敏性や筋力の強さバランスなど「ボディ」の動きが
土台になるということです。

 小学生に筋力トレーニングは不用と言われます。
 私もそう思います。

 筋繊維を太くするような筋力トレーニングは不用ですが、自分の体を思い通りに
動かす能力は絶対に必要です。

テクニックは力の上に成り立つ、テクニックはスピードの上に成り立つ。
リフティングが10,000回出来ても、逆上がりが出来ないということは
 アンバランスだと思います。

 「動きづくり」のトレーニングをもっと練習に取り入れたいと考えています。
コーディネーショントレーニングです。

 片足で立つ能力が低いからキックやリフティングが出来ないこともあります。

 動きづくりは親子で遊びながらでも出来ます。
サッカーじゃなくても出来ます。・・・・

 レッツトライ!




               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



攻撃的なデフェンスをしよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/6/30

   
    攻撃的なデフェンスをしよう

小学4年生ぐらいから、守備の優先順位を身につけて欲しいと
思います。

 簡単な図解はこちらです。
 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_337.html

1 インターセプトを狙う
  (インターセプトはボールを持っいる人が、味方にパスをするためにボールを蹴り
出した時にボールがコロコロと転がっているときにボールを奪うことです )


インターセプトが成功すると攻撃の起点になれます。
インターセプトの成功のコツは、ボールばかり見ないことです。
パスの出し手、受け手を見ておくことが大切です。

 2 トラップの瞬間を狙う

 ワールドカップでも見られるのですが、縦パスをカットした
相手のボールを奪うというシーンがあります。

トラップの瞬間というものは、狙い時です。

トラップが成功しているか、体から離れてしまったかという
見極めが大切。
 普段の練習から、トラップの瞬間を狙う練習をしよう。

 3 振り向かせない

相手が後ろを向いていれば、よいパスやシュートは無理です。
つまり、プレッシャーをかけて、前を向いてパスを受けられないように
 することです。

 4 前を向いたら飛び込まない

上手な選手だと前を向いてボールを持ち直すことが出来ます。
そんな選手を前にしたら、簡単に飛び込まないこと、コースをカットする
 だけにして、味方に次のパスをカットしてもらうよう協力して奪うことです。

ドリブルをしかけて来たら、距離を保って抜かれないように!
 味方のカバーを待とう。

サッカーは、カバーがポイントです。
 味方が遅らせている時には、すっとカバーに寄ってやろう。

 簡単な図解はこちらです。
 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_337.html


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ゴールキーパーの基本は「止める、蹴る」?

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/14

   
■ゴールキーパーの基本は「止める、蹴る」?

ドイツのノイヤー選手は、ゴールキーパーの概念を変えてくれました。
 守備範囲の広さはペナルティエリアを軽く超えていましたね。

バックパスを受けて、コントロールし、正確にパスを出す。実に正確に
安定したプレーでした。

 足もとの技術がしっかりしていること、状況判断の正確さ、そして勇気。
ノイヤーのファンが増えることでしょう。

さて、少年サッカーは8人制ですが、8人にはゴールキーパーも含まれて
 います。

 小学3年生、4年生のゲームなら、ゴールキーパーはビブスを着せて、
ローテーション制で全員が出来るようになって欲しいと思います。

 (1)一番後ろから見えるもの

 ゴールキーパーをするとゲーム全体が見えます。
 一番後ろから見える景色はどんな景色か。

ぜひ経験して欲しいです。

 味方の位置、相手の位置、スペースそしてボールが見えます。
 何をすればいいのか、今、チームはどういう状況なのか。

 中盤では見られない景色が見えてくるはずです。

 (2)自分の後ろに誰もいないということ

 いつもゴール前にはゴールキーパーがいるから、相手にドリブル突破
されても必死で追いかけない、キーパーがなんとかしてくれるから・・・

 そんな甘えはありませんか。

 一度、ゴールキーパーの経験をすると、

 「おいおい抜かれたら追いかけてくれよー」

という気持ちになるかも知れません。


そして、自分の後ろにはだれもいないという状態でバックパスを受ける時の
緊張感も経験して欲しいですね。

ひとつひとつのプレー、例えばボールコントロールやキックを正確に
丁寧にすることが身につくかも知れません。

しっかりとボールをミートすること、慌てない気持ちを持つことが
大切です。

 (3)ゴールを守るという意識

ボールがゴールに向かって飛んでくるかも知れない。
ボールとゴールを結んだライン上に立つこと。

ゴールキーパーを経験することで、デフェンスの基本も身につきます。


レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ドリブルシュートの難しさ

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/22
   
■ドリブルシュートの難しさ

 ワールドカップでは、数々のスーパープレーを見ることが出来ましたが
 ドリブルシュートは見応えのあるプレーのひとつですね。

ロッベンやロドリゲス、そしてメッシのドリブルシュートはどれも
正確さとパワーを兼ね備えたゴールでした。

さて、小学生に目を移すとドリブルシュート好きの選手がたくさん
 いますが、いまひとつ決定力に欠けるようです。

もちろん私の回りの選手たちですが、皆さんのチームではどうでしょうか。

 味方からのスルーパスをもらってドリブル!GKと1対1になり決定的な
場面を迎えたのに、失敗・・・・

失敗はいいんです。失敗しないと成功出来ません。
でも、失敗し続けると味方からパスも出なくなります、正直言って子供たちも

「あいつまたミスするからなあ」

と口にするようになります。

ミスにもいろいろあるので、今回はドリブルシュートを取り上げます。

 (1)トップスピードで足があわなくなる

全速力で走り、トップスピードでドリブルするところまではよいのですが
相手GKと1対1になると、ボールが先に行ってしまい、シュートが出来ない。

そんな場面がありませんか。

 相手GKとの間合い、自分の走りの速さ、ボールのスピード。
この3つを調節出来ないと、タイミングのよいシュートは打てません。

 親子で練習する方法があります。

お父さんやお母さんがGK役、30mぐらい離れて立ちます。
お子さんはドリブルからスタート、15mぐらいに来たらGKは前に
出ていきます。

ここで、ボールから目を離してGKを見ることを意識します。
ドリブルでGKに迫って、GKを抜き去って反対側に抜けましょう。

これを繰り返します。

 試合では視野が狭まりますので、GKの位置を見ていないことが
多いものです。

 歩幅が合わないまま走っていて、蹴るまでには調節出来るさ、と思って
 いると、気がついたら目の前にGKが迫っていた。

そんな事があるものです。

トップスピードでドリブルしながらも顔を上げること、これが大切です。

 (2)GKの正面に打ってしまう、予告ドリブルシュート

 ドリブルシュートに対して、GKはゴールとボールを結んだ線上に立つように
 トレーニングされています。

 当然、ドリブルしながらゴール方向にシュートを打てばGKの正面に飛ぶと
言うわけですね。

 私は「予告ドリブルシュート」・「いくぞ、いくぞシュート」と呼んでいます。

 相手GKはドリブラーとゴールの正面に入るまでにちょっと時間がかかります。
ボールをもって、いくぞいくぞ!と走っている間にGKはしっかりとコースに
入ってしまいます。

 (3)GKを見ろ、でも味方じゃないぞ!

 相手GKをよく見て、ボールを持った場所からシュートが入りそうな地点まで
 ドリブルする間にかけひきが必要です。

いくぞいくぞシュートの場合は、GKを見てしまうので、GKに向かって蹴って
 しまいがちです。

 普段の練習で、人というのは「目標物」なので、サッカーをはじめて間もない
 うちは、人に向かって蹴るというクセが付きます。

いざ試合のときも、慣れていない選手はGKという人に向かって蹴ってしまう。
それが、GK正面へのシュートという訳ですね。

 上手いなあという選手のドリブルシュートはGKの左右どちらかを狙うフリを
 して、重心の逆を付きます。

また、ゴロをチャッチしようと重心を低くした瞬間に肩口を狙います。

 主導権はドリブラーにあるのですが、少年サッカーの場合、GKが勇気を出して
前に出ることで、ドリブラーの判断を狂わせることが出来ます。

 親子で出来る練習方法としては、ゴールが必要ですが、ゴールへ向かって
 ドリブルシュートを打つ練習をします。

その時、お父さん、お母さんはゴール正面に立っているだけでなく、お子さん
 がドリブルし始めたら、左右に移動します。

つまり片側をがら空きにするということです。

がら空きのゴールにシュートを流し込む。決して大振りでなくてよいので
GKの位置を見て、空いている場所にボールを蹴るという体験を積むという
 ことです。

チーム練習で行っていると思いますが、この感覚がまだ身についていない選手は
親子で練習してみることをオススメします。

くれぐれもお母さんにぶつけないようにね!

このようなドリブルシュートの手本となるプレーがたくさん詰まっている動画を
見ることで、イメージが湧くことでしょう。


 特に1対1でのかけひきは見ておいて損はしません。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 前を向いてボールを受けるという基本

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/7/28
   

 前を向いてボールを受けるという基本

ボールにもっと関わること、ボールを持っている選手は自分でボールを
 どうするかの判断をするのですが、パスをするコースがなければ
 ドリブルしかありません。

ボールを持っている選手の回りで、どれだけパスコースが作れるか
関われるかということは、ボールを持っていない選手の動きに関わって
来ます。

サッカーでは当たり前のようですが、ボールコントロールがまだ上手に
出来ない、パスが正確に蹴れない、止めれないという選手たちは
 どうしても、ボールを持っている人にへそを向けた体の向きになりがちです。 


ボールをどこへ運んでいくのか、ゴール方向へどうすれば運べるのか。
それを考えてパスを受けて、パスを出せば、サッカーの動きの基本は
自然にわかってくるはず。

でも、ボールには魔力があって、子供たちの視線を引きつけてしまいます。
ボール以外の相手、スペース、味方を見るという動作や意識を身につけるには
「意識すること」が大切です。

 「意識して見る」ことを続けていくと、それが習慣になります。
これが大切です。トレーニングの目的は習慣化です。

 (1)ボールを受ける時

 味方からボールを受ける時、止まって受けようとしていませんか。
 相手のマークを受けたまま受けようとしていませんか。

スペースに走りこみながらボールを受けること。

 難しいことはタイミングです。
 味方がパスを出せる状態を見ることが大切です。

トラップで四苦八苦しているときに、ボールをくれと呼んでも
 ボールが出てくるのは、3テンポぐらいあとになるでしょう。

 味方がパスを出せる状態のちょっと前に、動き出しで声を出す。
パスを受けたあと、どんなパスを出したいか見ておくこと。

ここまでが「よい準備」です。

 左側からのパス、右側からのパス、いろいろあるでしょう。
どちらの足でもコントロール出来ることが大切ですが
 どちらの足を使おうかという判断は、ずばり「視野の確保」です。

コントロールの瞬間に広いエリアが見える足、ゴールが見える足が
 トラップする、コントロールする足です。

これさえ気をつければ体の向きはついてくるもの。
 習慣化すれば、やりやすさが分かるはずです。

このような基本は、目立つものではありませんがセレクションの
時など、基本チェックでは当然、目に止まります。

 基本が身についていないなあ。

よい準備をすること。

レッツトライ!

 (2)ボールを出すとき

自分のタイミングでパスを出していませんか。
これ以上持っていたら相手に奪われる、だからパス。

これでは爆弾ゲームです。
ボールを持っていても回りが見れていればいいのですが
小学生のみんなはまだそこまでのテクニックがついていないですよね。

それなら、回りはいつ見る?

ボールをもらう前に見るんです。
 見ておく、ボールが転がってくる時もギリギリまでボールから目を
離して回りを見ておくこと。

これも難しいようですが、意識と習慣化です。

ボールを持ったら、パスを出す場所を決めてあるので、迷いがありません。
これがまず基本。

 (3)パスする寸前に見えたら

 パスをする寸前に、ボールを蹴る寸前に相手の足がスッと出てきた。
 多くの選手はここで、イチかバチかのパスを蹴ってしまいます。

 高い確率で相手の足にあたり、高い確率で相手ボールになります。
またボールを奪いに行かなければなりません。

ボールを蹴る寸前に蹴る足を止めて、ドリブルに切り替えることが
出来る、ボールを蹴らず、ボールを引くことが出来るなどなど

寸前に判断を変えることが出来る能力

これもセレクションでは注目されます。
 多くのギャラリーが「上手い」と思う瞬間です。

イチかバチかを止めて、ボールを大切にしましょう。
ボールをパスすることが出来なければ、パスコースが出来るまで
 ボールをキープ。

 出来れば相手を抜いてしまう。
パス以外にドリブルの技術に自信があれば、判断の引き出しが
多くなります。

 夏だからドリブル!

ひとり抜くと局面が変わる!

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



ボールをバウンドさせない、地面に落ち着けること

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/8/4
   
 「ボールをバウンドさせない、地面に落ち着けること」



 (1)バウンドを止めること

 ゴールキックやパントキック、スローインやコーナーキックなど
 サッカーではボールが浮く、浮き球の状態が以外と多いものです。

ヘディング出来るもの以外のボールを上手くコントロールすることが
 サッカーでは大切です。

 小学生の低学年やサッカーを始めたばかり子のゲームを見ていると
浮き球がツーバウンド、スリーバウンドしてボールが落ち着かない
光景を見ます。

 浮いたボールを蹴るので、またボールが浮いてしまう。
 浮き球のパスならいいのですが、とりあえず蹴ってしまう。

これはサッカーとは言えません。
 高学年になれば、浮き球のままボレーでパスをすることも出来るかも
知れませんが、意図しないキックは「あとは知らないキック」です。

まず、バウンドさせない、させてもワンバウンドまで。

 浮き球から、よいパス、ドリブルに移るためにはボールを地面に落ち着ける
 ことが必要です。

バウンドを止める方法はインサイドや足の裏、またはアウトサイドを
 つかってコントロールすること。

やはり「ウェッジコントロール」で、思ったところに置きたいものです。

 (2)ボールが奪われにくくなる

 ボールをバウンドさせないで、地面に落ち着けると相手に奪われにくく
 なります。

 相手が寄せてくるのは、ボールが空中にある時間です。
ほんの僅かの時間と思いますが、意外にも相手はスッと寄せることが
出来ます。

バウンドを抑えようとしたら、目の前に敵が2人もいた・・・
 ボールをコントロールしようとボールをじっと見ていると相手が見えなく
 なります。

 逆に、ボールのバウンドを確実に抑えることで相手が寄せてくる時間を
与えないで済みます。

また、ボールが空中にある時にちらっと敵を見ることが出来れば
 コントロールの瞬間にボールを横にずらしてトラップすることが出来ます。

 (3)どんな練習をすればいいのか

基本は、手で空中に投げ上げたボールをコントロールすることです。
 頭よりも高く投げてインサイド、足裏、アウトサイドでコントロール
 します。

 2人で組んで、お互いに投げ合うこともやってみましょう。
この場合、良いボールを投げる必要がありますが、山なりのボールを投げる
 ことは意外に難しいものです。

この場合は、地面に思い切り叩きつけてバウンドさせるということを
 やってみましょう。すると山なりのボールが相手に届きます。

 左右の足でコントロール出来るようになったら、ボールを置く位置を
制限してみます。

50センチ以内に止める、1m以内に止める、2m以上離してみる。

 浮き球をコントロールするような試合の場面では、敵が近くにいることが
多いものです。

 地面に落ち着けたらすぐにパスするか、ドリブルでスペースに移ること。
または、相手のいないスペースに大きくトラップすること。

こうすることで敵に奪われにくくなります。

 浮き球トラップから、すぐにパス。目標を作ってそこを狙うということも
 よいでしょう。

 浮き球トラップから、すぐにドリブル。コーンを並べてそこを一気に
 ドリブル通過するということも手です。

 (4)試合で活かしたい

浮き球トラップに自信がついた。試合で試したい。

そんな時は、浮き球をトラップしたらパスやドリブルを選択出来ればよいの
 ですが、パスというのは味方がよい場所にいないと成功しません。

 特に低学年ではボールに固まる、集まる傾向があるので、パスを受けてくれる
味方は近すぎてしまいます。

それなら、選択肢はドリブルです。

 方向は相手ゴールでなくても良いです。
 相手ゴール方向には敵が固まって、集まっているはずです。

そこへ向かって行くことは無茶というより判断不足です。
スペースにドリブルして、相手を散らし、フリーな味方を見つけて
 パスをする。

もし、相手がうまく散らばってくれるようならゴールへの
 コースを見つけて突破してみましょう。

いずれ仲間がパスコースに入ってくれるまでは、こんなプレーを
続けてみることもトレーニングになります。

ドリブルは自分から自分へのパス!ですよ。

 夏だからドリブル!

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 ゲーム時間・・・40分間闘うこと・・・とは?

親子のためのジュニアサッカーコーチング  2014/8/18
   
  ゲーム時間・・・40分間闘うこと・・・とは?

■長い時間練習について

今週のBは、ボディバランスかな。
 筋持久力とか、心肺機能でもあります。

サッカーの練習をだらだら〜と長い時間していても
集中を欠くと逆効果です。

 今日は、コレだけ。

 焦点を絞ることで効果が出るものです。
 練習が終わったあと、

 「何やった」と聞かれた時に

「コレ!」とすぐ反応出来ること。

これが、練習です。

では、今週のテーマの長い練習時間って何?

■40分間闘うこと

試合時間は20分ハーフですよね。
20分フル出場することって、夏場はちょっと大変です。

でも、20分だけでなく、ハーフタイムを挟んで40分間
 闘えるようになること。

これって、最低限大事です。

 例えば、40分を続けて走れますか。
しかも、ジョギングとダッシュを織り交ぜて。

さらに、ジャンプしたり転んだりしながらも
 ボールを正確に扱い、回りを見て、声を聞き、声を出す。

サッカーの試合は、コールドゲームがないので
 フルタイムをプレーすることが大切です。

■40分を動き続けてみよう

20分×2でもいいです。
 練習時間のなかで、20分集中して動くことを経験しておくことは
試合での体力をつけるためにも重要ですね。

 出来れば、気温や湿度をみながら40分動くこと。
 飲水も入れながら。

■40分動いてみると

筋肉が疲労したり、息がハアハアしたり、集中力が無くなったり
 バランスが取れなくなったり、ボールが正確に扱えなくなったり。

いろいろな事に気づくでしょう。

40分間の動きでも、自分をセーブして動くことと、ペースを
考えず、目の前のプレーに全力で取り組むことでは、全然違って
来ます。

35分ぐらいから、頑張れるように意識すると気力も体力も
 アップします。

 時間が決められたトレーニングでは、最初よりも後半にフルパワーを
出してみてください。前半をセーブしないで、後半、残りの数分に
全力を出すこと。

■苦しい時はみんな苦しい

 マラソンは35キロ過ぎが苦しい、勝負が決まると言われます。
サッカーでも、大人のゲームだと後半の35分過ぎがもっとも
苦しい時間です。

この苦しい時間帯に頑張れることは、テクニック以前に大切な
 ことです。

 根性論でなく、時間が決められた競技では誰もが後半に辛くなるもの。
 交代選手の出番はこんな時です。

 動きの量や質が落ちれば、交代ですね。
 1分でも長くプレーしたければ、動きを止めないことです。

■体と心がなれてくる

毎回の練習、試合で苦しい思いをしていればサッカーが嫌いに
 なるかも知れませんね。

でも、体と心がなれてくると、チャンスを作る、ピンチを救う
 というプレーが出来るようになるものです。

 味方もコーチも見ています。
この苦しい時間帯の頑張りプレーを。

 「クリアしてくれてありがとう」「フォロー、サポートしてくれて
 ありがとう」

 仲間やコーチからの言葉ひとつで、疲れが吹き飛びます。

 心が育つ瞬間ですね。


レッツトライ!



走ること

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/8/16
 
 走ること

今週のBは、3つのBの基本となるものです。

 私の印象ですが、最近の少年サッカーはテクニック重視、判断力重視など
 とてもよい方向に向かっているのですが、その反面、走るということが
 まるで問題なくできているかのように錯覚しているように感じます。

http://ameblo.jp/juniorsoccer/

この記事をあらためて書きます。

 走りの練習がまだまだ足りない
 サッカーの練習というと、走れることが前提になっているような
気がしてならない。

 走ることもままならない、ここでいうままならないという意味は
持久力がないということではなく、走り方やスピードのことです。

 自由に方向を変え、緩急の変化、ダッシュのタイミング、体勢の変化など
走りといってもサッカーはバリエーション豊富。

まさに走る格闘技とも言えるほど。

ラグビーやバスケットも走る球技ですが、サッカーは走りながら
片足でボールを扱わなければならない。

まあ、ボール扱いはおいておいても、フリーランニングの技術は
本当に大切です。

ステップの大きさ、方向転換、ジャンプ、重心の高低など
 ボールを使わないでも練習する必要が大有りです。

でも、チーム練習の時間ではこのような練習に時間を割くことは
効率でないということもあるでしょう。

でも、必要なものは必要なんです。

 小学1,2年生なら徹底して鬼ごっこ、3年生過ぎたら
 サーキットトレーニング形式で走りをいれてもよいと思います。

 結果的に量も必要です。
ただし、質が悪いのに量をこなしても、変なクセがつきます。

フォームも大切ですが、まず、自由に走れること。

■持久力のことではない

前回のメルマガでは、持久力(体と心)について書きました。
 今回の「走る」というテーマは、スポーツ根性の話とは違います。

ワンツーをするにも、スルーパスを受けるにも、まず走れなけれれば
話にならないということです。

ためしに、Jリーグの試合(生でも中継でもよいです)で、
 走っている様子だけを見てください。

ストップアンドゴー、ターン、スライディング、ジャンプ

体を移動するために、いろいろな動きがありますが基本は走ることです。

■真っ直ぐ走れますか

基本は真っ直ぐ走ること。

えーーーと驚かれるかも知れませんが、目標の地点に向かって
全速力で移動すること、つまり、真っ直ぐ走ることは基本中の基本です。

 肘を振る、後ろに肘を振る、しかも素早く振る。
ひざを上げる、足を前に振り出す、地面を蹴る。

 私がもうちょっとだなあと思うことは、やはり軸のブレですね。
 走っているけれど、一歩、一歩、体が上下動したり左右にブレたり
 とても安定しているとは言えない子供たちも多いです。

 体幹トレーニングが必要という意見も多いでしょう。
 体幹トレーニングをしながらも、やはり走ることの練習、ダッシュの
練習が必要だと感じています。

 良いフォーム、力強いフォームでしっかり走れること。

 安定して走れるようになると、走りながらスピードの調節が出来るように
 なり、顔が上がるので、視野が確保出来るようになります。

トップスピードで走りながら回りが見えることは、とても大事なことです。

■自宅でも出来る練習です

 お父さんが見る、ビデオに撮ることでフォームを治す、走れるように
 なることが出来ます。

30m程度の距離を全速力で10本走ります。
 1本走ったら、30秒から1分かけてスタート地点に戻ります。
 体力と相談して決めて下さい。
インターバルトレーニングではないので、あまり短くする
必要はありません。

 1本目と10本目を比較すると、フォームが乱れていることに
気づくはずです。

20分ハーフという試合で、最後まで走り切るプレーをするためには
最後の1本が一番いい走りになる必要があります。

お父さんは、最後の1本で仕上げるイメージでトレーニングを
見守って下さい。

 走り方ってどうすれば分からない。

そんな時は、サッカー協会から安いDVDが出ていますので参考に
 してみてください。

 >>http://ameblo.jp/juniorsoccer/entry-11915307672.html

足首の使い方など細かいテクニックもありますが
大まかなフォームを身につけること。

 走りは、小・中学生にとって一生モノです。
この時期に身につけましょう。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



これは、少年サッカーについても当てはまるところがあります。


  〜コーチも親もいろいろ・・・考えてみる機会にしてみてください〜

これは、少年サッカーについても当てはまるところがあります。

 監督の采配を評価するのか、采配は別にして選手の活躍を評価するのか。
 試合の場面だけを切り取って評価するのか、4月からの活動、もっと言えば
 サッカーを始めてからの取り組み姿勢を評価するのかということも
 あります。

そして、親の関わり方はどうだったのか。
ここにも関心が集ります。

 見守ることに徹して、あえて手を出さないことで子供の判断を育てる
 ことができたか。

 忘れ物やミスを防ぐために、先回りをして用品や用具を揃えてあげたり
手入れをするということがなかったか。

どうでしょうか。

 私も試合を経験しますが、ピカピカのシューズを履いているチームでも
紐がゆるゆるだったり、足にジャストフィットしていない様子を見ると
指導者と親の関係が分かります。

 逆に、薄汚れていたシューズで使い込んでいるなあという印象を持つ
 チームは紐もしっかりと締めあげられ試合で緩むこともなく、足にフィット
 していてボールを蹴る音まで違います。

ひとりふたりでなく、チーム全体を見るとよくわかります。

 親やコーチが選手にどのように関わればよいのか。
あえて、コーチとしてキツイ言葉も親や選手に必要になります。

 私たちは、嫌われることが怖くて、相手のためになることを言わないコーチを
 まるでスクールコーチのようだと言います。

スクール生が減れば営業が成り立たなくなるので、ゆるゆるのコーチを
 するか、わかっていても叱れない、怒れないコーチがいます。

キツく聞こえるような内容をしっかり伝えることもコーチの腕前です。
スクールコーチでも、しっかり伝えるべきことを伝える素晴らしいコーチは
 たくさんいます。

 一部のスクールコーチがゆるゆるということです。

 子供だから褒めれば嬉しいし、練習も楽しくなります。
どんなことでもいいんです、何気ないパスでも本人が狙ってプレーしていれば
褒めてあげればいいんです。

しかし、ボールの空気圧が甘かったり、シューズの紐がいい加減に結んで
 あるようでは見逃しません。

 本人のためです。

 大人の目、一部の目、一方的な目などなど少年サッカーを取り巻く環境は
 いろいろですが、最後の判断基準は、プレイヤーズファーストです。

 選手のためになっているか。選手の将来を考えているか。
 小学生は遠い将来を抱えたサッカー選手なのです。

 夏休みも終わりということもあり、8月末日ということもあって
 まとめ的な内容になりました。

 夏休みも終わりと言えば・・・
詳しくは編集後記にて。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)




親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/10/26
 
ボールを引いてみよう

(1)ボールを引いて相手から離れる

 サッカーを始めたばかり、また、サッカーを始めて1年以上たつけど
 まだ、ドリブルが苦手っていうお子さん対象です。

ボールを引く、いわゆる、引き球ですが、これってドリブルテクという
意味でなく、相手との距離を取るという意味で、出来るとトクする
 テクニックです。

 図解です。ブログ記事に飛びます。
→http://jr-soccer-coaching.naotech.info/post_340.html


(2)軸足もステップする

 ボールを引くということは、すぐにでも出来るワザですが、
 引いたボールといっしょに軸足もジャンプして後ろに下がるという
 ことにトライしてみましょう。

 (3)自分がコントロール出来る場所で

 このワザは、相手がボールを奪おうと足を伸ばしてきたら、横にはずして
抜き去るか、横にずらしてすかさずパスやシュートを狙うものです。

なので、軸足とボールの間隔(距離)は維持しながら、ポンっと相手から
離れることがコツです。

 軸足だけジャンプではボールがコントロール出来る場所から離れて
 しまいます。

また、ボールだけ引いてしまうと、足に近づきすぎて、きゅうくつに
 なってしまいます。

 利き足の前に置くこと。これがコツです。

 (4)相手を誘い込む

 ボールを相手に見せつけて、くいついて来たタイミングでボールを動かす
 ワザなので、カケヒキが必要です。

お父さん、お母さんも相手になることが出来るので、相手がボールを奪おうと
前足に体重をかけた瞬間をとらえてみましょう。

ミニボールを使えば、室内でもできますよ。

 (5)ボールの空気圧を感じること

 ブログにも書いていますが、ボールを引く時に、ボールをちょっとだけ
 つぶすような感じで拇指球で押して引いて見ましょう。

ボールの空気圧を感じるということも、ぜひ身につけて欲しい感覚です。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



トラップの方向を変えてみよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2014/11/24
 

■トラップの方向を変えてみよう

少年サッカーの試合を見る時に、トラップだけをじっと見てみて下さい。
ボールが来た方向にそのままトラップする子供たちが多くないですか。

 逆に、上手いなあと思う子供は、ボールが来た方向じゃないところにボールを
 トラップするので、相手が取ろうとしても取れません。

 簡単なことですが、大きな違いです。

 (1)相手チームはトラップの瞬間を狙っている

 デフェンスの基本のひとつとして、相手チームのトラップの瞬間を狙うという
 ものがあります。

 特に少年サッカーではけっこう高い確立でトラミスするので、トラップの瞬間を
狙うこと、トラップが乱れた瞬間を狙うことで、意外と簡単にボールが取れます。

 (2)相手のいない場所にトラップすることは難しい

相手がいない方向にトラップしようと言いますが、これがなかなか難しい。
 相手を見なくてはいけないし、ボールも見なくてはいけない。

 相手がいない場所を探すことが出来るようになるまでには時間がかかりますね。
 最終的にはここを目指すのですが、それまでは、ちょっとこんなことにトライ
 してみてください。

 (3)ボールが来た方向にトラップしない

 ボールが右から来た時、身体が右を向いて身体の正面でトラップすることが
多いはずです。

 相手デフェンスはボールをトラップする場所は身体の正面だと思っているので
当然狙って来ます。

そこで、身体の正面にトラップしない、右か左にかならずずらしてトラップ
 してみる。

これだけでも、取られる確率は減るでしょう。

 (4)インサイドで、アウトサイドで

 ボールを受けたらファーストタッチで左右にずらすのですが、この時
 使いやすい足の場所を上手く使いましょう。

 右へ運ぶ→右足のアウト、左足のイン
左へ運ぶ→左足のアウト、右足のイン

 インサイドが面が広く確実に運べます。
アウトサイドは、相手をだますこと、大きく弾くことが出来るので
使い分けましょう。

 (5)余裕が出来たら

 ボールが来る前に、回りを見ておくこと。
これを意識してトラップするだけでも、相手が見えてくるので
 トラップが相手の正面にいくことが少なくなるはずです。

 「前もって見ておく、ボールが転がっている間にも見ておく」

これが出来ると、ワンランクアップです。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



 蹴り足より軸足を意識しよう

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/12/16
 
 蹴り足より軸足を意識しよう

(1)ボールタッチは片足立ちで行うもの

 リフティングにしても、キックにしてもトラップにしても
 ボールに触る足の使い方ばかり意識しがちですが、実は
軸足を意識することで、ボールタッチがよくなるものです。

ボールを触る時は必ず片足立ちになりますよね。
 安定感のある、柔軟な立ち方をすれば、ボールタッチも
良くなります。

 (2)軸足を意識してみる

例えば向い合ってのインサイドキックの練習で
 ボールを蹴る足よりも、ボールに真横にしっかりと軸足を
置くことを意識してみます。

 足裏全体に体重を乗せるように踏み込むこと、前後左右に
 ぐらつかないようにバランスを取ること。

これを意識してみてください。

ボールリフティングの時も、蹴ることよりもしっかりと
立つことを意識してみてください。

ボールが自分から遠くへ行ってしまいそうになっても
素早くステップしてボールに近づき、バランスを整えて
 ボールに触ること。

ボールと蹴り足の間を取り持つのが「軸足、立ち足」です。

 (3)軸足のバランスチェック

相撲の四股踏みってありますよね。

 片足でたって、もう片足をゆっくり高くあげてゆっくり
下ろすという四股踏みです。

 左右両足を交互にやってみてどうですか、同じように
 バランスが取れますか。

 四股踏みが難しければ、モモ上げ片足立ちでもいいです。
とにかく、片足立ちになってみること。

これで左右の差をなくすことで、左右両足で蹴ることも
上達します。

 (4)画像で見る軸足バランスの例

ワンタッチでパスをする例ですが、浮き球にうまく反応して
軸足を踏み込み、インサイドで狙った場所にキックしています。

ブログ画像です
>>http://juniorsoccer.info/ballcontrol/177/

軸足と蹴り足のイメージが湧きましたか?

 (5)軸足トレーニング自主トレ編

 毎日コソトレをすると、軸足も安定して来ます。
ワンバウンドリフティングが安定するとキックも
安定して来ます。

コソトレの方法はこちらをクリック!
 >>http://link.naotech.info/kosotore.html


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



続けることはつらい?楽しい?

コラム「続けることはつらい?楽しい?」

サッカーの上達は不思議なもので、練習日数や練習回数に「比例」して
上がっていくものではないようです。

 二次曲線というと難しいかもしれませんが、始めて最初の頃はなかなか
成果が現れません。

しかし、ひとつのテクニックが上達するとそこからぐんぐん他のテクニック
 も上達していくものです。

なかなか目に見えるような上達がない時に、毎日10分でも続けて練習すると
 いうことはつらいかもしれません。

でも、ここで頑張れるかどうかが上達の分かれ目なんですよね。

ボール扱いの練習は、昨日の方が調子いいとか、今日は調子が悪いとか
安定してボール扱いが出来るようになるまでは「波」があるものです。

ここでやめたらその先は無いと思って下さい。
そのうちやる気が急に出てきたり、急にボール扱いが上手くなることは
絶対にありません。

なかなか上手く行かない時期でも、コツコツとボール扱いの練習を
続けること。

これもサッカー選手としての「センス」かもしれませんし、
 上達やよい選手になるための条件なのかもしれません。

 筆者が子供の頃はボールに触ることが楽しくてしょうがないという
時期がありました。

 壁にボールを蹴る「壁うち」を延々と続けていると、親に夕ごはんの
時間で呼ばれていったんご飯を食べます。

 食べたあと、また、外に出て薄明かりの下でボールを蹴る。
そんな日々もありました。

 中学生の頃は上手くなりたいの一心と、上手くなって女の子に
 もてたいという不純?な気持ちもありましが、とにかく頑張りました。

 怪我をしてボールに触れない日はとてもつまらないと感じることも
 あります。

ボールに触ることだけを毎日続けること。
ボール扱いが楽しいと思えること。

これが上達の近道だと思います。
やりたくない日でも始めてみるとボールの魅力にとりつかれる
 ものです。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



「リーグ戦について考えてみよう」

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/1
 
コラム「リーグ戦について考えてみよう」

 週末の試合では、リーグ戦もあればトーナメント戦も
 あることでしょう。

2015年から本格的に小学生にもリーグ戦が導入されます。

リーグ戦なら試合数が増えるとか、出場機会が増えるとか
 メリットがいろいろと言われていますね。

リーグ戦だから、1試合落としても次の試合があるから
 トーナメント戦ほどピリピリしないからいいという話を
小耳に挟みました。

いやいや、リーグ戦だから1試合落とせないし、1点でも
多く取らないと最後に響いてくるんですよ。

 3−0で勝っている試合で、勝ち点確定だから後半に
気が緩んで、失点してしまった。

 得失点差が3点と2点の違いがどう響いてくるのか
 それよりも、勝ち点確定だから気を緩めてしまう考え方
そのものに問題があります。

 世界ではあたり前のリーグ戦ですが、リーグ戦について
考えてみましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 



 小学校から中学校にあがる君たちにメッセージ

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/2/8
 
    小学校から中学校にあがる君たちにメッセージ

 ナボコーチです。

 今回もメルマガを開いていただきまして、ありがとうございます。

 小学6年生はもう少しで卒業ですね。
 中学校に進学してサッカーを続ける人が多いと思います。

 部活動の他にもセレクションで受かったクラブなど
新しい世界が待っていますね。

すでにクラブチームに合流して練習している子も少なくないと
思います。

 8人制サッカーで4号球を蹴っていた少年サッカーから
11人制サッカーで5号球を蹴るということは大きな変化です。

ピッチも広くなりますので、走る距離も長くなります。
ボールの飛距離も必要ですね。

 小学6年生の中には、発育発達が早い子だと160センチ以上の
子供もたくさんいます。

 8人制での試合だと、ピッチが小さく感じますね。
 体格のよい子は、ボールを遠くに蹴ることが出来るので
 ロングパスやクロスを蹴ることが快感という子もいます。

 中学生になったら、ボールを遠くへ蹴ることが楽しくなる反面
 上級生たちは、もっと遠くへ強く正確に蹴ることが出来るので
 びっくりすることでしょう。

また、小学生は20分ハーフですが、中学生は30分や35分と
試合時間も長くなります。

スタミナも必要ですね。
 広いピッチで、長い距離を走ることになります。

 大人のサッカーの入り口に立つ。
それがジュニアユースのサッカーだと思います。

でも、忘れてはいけないのは、まだまだ中学1年生ぐらいでは
 ボールコントロールの練習が必要ということ。

ロングキックだけでなく、トラップ、ドリブル、ターンなど
小さな技もしっかりと身につけましょう。

 中学3年生になった時に、中学1年生でどれだけボールを触った
 かということが大きな差になるものです。

 走りが速いという子も、中学2年生ぐらいになると追いつかれて
 しまうこともあります。

フィジカルは必要ですが、フィジカルに頼ってプレーしていると
肝心の技術が身につきません。

これでは残念です。

 小学生のうちに、もう一度「ボールコントロール」を見直し
 ましょう。

 丁寧に触ること、思ったところにトラップすること、正確に
 パスを出すこと。

また、フェイントも見直したいものです。
 小学生の時にフェイントが得意な子は中学生になっても
得意になります。

しかし、最初は大きな上級生が相手なので抜いたつもりでも
足がすっと出てきたり、抜いた相手に追いつかれて奪い返される
 こともあるでしょう。

ジュニアで通用したことがジュニアユースでは通用しない。
これも経験です。

 経験が選手を成長させます。

 成功体験、失敗体験。数多くの体験がサッカー選手の財産なので
 ミスを恐れずトライしましょう。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「ボールの速さってどれくらい」

親子のためのジュニアサッカーコーチング 2015/3/1
 
コラム「ボールの速さってどれくらい」

サッカーの試合では、ボールが移動する速さが、人間が走る速さよりも
絶対に速く、ドリブルよりも速い。

これは、サッカー少年には知って欲しいことです。

しかも、ドリブルは疲れるけれど、パスは疲れない。
ボールはどんなに動いても疲れないで、一番速い。

だから、人間が動くよりもボールをたくさん動かすことで
相手を撹乱できるし、相手ゴールに速くたどり着ける。

でも、ここで考えて欲しいことがあります。

ボールが今、左サイドにあって、一瞬で右サイドに飛ぶかってことです。
 少年サッカーだと50m。

タッチラインからタッチラインの標準的な幅です。

ワンステップで40mは飛ばない。

 蹴っても30m。それも、大きなモーション、踏み込みからのキックで
始めて逆サイドに飛びます。

これは、攻撃で、守備で知ってほしいことですが
一発のキックで逆サイドにボールが来ないのなら、逆サイドの離れた
 ところにいても、ボールに関われないということです。

ボールの飛距離を考えて、立ち位置、走る位置を考えましょう。
 飛距離だけでなく、ボールのスピードも考えましょう。

 一瞬でボールは移動しません。
ボールが空中を飛んでいる間に、人間は何メートルも移動出来ます。

これも大切です。

ボールが空中を飛んでいる時に、マーク相手よりも先にボールに
触ることが出来るか。

 相手デフェンスより先にボールに触ることが出来るか。

ピッチを広く使うことは大切です。

だからといって、ボールが来ない状況で開いて待っていることは
 どうでしょうか。

 大人のサッカーになると、話が違ってきます。
 中学生ぐらいになるとボールスピード、飛距離が格段にアップするので
一瞬にちかい感覚でボールが飛んできます。

グラウンダーのボール、ライナー性のボール、山なりのボール。
それぞれスピードも飛距離も違いますね。

ボールのスピードと飛距離を見極めること。

 今度の練習から心がけてみましょう!

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



練習を週に何回やっていますか。

コラム「練習の時ぐらい集中しよう」 2015/3/10



練習を週に何回やっていますか。

 毎日チーム練習がある人もいるでしょう。

 一方、土日だけチーム練習という人もいるでしょう。

 正直、週一練習では、個人技術の上達はほとんど望めないと
思います。

なので、自主トレが必要になるというワケですが
 やはり自主トレは補助です。

チーム練習をどれだけしっかりやれるか。

 練習で練習に集中出来ていない選手を見ると
今のうちに集中する「クセ」をつけてあげたいと
思います。

 練習でひとりだけ集中しなくても大丈夫だろう。
ミニゲームでひとりだけ集中しなくても大丈夫だろう。

 自分がなかなか上達しないのでモチベーションを落として
 しまうこともあるかも知れません。

でも集中だけはしましょう。
 練習の時は練習を!

 自分が手を抜くことはチームメイトにも影響を与えます。
チームのためにも、仲間のためにも集中すること。

 練習の時は、練習をする。
 練習をして、1ミリでも上達する。

 上達できなくても、練習することが大切。
もし、練習をせずに上達する方法があるなら別ですが。

 練習しろとは言わない、しかし、練習に来たのなら練習しよう!


レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「先輩と後輩」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/3/23


コラム「先輩と後輩」

 新年度が始まります。

 5年生は最上級生の6年生になります。

 6年生に期待することがあります。
それは、下級生の面倒を見るということです。

 新しく入ってきた仲間には小学1年生もいることでしょう。
その1年生の面倒も見てあげて下さい。

シューズの紐を結ぶことが出来ないかも知れません。
すね当ての入れ方が出来ないかも知れません。

コーチや保護者が教えることも出来ますが、上級生が教えることで
 クラブや団としての一体感が生まれます。

 下級生は上級生のプレーを見ています。
 上級生のプレーを真似してスキルを覚えていくものです。

 現代は兄弟が少ないのでひとりっ子の家庭もあることでしょう。
 弟が出来たり、お兄ちゃんが出来たりする感覚も芽生えると思います。

 先日、3年生の子が嬉しそうに報告してくれました。

 「6年生に、なかなかドリブルが上手いなあ。って褒められた!」

コーチが褒めるよりも効果があるかも知れません。

 6年生は∪12、5年生は∪11、4年生は∪10というカテゴリー別の
 リーグ戦が、学年間の活動にすれ違いを生んでしまうことを心配しています。

チーム練習や、練習の前後の時間では、先輩、後輩の交流が出来るように
配慮しています。

 皆さんのチームではどうですか〜?

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です) 



蹴れないなら蹴らない

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/4/7

コラム「蹴れないなら蹴らない」

 新学年になってチーム作りを始めることは楽しいものです。

たとえば4年生チーム。U10ですね。

いざ練習試合をすると、ゴールキーパーが蹴ったゴールキックが
 なかなか飛ばない。

コーナーキックを得ても、ゴール前までボールが届かない。

こんな経験ないですか。
 私はあります、たくさんあります。

ゴールキックがペナルティエリアをやっと越える程度なので
相手チームのフォワードにまんまと狙われ、シュートを打たれてしまう。

 前半でこの手で2失点もすれば、子供たちのやる気もなくなるって
 ものです。

フォワードの頭を越えれば、なんとか相手ゴール方向にボールを
運ぶ事が出来て、サッカーぽく試合が始まるのですが、ゴールキックが
飛ばないと相手チームのシュート練習になってしまう・・・

練習試合の前の日には、ゴールキックもコーナーキックも
飛んでいたのに、練習試合の本番(練習なのに本番とは?)になると
力んでしまうのか、フォームか崩れるのか、飛ばなくなるんですね。

 芝でやろうがクレーでやろうが一緒のようです。

 蹴れない、飛ばない、力む、変な力が入る→飛ばない→悪循環

 遠くへ蹴ろうと思うとよけいにダメ。
なので、蹴らなくていいよ。遠くへ飛ばさなくても。
サイドの誰々君まで届けばいいよ。
などなど、と声がけします。

なんどかこんな事を経験していくうちに、自分のフォームや
 チカラじゃないことに気づいて、ボールが飛ぶようになるものです。

それまでは、開き直って練習あるのみ。

ゴールキックで楽しいサイトを見つけましたので
紹介しますね。

レッツトライ!

               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「誰かがやってくれるだろう」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/2/24

コラム「誰かがやってくれるだろう」

 少年サッカーの試合を見ていると、ピンチやチャンスの場面でこんな事を
感じるプレーがあります。

 「誰かがやってくれるだろう」

というプレーです。

 自分が守備に戻らなくても、誰かが守備をしてくれるだろう。
 誰かが、シュートコースに入ってくれるだろう。
 誰かがブロックしてくれるだろう。

サイドからクロスを入れる場面でも
誰かが走りこんでくれるだろう。
 誰かがこぼれ球を拾ってくれるだろう。
 誰かがシュートしてくれるだろう。

このような消極的で、他人任せのプレーを見つけたら、
シメシメ、現場を抑えたぞ!

とその選手を呼び出し・・・よく話し合うことにしています。

 「何やってるんだ!コラ〜」と怒鳴ることも出来ますが、それでは
 コーチに叱られるから守備をする、こぼれ球を拾うという選手に
 なってしまいます。

 誰のためにサッカーやってるの?
サッカーはひとりでは出来ないぞ。

ポジションって何のためにあるんだろう?
サポートとかカバーという動きは何のためにあるんだろう?

よく話あうと言ってもこのようにグダグダと話すのではなく、献身的に
動きまわるチームメイトの様子を一緒に見ます。

 「よく戻ったよな、足が止まらないなあ、いいプレーだ」

 無理無理「はい」とは言わせませんが、よいプレー、悪いプレーは本人も
 わかっているのです。

でも出来ないんですね。

 人は急には変われないし、変わろうと思ってもどういう動きをすれば
 いいのかとっさに浮かばないようです。

そんな時は、「オレがオレが(ボクがボクが)守る、攻める」という
気持ちでやってみなと言います。

 仲間のプレーと重なることもあるでしょう。

 他人(ひと)任せのプレーは、オフザピッチにも出るものです。

 誰かがゴミを拾うだろう・・・ゴミを見たら拾えばよいだけ。

そこで迷うか!という話です。

 大人も出来ない部分もあるかも知れない。
 子供に教わることもあるものです。

 自らの判断で動く様子を見たらしっかり褒めて上げて下さい。
そのためには、ちょっと辛抱も必要かも。

レッツトライ!


               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



コラム「その涙は悔し涙か?」

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/4/19

 ■コラム「その涙は悔し涙か?」

サッカーの上達には「負けず嫌い」という気持ちが絶対に必要だと
思います。

サッカーの試合が楽しい、できれば勝ちたいという子供たちと
試合終了のホイッスルと同時に涙があふれ、ベンチに戻ってなきじゃくる
選手。

 涙が出るほど悔しいといことは、その試合、その大会で勝つことを
目標にして、たくさんの練習を重ね、ちょっと辛いけど頑張って来たから。

そう思いますが、その試合に勝ちたいというモチベーションはどこから
来るのでしょうか。

 親やコーチから「勝て!期待しているよ!」と言われているから?

いえ、そうではないと思います。

サッカーが好きで始めて、仲間が出来てチームで試合が出来る様になった。
 勝つとものすごく嬉しいし、負けるとものすごく悔しい。

 勝つと、もっと練習したいと思うし、負けると出来なかったプレーを
出来るまで練習しようと思う。

これって、とても純粋な動機だと思います。

 毎試合なきじゃくるようでは、チームとしても問題かも知れませんが
 この試合を落としたら先が無いという試合での涙はココロを打たれるものが
 あります。

しかし、試合は負けてもサッカーは続く。
 気持ちを切り替えて、悔しさをバネにしていくことで、たくましい選手に
育っていく。

バーチャル、仮想という世界が子供たちの人格形成にどういう影響を与えて
 いるのか私は専門家でないのでよくわかりませんが、サッカーは間違いなく
 リアルの世界。

しかも、チームで戦うので、自分ひとりで完結出来ない難しさもあります。
 味方のミスを許し、成功をともに喜ぶということも必要です。

 感情を表に表すこと、こらえることも人間だからこその葛藤です。

サッカーの技術とともに心を育てることの難しさを感じます。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



パスを出す、パスを受ける、パス成功のコツは?

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/5/25

パスを出す、パスを受ける、パス成功のコツは?

パスがつながるようになるとチームレベルが上がったと
実感出来ますよね。

しかし、キック練習で正確に蹴れるようになっても
 トラップ練習で正確に止めれるようになってもパスの成功率が
上がるとは限りません。

それはなぜか?

パスは、ボールが動いている間に人が動くという事実に
気づいていないからです。

 止まっている人から止まっている人へパスしても試合では
100パーセントカットされます。

パスの出し手、パスの受け手の動きのタイミングがかみ合って
始めてパスが成功します。

 動きのタイミングはどうやって身につければよいのか。
 実は、パス成功のカギは、スピード調整能力なのです。

コーディネーショントレーニングをご存知ですか。
サッカーの動きで必要なことは、スピードの調節です。

レッツトライ!



               (この記事はメールマガジン抜粋記事です)



夏休みがもうすぐ終わります。

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/7/27

ナボコーチです。

 夏休みがもうすぐ終わります。
この夏休みにあなたは何を身につけましたか?

 8月末に私はこのようなメルマガを書くことでしょう。
でも、このようなメルマガを書いても、読んでも貴重な時間は戻って来ません。

なので、今、書きます。
 夏休みはもうすぐ終わります。

あなたは何を身につけましたか?

 試合をたくさんやって、遠征にも行って、合宿にも行って、とにかく
練習をたくさんやりました。充実していました。

それはとてもよい「経験」をしました。
 経験は何物にも代えがたいものです。

で、「何を身につけましたか?」

ここでいう「何」とは、「スキル」だったり「判断力だったり」
オフザピッチを含めた「物事の考え方、とらえ方」だったりするのですが
 もっと細かいことを指します。

 「ファーストタッチを徹底的に練習したので、ワンタッチで相手を置き去りに
 できるようになった」

 「鋭いアプローチと、相手の動きを見てボールを奪う練習をしたので
 面白いようにボールが取れるようになった」

 「トラップの前にチェックの動きを入れられるようになったので、相手に
 体をガツン!と当てられなくなって、プレーに余裕が出来た」

さらに

「リフティングが3回だったけど、30回出来るようになった」とか
「苦手な左足のトラップ、キックを徹底的にやったので、今までシュートチャンス
 を逃していたけど、両足でシュート出来るようになった」

 子供たちそれぞれの「細部」を伸ばすこと。1ヶ月で出来るようになることを
選んで、夏休みに徹底的に取り組むこと。

カンタンそうで、難しいです。
 何が出来て、何が出来ないのか。これを知ることがまず第一です。

ここで、大切なことは、あれこれ悩んで無駄に時間をかけないことです。
 出来ないことがたくさんあるのは、少年サッカーでは当たり前。

 「どれを練習すれば一番効果があるのか」

 効果とは、試合で通用するかどうか、活躍出来るかどうかというモノサシ
 ですよね。

 何をしていいか迷ったなら、「トラップ&キック」です。

ボールを受ける動きを身につけるには、実践形式の練習が必要なので
 ひとりや、友達だけでの練習では無理です。

 「止める・蹴る」

だけでなく、思ったところに止め、思ったところに蹴る。

 暑さ対策をしっかりしながら、「繰り返し、反復練習」を行うこと。

もし、チーム練習が普段より多くあるようなら「考えて動く」ことに取り組んで
 はどうでしょうか。

 考えないプレーは、プレーしているとは言えません。ちょっとショックな
言葉ですが、目の前にあるボールをテキトーに前に蹴るだけ、とか
味方へのパスでも、足もととかスペースという考え方はなく、だいたいの
方向へのパスになっていませんか。

コーチに言われるけど、どんだけ大切なのかイマイチわからない。
そういう子もいるでしょう。

どうでしょうか、自分のサッカーを見つめなおすいい機会が夏休みです。
そして、「ここをこうしたい」と思って、取り組めるのも夏休みです。

どうしていいかわからない時は、親子でこれを見てみて下さい。
なにかヒントがあるからも?

レッツトライ!



定位能力という言葉があります。

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/8/19

【C級以上のコーチや中学高校部活の先生向き】

 定位能力という言葉があります。

 自分の位置とボールの向かってくるスピードを判断して
自分の走る速さとボールをトラップする位置を判断する能力です。

 言葉にすると難しいですが、パスを上手に受けるタイミングの
能力のことです。

これまで、サッカーはサッカー練習だけで上達すると思われて
 いましたが、コーディネーショントレーニングの導入で大きな効果が
出ています。

サッカーは「タイミング」のスポーツです。
コーディネーショントレーニングは、スピードの調節能力を高める効果も
 あります。

レッツトライ!



  一つの目標が・・・意識を変える。

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/8/25

  一つの目標が・・・意識を変える。

 夏休みも終わりですねー。
どうでしたか、今年の夏休みは。

ひとつでもいいから目標をたてて継続した人は、手応えがあったと思います。
とにかく頑張ろうという漠然とした目標をたてた人・・・どうでしたか。

 目標は具体的な方がいいです。

 私のチームの子に、ゴール右斜め45度からのシュートをサイドネットに
決めるという目標を持つ子がいました。

 他の子は、リフティングやドリブル上達が目標なのですが、その子に言わせると
 シュートが決まらないのにパスやドリブルの練習してもしょうがないという
考え方のようです。

トレセンの練習会に行って、シュートを何本か外したので精度を上げることを
自分の課題にしたようです。

 刺激を受けることはよいことですが、実行に移すことが出来る子はなかなか
 いません。

ペナルティエリアの角からバッチリ決めることが出来るようになったので
 チームの紅白戦では、ボールを受ける意欲、ボールを運ぶ意欲が満々です。

 自分の得意なシュートレンジを持つってことが、味方からボールを引き出す
動きや声を出すという間接的効果がありました。

 1個の具体的な目標は、連鎖反応でサッカーのいろいろな要素を引き出すことに
 なるんだとあらためて思いました。

なによりも、自分で目標を立てて行動すること。
これが貴重な経験になったと思います。

コーチの話を聞く目つきもしっかりして来ました。
 伸びシロを感じます。


レッツトライ!



なんのための練習?

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/10/8

   
なんのための練習?

 日本サッカー協会は「クリエイティブでたくましい選手を育てよう」という
 スローガンで育成しています。

 私たち指導者は「パーフェクトスキル」を身につけさせることを主眼として
指導するように位置づけられています。

パス、ドリブル、シュートの練習で技術は身につきますが、その技術は
何のため?

 武術の型、フィギュアスケートのように「見せるもの」ではないはずです。

 全ての技術は「戦うため」のもの。

 自主練で行うリフティングも「戦うため」です。
チームで行うパス練習も「戦うため」です。

 相手がいるスポーツだから戦う必要があって、そのために技術を磨く。

ここで大きな勘違いが生まれないようにしないといけないと思います。

 技術が身についてきてから戦うのではないということです。

 戦う気持ちがなければ技術は身につかないし、技術があっても
戦う気持ちがなければ技術は通用しない。

これです。

 小学1年生も指導していますが、サッカーに初めて触れた子供たちは
我さきにボールに触れようとします。

ボールを相手ゴールに入れるというシンプルなサッカーの仕組みの
中では、味方であっても敵になってしまいます。

 自分のボールにしたい。自分でゴールを決めたい。
この気持ちはとても大切です。

しかし、その戦いの中に入らない子がいます。

その理由は2種類。

■サッカーは仲間との「競争」だ

周りが見えていて、団子に中に入ってもボールに触ることは無理。
ラグビーのスクラムやモール状態の中に外から入ってもボールには
触れない。

ボールが出てくるのを待とうというセンスをすでに身に着けている子。
こういう子は別の角度での戦う気持ちを持っていると思います。

 問題はもうひとつのケースです。

 気持ちがやさしい子に多いのですが、自分でなんとかしようという
発想と行動が無い子がいます。

たくましい選手に育てるためには、戦える選手にしなければなりません。

ボールに触りたいけれど、なかなか触れないから諦めてしまう。

この繰り返しでは技術も身につかないかも知れません。

 私はこのような子を多く見てきました。

 練習では、相手をつけないパス練習やコーンドリブル練習ではとても
 キレイにボールを扱える。

しかし、相手をつけた4対4のミニゲームやボールを奪い合う1対1の
練習になるととたんに技術が発揮出来なくなる。

つまり戦う技術の問題です。

サッカー用語ではこれを「オープンスキル」と言います。
 相手をつけない場合は「クローズドスキル」と言います。

まず、仲間との戦いにいどみ、負ければ悔しい、勝つために練習する。
このような繰り返しが絶対に必要ということです。

レッツトライ!



【パスの意味がわからない子どもたちへ】

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/16


【パスの意味がわからない子どもたちへ】

 (1)ヒロシ君とタカシ君

サッカーの試合でときおり「パスを出せ」「パスをもらえ」というコーチの声が
聞こえます。

 子どもたちに、パスって何?と聞くと

味方に渡して攻める!

パスは相手ゴール方向にいる味方にめがけてボールを蹴る!

なんて言葉が返ってきます。
 外れではないけれど、100点でもない答えです。

チャンスの位置にいるヒロシ君にパスを出したいけれど、ボクから出そうとすると
相手がパスコースにいてジャマで出せない。

なので、サイドの方にいるタカシ君(味方でミッドの子)にパスして
 タカシ君からヒロシ君にパスしてもらう。

こういう言葉で説明出来るようになると、子どもたちの視野が広がり
 パスを受けるタイミングやパスの強さが調節できるようになるようです。

ヒロシ君に出したいけど、出せないから、タカシ君にパスしてヒロシ君にパス
 してもらう。

ムリして自分からヒロシ君にパスを出そうとすると、相手の足にボールが
引っかかってしまう、インターセプトされてしまうという事になります。

どうでしょうか。

お父さん、お母さんもこの「タカシ君!このボールはヒロシ君にパスして」と
 いうりくつは「なるほど〜」ではないでしょうか。

 急がば回れみたいですけど、サッカーの場合はボールを遠回りさせても
 ボールは人間よりも速いので、回っても大丈夫なんです。

 (2)マサオ君の登場

ボールを持っているタカシ君とボールを受けようとするヒロシ君。
お互いにマークがついています。

タカシ君もヒロシ君もマークを外そうとしています。

トップのヒロシ君は走ったり止まったりしてマークを外す。
ミッドのタカシ君はドリブルで運びながらチャンスを狙う。

 2対2の場面ではこれも練習になりますが、実際の試合ではマサオ君のように
 サポートに顔を出してくれると、とても楽に攻撃が出来ます。

さあ、キミもマサオ君になろう!

レッツトライ!



【ドリブルの駆引きを楽しもう】

サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/4


【ドリブルの駆引きを楽しもう】

 失敗してもいいから、ドリブルで仕掛けろ!駆引きしてみよう!

こういう言葉が全国のチームで叫ばれていると思います。
ボクのチームでも一緒です。

だけど、駆引きしない子どもたち。
そりゃそうかも知れません、本番の試合でミスしたらカッコ悪いし
 コーチに叱られるかもしれないし、仲間からいろいろ言われちゃう・・・

 じゃあ、練習で駆引きの基本を練習しよう!

ということで、「駆引きは楽しいもの」という考え方を子どもたちに
植え付けたいと思います。

 植え付けるという表現でなく、感じ取ってもらうという表現が正しいですね。

 (1)向き合って、静止して

2人で向き合って、ボールを置いて、静止した状態から。
オフェンス、デフェンスは決めておきます。

 (2)ボールに触る前に

 いきなりボールを触るのではなく、ボディフェイントを入れます。
サッカーでは、このボディフェイントがとても有効なのですが、
 意外に教えるコーチがすくないかも知れません。

ラグビーではステップワークとこのボディフェイントだけでトライに持ち込む
 ことが出来るほどの効果があるということです。

 (3)肩とか膝を動かすことがポイント

 ボールを触る前に、膝、股関節、肩など大きな関節を動かすことが相手を
騙すポイントです。

 (4)実際にどうすればいいの

言葉では難しいので、JSC CHIBAの子どもたちの動画をご覧下さい。

 >>http://jr-soccer-coaching.naotech.info/3/post_235.html

(5)シンプルだけど楽しい練習

ドリブルは横への変化で技術がアップします。
ゲーム感覚で、楽しそうに行っている子どもたちは、きっと実際の試合でも
試していることでしょう。

 試合中でも「上手く行ったぜ!」と喜んだり、「失敗だあああ」と嘆いたり。
そんな感情を表しながら「次は成功させてやる!」という子どもたちが
増えてくると、チームが活性化します。

 成功と失敗を繰り返すことが出来る環境作り。
ボクも皆さんも頑張りたいですね。

レッツトライ!



【コーンを使ったドリブルは上手いのに、試合になると発揮できない】

 サッカー少年と親と指導者のためのメールマガジン 2015/11/22

【コーンを使ったドリブルは上手いのに、試合になると発揮できない】

 (1)コーンを使ったドリブル練習

 基本は、止まっているコーンを何本か並べて、スラロームでくぐり抜けること。
これは、ボールタッチの練習、ステップワークの練習にもなるので有効です。

 「止まっているコーンを相手に練習しても試合じゃ通用しない」

よく言われる言葉ですが、全くそのとおりです。
コーンドリブルだけを練習しても試合では通用しません。

 「動く相手に奪われないようにボールを運ぶこと」

これが必要です。


 (2)それでもコーンドリブルは必要

 動く選手を相手にボールを奪われないようにドリブルするためには
 ボールを相手から遠い足でタッチし、相手が取れないところへ移動させる
必要があります。

 相手をだますためには、ボールを思ったところに移動させる、運ぶこと。

 相手がいるとついついボールタッチ、ドリブルが荒くなったり、強くなったり
 することもあるでしょう。

コーンドリブルで「ソフトな、やわらかなタッチ」を身につけることを
平行して行うこと。

よい方法としては、コーンを5本並べて往復するタイムを競うというものが
 あります。

 少ないタッチで素早くドリブルするとタッチミスがおきますが、その時に
 リカバリーする足さばきが身につきます。

また、急いていても自分の足が届く範囲にボールを置く、ボールと一緒に
移動することが結局は一番速いことに気づくでしょう。

 (3)相手に向かうドリブルと相手に奪われない運ぶドリブル

 ドリブル練習というと、向かってくる相手を左右にかわしてドリブルする
 イメージがあるかも知れませんね。

このドリブルを身につける前に、まず、「ボールを運ぶこと」の練習を
 してみましょう。

 (4)クーバー・コーチングの「ボールと一緒に移動するメニュー」

ドリブルというとボールを小さく蹴って追いかけるっていう勘違い?が
 あるようです。

ボールと一緒に移動することがドリブルなので、いつもボールに触れる
状態にないといけません。

なので、前にイケイケというドリブル練習でなく、「方向を変える」練習が
必要です。

 方向を変えるためにはスピードダウンが必要です。
 角度が変わったらすぐスピードアップ!

レッツトライ!





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